慢性的に不足している食物繊維、食事以外で摂取する方法は！？

「第6の栄養素」ともいわれる食物繊維は、私を含めて日本人は慢性的に不足しているといわれている。それだけに、毎日積極的に摂取したい栄養素であるといえる。1日の理想的な食物繊維摂取量は、24g以上とされ、食事からとれる1日の平均摂取量（18.4g）から見ても、不足分の5.6gの食物繊維（日本人の食事摂取基準（令和元年版）厚生労働省から、対象：男女総数摂取量）をどうにかして摂取しなければならない。食事以外で食物繊維を摂取する方法はないのだろうか。

筑波乳業は、「濃いアーモンドミルク」シリーズの新商品「濃いアーモンドミルク たっぷり食物繊維」（1000ml 648円、125ml 138円：すべて税別）を、3月1日から発売した。従来品の「濃いアーモンドミルク 砂糖不使用」（125ml 138円：税別）と合わせて、シリーズのパッケージをリニューアルしたとのこと。全国の取り扱い店で順次販売し、「筑波乳業公式オンラインショップ」でも販売を開始したという。筑波乳業「濃いアーモンドミルク」は、2014年の発売以来、アーモンドの濃さと素材本来の味を大切に、シンプルな原材料にこだわったアーモンドミルクを展開。さらなるおいしさと機能性を追求し、現代人が不足しがちな「食物繊維」を取り入れた新商品「濃いアーモンドミルク たっぷり食物繊維」をラインアップに加え、従来品の「濃いアーモンドミルク 砂糖不使用」とともに、パッケージをリニューアルした。「濃いアーモンドミルク たっぷり食物繊維」は、アーモンドとチコリ由来の水溶性食物繊維（イヌリン）を125mlあたり約6.4g配合（同社分析値）しているので、不足分の食物繊維を補えそうだ。

日本ケロッグは、「オートミールクランチ」（オープン価格）を3月上旬から全国のスーパー、ドラッグストアなどで発売する。新発売する「オートミールクランチ」は、調理せずにそのままおいしく食べることができるのが最大の特徴とのこと。さらに、オートミール自身の持つ自然な味わいをキープするために、ほんのりとした甘さに調整し、素材の香ばしい味わいとマッチするキャラメル風味を採用している。カリッとした食感でそのままはもちろん、牛乳をかけてもサクサク感が続きおいしく食べられる。さらに、全粒オーツ粉を主原料とし、本製品1食分（40g）で1／2食分の食物繊維（日本人の食事摂取基準（2020年版）目標量18g（女性15～64歳）の1／3である6g分を1食として）を摂ることができ、牛乳と一緒に食べることでたんぱく質も10g（日本食品成分表2020に基づいて計算。1食分（40g）＋普通牛乳200gに含まれるたんぱく質量10.6g）摂れるため、栄養をきちんと摂りたい忙しい朝や、罪悪感を感じたくないおやつ時間にもぴったりな製品なので、手軽に食物繊維を摂ることができるかもしれない。

マンナンライフは、「大粒アロエinクラッシュタイプの蒟蒻畑いちご味」を3月1日から発売した。「大粒アロエinクラッシュタイプの蒟蒻畑いちご味」は、シャキシャキ食感のアロエと、クラッシュしたフルーツこんにゃくが特長のパウチゼリーとのこと。49kcalと低カロリーで、食物繊維も7.2gとたっぷりだとか。中味は、フレッシュな果実感や摘みたていちごの華やかな香りを表現した。角切りアロエのシャキシャキとした食感といちごの爽やかな酸味、やさしい甘さを楽しんでほしいという。これであれば、外出先などでもスマートに食物繊維をとることができそう。

菓子商品企画菓子商品企画・開発・輸入販売を行うクリートは、ギルトフリー菓子「オートミールドーナツ」（オープン価格）を3月6日から発売する。「オートミールドーナツ」は、食べきりサイズなので普段のおやつにも、小腹満たしにも最適だとか。同社ではほかにもオートミールシリーズとして、「オートミールクランチチョコ」「オートミールマドレーヌ」を発売中だという。全3種のオートミールシリーズを楽しんでほしい考え。「オートミールドーナツ」によって1日不足分の食物繊維（目標量（厚生労働省「日本人の食事摂取基準」（2020年版、20～59歳女性）から）から平均摂取量（厚生労働省「国民健康・栄養調査」（令和元年版、20～59歳女性）から）を差し引いたグラム数）の補給をサポートするという。お菓子や飲料など食事以外からも食物繊維が摂取できる商品は結構多いのかもしれない。