- マイライフストーリー2023/10/20 22:45
「夏の電気代」に関するアンケート、64.4%が昨年よりも「高かった」と回答
今年の夏は例年にも増して猛暑が続き、家のエアコンを常に稼働させていた家庭も少なくないはず。では、実際に「今年の夏の電気代は特に高かった」と感じている人はどれくらいいるのだろうか。日本トレンドリサーチ(運営会社:NEXER)は、電設資材のネットストア「電材ネット」と共同で、全国の男女1170名を対象に、「夏の電気代」に関するアンケートを行った(調査期間:10月5日~10月11日、調査機関:日本トレンドリサーチ、調査対象:全国の男女、有効回答数:1170サンプル、調査方法:インターネット調査)。
まずは、今年の夏の電気代は高く感じたかどうか聞いてみた。72.8%の人が「今年の夏の電気代は高く感じた」と回答している。さらに、昨年の夏と比べた場合に今年の夏の電気代は高く感じたかどうかも聞いてみた。64.4%の人が「高かった」と回答している。
「高かった」と回答した人に、高かった理由として自分でもっとも近いと感じるものを1つだけ選んでもらった。その結果、66.9%の人が「電気代が高騰したから」と回答している。
夏の電気の使用量として、特にどこに多くの電気代がかかっていると思うか聞いてみたので一部を紹介しよう。「エアコンは夏はいつもより多くかかると思う。前までは風などで夜を凌いでいたが今回の夏は無理だった」(10代・女性)、「テレワークなのでエアコン代がかかったと思う」(20代・女性)、「クーラーをつけっぱなしにしてた」(40代・男性)、「暑い夏だったのでエアコンの電気代が高かった」(50代・男性)、「冬場と比べるとこれといったものは思い浮かばないが、強いていうならエアコンだと思う。夜も含め長時間稼働しているのと、リビングに天窓があり部屋が暑くなるため」(30代・女性)--と、ほとんどの人がエアコンや冷房、クーラーと回答していた。エアコンは、今や夏には欠かせない存在になっている。
さらに今年の夏の電気代が高かった理由として「電気の使用量が増えたから」を挙げた人に、今後、電気代を抑えるために電気の使用量を抑えようと考えているか聞いてみた。71.9%の人が、今後、電気代を抑えるために電気の使用量を抑えようと「考えている」と回答している。
それぞれ、その理由を聞いてみたので一部を紹介しよう。今後、電気代を抑えるために電気の使用量を抑えようと「考えている」その理由は、「光熱費が高いから」(40代・女性)、「家計支出を抑えたいから」(50代・男性)、「生活していく中で物価高騰などが続き、電気ガス代も高くなり、日々の生活を圧迫しているから」(30代・女性)、「その分貯蓄したいから」(50代・女性)、「電気代が高くて家計の負担に感じたから」(30代・男性)、「自分というよりは、地球のために」(40代・女性)、「少しでも電気代が安くなって欲しいから」(40代・男性)、「物価が高いから、節約できるところは節約したい」(40代・女性)、「電気料金の単価はそれほど値下がりするとは思えないので、省エネ製品で電気代を節約したいと思ったから」(40代・男性)--と、家計の不安を抱えているだけでなく、中には地球の環境を配慮して電気の使用量を抑えようとしている人もいた。
一方で、電気代を抑えるために電気の使用量を抑えようと「考えていない」人の理由はどのようなものなのだろうか。今後、電気代を抑えるために電気の使用量を抑えようと「考えていない」その理由は、「現在も無駄遣いしているつもりはないから、これ以上減らせない」(60代・男性)、「エアコンを控えると気温が上がり健康に害が出るから」(40代・男性)、「節電して、暑い思いをしたくないから」(60代・女性)--と、「特別な無駄遣いはしていないので、このままでよい」といった理由のほか、健康面を気にしている人も珍しくなかった。
今回は、夏の電気代に関する調査を行い、その結果について紹介した。64.4%の人が、昨年よりも「高かった」と回答している。また71.9%の人が、電気代を節約するために電気の使用量を抑えようと「考えている」と回答している。節約をして少しでも出費を抑えたいという気持ちもあるかと思うが、無理をすると体調を壊してしまい、余分に出費がかかる恐れがある。あくまで健康を害さない範囲で、無理のない節約を少しずつ心がけてみては。
日本トレンドリサーチ=https://trend-research.jp/20064/
電材ネット=https://www.denzai-net.jp