おいしく食べて・健康によく・環境にもやさしい“動物性素材不使用”の商品が話題

昨今、人口の劇的な増加と、気候変動の影響による食糧供給不足や環境負荷などが問題視されており、環境に優しいサスティナブルな食事への関心が強まっている。このような状況の中、テクノロジーの力で食の新しい可能性を広げる「フードテック」の活用が期待されている。また私のように「動物性食品に偏った食事を見直し、健康や環境にやさしい食生活をしたい」という人も少なくないのでは。プラントベースフード（植物由来食品）市場は世界的に市場拡大が見込まれており、国内においても健康志向の高まりを受け伸長傾向にあるのだとか。そんな動物性素材不使用の新商品を紹介しよう。

メロディアンは、アレルギーで悩む人や、からだにやさしいスイーツを探している人におすすめの「米粉のクッキー」（各321円：税込）を3月23日から発売した。「米粉のクッキー」は使用する原材料はもちろんのこと、工場内に「乳・卵・小麦・動物性素材を持ち込まない専用工場」で、徹底管理のもと製造している。今回新発売する「米粉のクッキー」は国産米粉や北海道産のてんさい糖をはじめ、厳選した素材を使用しているとのこと。素材本来のおいしさを味わえるクッキーで、味はプレーンとチョコの2種類がある。仕事の合間やおやつタイムにぴったりな、プラントベースかつグルテンフリーのクッキーだとか。ぜひ一度賞味してほしいという。

明治屋は、「おいしい缶詰」シリーズから「トマトときのこのベジミートバーグ」と「ベジつくねの甘酢あん」のプラントベース商品2アイテムを2月23日に発売した。2014年2月に発売した「おいしい缶詰」シリーズは、お酒のおつまみとしてももちろん、ご飯のおかずとしてもそのまま使えるため好評を博し、明治屋ストアーおよび全国のスーパーマーケット・コンビニエンスストア等で販売されている。素材と製法にこだわった、ちょっと贅沢な“Ready to Eat（そのまま食べられる）”のグルメ缶詰となっている。同商品は、「プラントベースだからヘルシー、しかもこだわりの原料とソースでおいしい」をコンセプトに開発を行い、植物性たんぱくに比べて野菜を多く使用し、香ばしく焼くことで大豆特有の臭いを抑え、ソースはコクを出すため発酵調味料を積極的に使用するなど“美味しさ”にこだわった。「トマトときのこのベジミートバーグ80g」（550円：税別）は、100％植物性の原料で作ったミートバーグをハーブの効いたトマトソースで仕上げた。「ベジつくねの甘酢あん80g」（550円：税別）は、100％植物性の原料で作ったつくねを特製の甘酢だれで仕上げている。

プラントベースフードブランド「wellbeans（ウェルビーンズ）」が冷凍スイーツの販売をスタート。世界初の独自製法（世界初の独自製法はUSS製法）によって美味しさを叶えたプラントベースの濃厚テリーヌ2種を3月23日からECサイトで発売した。世界初、独自の製法によって、バター、生クリーム、卵など、動物性の食材を一切使わずに、濃厚なコクと風味を実現した2種のテリーヌが完成した。さらにコレステロールも0mgと、これまでのプラントベースの常識を覆す全く新しいプラントベーススイーツとなっている。今回、卵、バター、生クリームを使わずに濃厚さを生み出すことに成功した秘密は、大豆を低脂肪豆乳（うま味）と豆乳クリーム（こく味）に分ける、世界初、特許取得のUSS（Ultra Soy Separation）製法に隠されているとのこと。これらのうま味とコク味を、他のこだわりの素材と最適なバランスで調和させることで、プラントベースを感じさせない美味しさを実現した。

香り高いカカオの風味と濃厚な味わいが特徴のプラントベース「超濃厚ショコラテリーヌ」（3480円／ギフト用 3980円：税込）のカカオには、力強いカカオ感が特徴のガーナ産と、世界でも希少なエクアドル・アリバ種のカカオをフレーバービーンズとして使用した。香り高い風味とテリーヌの濃厚な味わい、なめらかな口どけを堪能できる。また、産地を支える取り組みとして、近年問題が指摘されているカカオ産地の労働環境も踏まえ、基準を満たしたカカオ豆に、支援金をプラスして購入する独自プログラム「サステナブル・オリジン」によって、現地の生産農家をサポートしている。高品質な抹茶の風味が際立つ濃厚なプラントベース「超濃厚抹茶テリーヌ」（3480円／ギフト用 3980円：税込）の抹茶の原料となるてん茶は、産地として名高い愛知県西尾市産の一番茶のみを使用した。こだわりの抹茶の風味を強く・素直に引き出すために、動物性原料を配合していない植物性ホワイトチョコレートと合わせた。また、独自の製法によって、低脂肪豆乳と豆乳クリームのうま味が抹茶の渋味・苦味と調和することで、牛乳や生クリームなどでは隠れてしまいがちな本来の濃い味わいを楽しむことができるスイーツに仕上げた。高品質な抹茶の風味を引き立てる豆乳クリームの絶妙なマリアージュを楽しむことができる。

ZENB JAPAN（ゼンブ ジャパン）（以下、ZENB）は、忙しい毎日の中で、ちょっと小腹が空いたときに手軽にサクッと罪悪感なく食べられる、黄えんどう豆の香ばしさ広がる「ZENBチップス」（1788円：税込・送料別））を3月1日から、ZENBサイトで発売した。おいしくて、食べれば食べるほどカラダにいい食生活を届けたい。そんな思いからZENBは、累計食数900万食を突破した黄えんどう豆100％の「ZENBヌードル」をはじめ、植物を可能な限りまるごと使った食を提案してきた。そして今回、黄えんどう豆をメインに使い、何かしながら食事をしたり、間食で手軽に食べられる「ZENBチップス」を発売した。原材料は、小麦や米に比べてヘルシーで地球にもやさしい黄えんどう豆とオリーブオイル、岩塩だけ。クラッカーに比べて食物繊維5.9倍で糖質・塩分オフ。ついついいっぱい食べてしまって罪悪感を抱きがちな間食やおつまみシーンにも最適だとか。おいしく“罪なき間食”が楽しめる「ZENBチップス」は、あなたを誘惑するお菓子やおつまみからの卒業を助ける。「ZENBチップス」は、うす皮までまるごと使った黄えんどう豆にオリーブオイルを加えて丁寧に焼き上げ、味付けは岩塩だけで仕上げた。小麦不使用のグルテンフリー（小麦アレルギーの方に対応するものではない）で素材本来のおいしさが味わえる。じっくり焼き上げることで引き出した豆の香ばしい香りと、独自の製法で実現したパリッとサクッとした食感はやみつきになるおいしさとなっている。