つらい更年期！家族や職場の気づき・理解・協力はまだまだ少ないのが現状

東洋医学、五行論の考え方から生まれたサプリメントシリーズ「TUMUYUI（つむゆい）」や「いのちのユーグレナ」などの健康食品、サプリメント商品の企画販売を通じて女性の一生に寄り添うフェムテック＆フェムケア企業、シックスセンスラボは、40歳～59歳の女性の「更年期」に関して、主に家庭や職場での理解やサポートの程度について、全国の女性にアンケートを行い439名の回答を得た。その結果、家族や職場の気づき、理解、協力はまだまだ少なく、家族の協力がありは2割、職場の協力は1割程度にとどまった。

経験または経験中の更年期の症状はどの程度だと感じているかという質問では、8割以上の人が、更年期の症状を実感していた。平均より「ひどい」と感じている人も約1割いた。年代別で見ると、40代の前半から更年期の症状を感じている人が7割近く、一般的に45歳から55歳くらいといわれている更年期の低年齢化が進んでいることがうかがえる結果になった。

更年期症状に対し、家族の気づきや対応はどうだったかを聞いた。気づくこともなく、協力などもなかった人が36.6％。さらに気づかれないように家事をこなした人の10％を合わせると、半数近くの人が家族からの気づきさえもなかったという結果になった。「気づいたが、協力はなかった」も17.3％だった。年代別でみると、家族の気づきがないと答えた人は50代後半がもっとも多くなり、逆に家族が協力してくれたと答えた人は、45歳～54歳で多くなっている。

更年期症状に対する、職場の気づきやサポートは、更年期について理解して、サポートをしてくれたと答えた人はわずか11.7％にとどまった。フェムテックという言葉がマスコミを賑わして、企業の様々なサポートも報道されているが、実体は7割に近い会社で更年期への理解が進んでいないといえそうだ。年代別でみると、理解してくれているとの答えは、年代が低いほど多くなっている。会社の理解も少しずつ進化しているのかもしれない。とはいえ、気づかれないように仕事をこなしたという回答は40代前半が多いのが気になるところだ。

更年期の症状によって仕事や家事に影響がでているかという質問では、症状がひどく、仕事や家事ができない状態を体験した人は8人に1人程度だったが、影響はあったが、なんとか我慢して仕事や家事をこなした人が約半分だった。我慢を強いられている人も多いのではないだろうか。年代別でみると、「仕事や家事に影響が出るほどでない」との答えが年代が低くなるほど多くなっている。この年代による感じ方の違いなどもあるとは思うが、結果を単純に比較すると、更年期の症状が時代とともにひどくなっているということになる。

配偶者（パートナー）に対し、女性更年期の知識を持ってほしいと思うかでは、配偶者（パートナー）に女性の更年期の知識を持ってほしいと思う人が、強く求める、普通でいいので求めるを合わせると8割近くになった。つまり、あまりにも「知識」を持たない人が多いといえるかもしれない。年代別にみると、更年期真っ只中と想像できる世代からは、知識、理解を求める割合が多くなっている。

職場（主に上司）に対し、女性更年期の知識を持ってほしいと思うかでは、職場に求める更年期に関する理解、強く求めたい、普通でいいので求めたいを合わせると7割近くになった。まず知ってほしいという切実な想いが伝わってくる。年代別では、大きな傾向の違いは見られなかったが、ただ理解（知識）を「強く求めたい」と答えた人が、若い世代ほど多いのが、時代が変化しつつある証明かもしれない。

更年期対策について、前述の質問に対する回答で、「症状の影響が少ない」と答えた割合とほぼ一致する3割の人が、何もしないと回答した。サプリ等の摂取で前向きな対策をしている人は合計で7割近くになった。年代別で見ると、若い世代ほど、サプリ摂取などの積極的な対策をとっている割合が増え、逆に年代が高くなるほど、何もしない（しなかった）人が増えているという顕著な傾向が見られた。