2学期の始まりは要注意、健康で活動的な一日は朝食から!

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アヲハタは、生活リズムが崩れがちな新学期に合わせて、朝食に関する研究の紹介を行うとともに、悩みの多い朝食にフルーツの摂取をおすすめしている。

私たちの脳は“ブドウ糖”をエネルギー源として使っている。ブドウ糖は寝ている間に使われて足りなくなってしまうため、朝食を取らないと体は動いても頭はボンヤリ、ということになりがちに。脳のエネルギー源のブドウ糖を朝食で補給し、脳と体をしっかりと目覚めさせよう。朝食は一日を活動的にいきいきと過ごすための大切なスイッチなのだとか。

文部科学省・令和5年度「全国学力・学習状況調査」、スポーツ庁・令和4年度「体力・運動能力調査」の結果によると、朝ごはんを毎日食べる習慣のある子どもは、学力調査正答率や体力合計点が高い傾向にあることが示されている。

令和5年度の国語の正答率で比較すると、「毎日食べる」と答えた子どもと「全く食べない」という子どもでは正答率に14.2%もの差があった。

2016年、2018年、2020年に東京都足立区で、中学2年生のデータを使用した朝食欠食と糖尿病予備群(同研究では、HbA1c値5.6~6.4%を糖尿病予備群としている)の関連性に関する調査を紹介しよう。

この調査によると毎日朝食を取らなかった学生は、毎日朝食を取った学生に比べて糖尿病予備群になる可能性が高い結果だった。加えて、この朝食欠食と糖尿病予備群の関連性は、太り過ぎ(BMI≧平均+1標準偏差)の学生でより大きいことがわかった。一方、太り過ぎでない学生(BMI<平均+1標準偏差)ではこの傾向はみられなかった。この調査結果では特に太り過ぎの人にとって、朝食喫食の習慣が糖尿病予備群の予防に役立つ可能性があることを示唆している。

今年1月に行った朝食に関する調査では理想の朝食として、「栄養バランスが良い」「後片付けが楽」という内容が上位に挙がった。一方で、「後片付けが面倒」「火を使いたくない」など多くの悩みがあることもわかった。

そんな悩みの多い朝食におすすめなのがフルーツとのこと。フルーツには、ブドウ糖、水分、その他の栄養素を多く含み、「朝は食欲がない」という時にもさっぱりと食べやすく、栄養を摂取することができる。包丁を使わずにそのまま食べられるいちご、みかん、バナナなどのフルーツを用意しておけば、時間も手間もかからない。


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