宅食サービスの利用経験は約2割、利用サービスは「ワタミの宅食ダイレクト」「ニチレイフーズダイレクト」「nosh」が上位

MMDLaboが運営するMMD研究所は、18歳~69歳の男女5000人を対象にインターネットで2023年12月26日~2024年1月5日の期間で「宅食サービスに関する調査」を実施した。その結果、自身で食事を作ることに対して負担を感じているのは53.6%となった。また、食事を作らないときに最も利用するものは「お弁当・テイクアウト」「インスタント食品・レトルト食品」「チルド食品・冷凍食品」だった。宅食サービスの利用経験は21.8%で、メイン利用の宅食サービスの利用理由は「栄養バランス・体調を考慮した食事になっているから」「食事の準備にかける時間を短縮できるから」「すぐに食べることができるから」が挙がっていた。一方、宅食サービス未利用者の利用意向は19.1%にとどまった。

18歳~69歳の男女5000人を対象に、自身で食事を作ることへの負担を聞いたところ、「負担に感じる」が21.9%、「やや負担に感じる」が31.7%と合わせて負担に感じると回答した人は53.6%となった。性別で見ると、負担に感じると回答した割合は、男性(n=2523)が43.4%、女性(n=2477)が63.9%となった。

次に、自身で食事を作る4078人を対象に、自身で食事を作る際に重視することを聞いたところ、重視度が高いのはおいしさが91.0%、次いで手軽さが89.3%、コストが88.2%となった(「重視している」と「やや重視している」の合算割合)。

18歳~69歳の男女5000人を対象に、食事を作らないときに最も利用するものを聞いたところ、「お弁当・テイクアウト」が25.7%と最も多く、次いで「インスタント食品・レトルト食品」が24.0%、「チルド食品・冷凍食品」が20.5%となった。

これを年代別に見ると、10代(n=144)、40代(n=1109)、50代(n=1115)は「お弁当・テイクアウト」、20代(n=808)は「外食」、30代(n=870)は「インスタント食品・レトルト食品」、60代(n=954)は「お弁当・テイクアウト」と「インスタント食品・レトルト食品」がそれぞれトップとなった。

18歳~69歳の男女5000人を対象に、宅食サービスを利用したことがあるか聞いたところ、「利用したことがある」と回答したのは21.8%となった。年代別で見ると、利用したことがあると回答した割合は、10代(n=144)が40.3%と最も高く、次いで20代(n=808)が39.7%、30代(n=870)が29.5%となった。

次に、宅食サービスを利用したことがある1092人を対象に、利用したことがあるサービスを聞いたところ(複数回答可)、「ワタミの宅食ダイレクト」が18.2%と最も多く、次いで「ニチレイフーズダイレクト」が16.4%、「nosh」が15.7%となった。続いて、メイン利用の宅食サービスを聞いたところ、「ワタミの宅食ダイレクト」が11.3%と最も多く、次いで「nosh」が9.6%、「ニチレイフーズダイレクト」が8.7%となった。

宅食サービスを利用したことがある1092人を対象に、メインで利用している宅食サービスを利用している理由を聞いたところ(複数回答可)、「栄養バランス・体調を考慮した食事になっているから」が30.8%と最も多く、次いで「食事の準備にかける時間を短縮できるから」が28.9%、「すぐに食べることができるから」が28.8%となった。

これを利用上位5サービス別に見ると、ワタミの宅食ダイレクト(n=123)、nosh(n=105)、ニチレイフーズダイレクト(n=95)は「栄養バランス・体調を考慮した食事になっているから」、食宅便(n=79)は「スーパーへ買い物に行く手間を減らせるから」、健康うちごはん(n=61)は「食事の準備にかける時間を短縮できるから」がそれぞれトップとなった。

宅食サービス未利用者3908人を対象に、宅食サービスの利用意向を聞いたところ、「利用したいと思う」が2.8%、「やや利用したいと思う」が16.3%と合わせて利用したいと思うと回答したのは19.1%となった。年代別で見ると、利用したいと思うと回答した割合は、10代(n=86)が29.1%と最も高く、次いで20代(n=487)が24.4%、30代(n=613)が20.6%となった。


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