- 健康管理!教えて!!2025/03/25 23:34
細胞活性力を高めるためには? 赤筋を鍛えてミトコンドリアを増加

運動不足になると、筋肉の血流が悪くなり、酸素や栄養素が届きにくい状態になります。そのため、ストレッチで筋肉の緊張を緩め、血流をよくするだけでも代謝が改善します。また、人の骨格筋には、大きく分けて「白筋(速筋線維)」と「赤筋(遅筋繊維)」の2つのタイプがあります。白筋は、無酸素運動時に瞬発力を発揮する筋肉で、赤筋は、血液に登み、有酸素運動時に持久力を発揮する筋肉です。特に赤筋には、ミトコンドリアが多く含まれているため、赤筋を鍛えることでミトコンドリアを増やし、細胞活性力を高めることができるといわれています。
赤筋は、肩甲骨の周囲や背骨を支える筋肉、太ももやお尻の筋肉などに多く存在しています。そのため、日常生活で背筋をピンと伸ばし、お腹を引っ込めて、お尻をキュッと引き締め、膝を揃えるだけでも、たくさんの筋肉が鍛えられ、ミトコンドリアも増えていくそうです。特に、バレエ、日本舞踊、ヨガ、社交ダンスなど、姿勢を保つ運動が効果的です。
また、運動初心者でも簡単にできるのが「待って」のポーズです。四つん這いになって、逆側の腕と足を前後に伸ばすポーズをとることで、背骨を支える大きな筋肉をはじめ、太もも、ふくらはぎ、腕と、広範囲の筋肉を鍛えることができます。
筋肉を鍛えるためには、弾みをつけて腕や足を上げ下げするのではなく、なるべくゆっくりと動かすのがポイントです。速度を遅くすればするほど、運動強度を上げることができます。はじめはなかなか高く上がらないものですが、無理をせず上がるところまでで止めて、徐々に高さを引き上げていってください。(監修:健康管理士一般指導員)