疲労はどのようにして起こる? 疲れにくい体と心をつくるポイントは

私たちが日々の生活の中で感じている疲労とは、体が健康を維持するために現れる防御反応や兆候のことを指します。生理現象の1つとして考えられており、病気とは区別されます。健康な状態であれば、栄養を十分に取り、よく眠れば、翌日には元気な状態に回復します。しかし、疲労の度合いが強くなると、病気に近い状態や慢性疲労の状態になってしまいます。

疲労が起こる体の部位別にみると、全身におよぶ疲労を全身疲労、ある活動をした後に、主に働いた筋肉や器官に現れるものを局所疲労といいます。特に全身疲労の場合は、いろいろな病気による症状の1つとも考えられるので注意が必要です。また、人間の諸機能を2つの側面から考えてみると、筋肉作業で起こる疲労を肉体疲労、心理的・精神的緊張を強いられることによって起こる疲労を精神的疲労といいます。

毎日の疲労が、解消されない間に次の疲労が重なっていくと、少しずつ疲れが蓄積されていきます。この状態が数日から数ヵ月続いた状態が慢性疲労です。慢性疲労になると、簡単に回復することが困難となります。一方、急性疲労は、その活動を始めてから数分から数十分して起きてくる疲労です。例えば、同じ腕を使いすぎることで、腕がだるくなったり筋肉痛になったりします。

では、疲れにくい体と心をつくるにはどうすればよいのでしょうか。それは、健康な血液を維持し、新陳代謝を活発にし、免疫や腸の働きを正常にして、自律神経や脳の働きや気持ちを安定させ、バランスの良い状態を保つことが大切です。そして、疲労を回復するには、運動性の疲労なのか、精神的な疲労なのか、疲労の原因を知り対処することが重要です。運動性の疲労には、休養や栄養補給が欠かせません。一方の精神的な疲労には、交感神経をリラクゼーションなどで鎮めることがポイントです。(監修:健康管理士一般指導員)


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