- マイライフストーリー2024/02/07 18:05
サウナはダイエットにも嬉しい効果が!
ひと昔前までは、サウナ=おじさんが行くもの!というイメージがあったが、昨今では、「サウナ女子」という言葉が生まれたり、人気女優がサウナ好きを公言したりなど、幅広い年齢層に人気となっている。女性人気が上がってきているのも、疲労回復、美容、健康、そしてダイエット効果など様々なメリットがあると知られてきていることも関連しているのでは。特に、女性が注目しているのは、ダイエット効果。サウナに入ることで、気持ち良く痩せられるのであればさらに嬉しいはず。
そこで、お風呂に関わる企画・開発・販売などを行うバスリエは、そんなサウナには本当にダイエット効果があるのか、効果を実感している人はどれくらいいるのかを調査するため、サウナとダイエットに関するアンケート調査を開始した。
結論を先に述べると、サウナにはダイエットにプラスの効果があるとのこと。ただし、サウナに入るだけで、痩せられるということではないという。痩せやすい体質に改善されていき、脂肪燃焼のサポートをしてくれるというイメージだとか。「サウナでは痩せない」、「汗の分だけ痩せても、水を飲めばすぐ戻る」などの意見も聞く。しかし、「サウナを利用するようになってから痩せやすくなった」という体験談もあるとのこと。人によって個人差が生じている要因は、何なのだろうか?この差はズバリ、「サウナを正しく使えているかどうか」という点だと指摘する。
まず、サウナに入ることで、新陳代謝がアップする。新陳代謝とは簡単にいうと、古い細胞が新しい細胞に生まれ変わるということ。サウナには、発汗作用があるため、脂肪の分解や老廃物の排出を促す。新陳代謝効果で、痩せやすい体質になっていくという。
また、血液の循環が良くなるため、むくみ解消にもつながる。体を内側から温めることで、血行が改善されるからだとか。また汗をかくことで、老廃物の排出がスムーズに行われるという効果も得られるという。
体重60㎏の人が、サウナに10分間入ったと仮定した場合、15~30kcal程度のカロリーが消費されるといわれている。水風呂や外気浴とセットで行ったとしても、約100kcalほど。これは、おにぎり半分のカロリーと同じくらいだという。同じ10分間で、ウォーキングだと約32kcal、ジョギングだと約60kcalの消費になるとのことで、サウナに入るだけでは、カロリー消費量はそこまで大きくないが、多少のカロリー消費にはつながりそうだ。
サウナに入るタイミングは、朝と夕方が良いとされている。朝は筋肉が硬直しやすいので、体をほぐしたり、目覚めさす目的で利用すると良いとのこと。最高のコンディションで、1日をスタートさせることができる。夕方は、疲労感がたまっており、足のむくみが発生しやすいのだとか。血流を良くすることで、むくみ解消になるので、朝よりもゆっくり入ってほしいとのこと。自律神経に適度な刺激を与えることができるので、滞りがちな血流が改善されるという。快眠効果も期待できるので、翌日のパフォーマンスも向上するのだとか。朝と夕方が、もっとも理にかなったタイミングといえるのでは。
サウナの入り方は、サウナ・水風呂・外気浴を順番に行うことが基本。時間帯によっても異なるが、朝は軽めの2セット、夜は3~4セットほど行うと良いとのこと。主流となっている80℃~100℃のドライサウナを例にすると、個人差はあるが、5~10分で体温が1度上昇する。体温が1度上がれば代謝が12~13%アップ。体内の循環が良くなって、1回のサウナで、汗の量は300~400ml程度排出される。サウナ後に、体が軽くなったような感じがするのは、発汗によるデトックス効果によるものだとされている。
頻度としては、週3回が理想的といわれている。サウナを定期的に利用することで、ヒートショックプロテインが増加するためだとか。ヒートショックプロテインの増加が、痩せやすい体質づくりには欠かせない。体の細胞に熱を加えることで、タンパク質が損傷するという。同時に、ヒートショックプロテインという別のタンパク質が発生。体温が38℃を超えてくると、ヒートショックプロテインは増えていく。体がもともと持っている、「根本力」を高めることができるので、体質改善につながるという。
食事にも気をつけることで、サウナ効果がアップするとのこと。サウナ後に食べる食事のことを「サ飯」という。流行り言葉なので、している人も多いのでは。サウナ後は、体が糖分や塩分を欲している状態。そのため、普段よりも味覚が敏感になっており、食べ物がより美味しく感じられるという。ついつい食べ過ぎてしまわないよう注意が必要とのこと。高カロリーなものは避け、野菜・果物・魚などの食べ物を積極的に選ぶようにしよう。
サウナと合わせて、運動も取り入れよう。内臓脂肪を落とすには、毎日20分以上の有酸素運動が大切だとか。おすすめはヨガ、ウォーキング、ランニングなど。基礎代謝をあげることで、痩せやすい体質になるという。ダイエットにプラスとなるサウナのタイミングとしては、運動前だとか。サウナは、体に負荷をかける行為だから。ただし、運動後のサウナがNGということではない。運動後のサウナの場合、疲労回復効果が得られるという。水分補給をした上で、長時間の利用を避けるようにして利用しよう。
マッサージをすることで、血液の循環が良くなるとのこと。サウナの中で、筋肉を伸ばしたり、ツボを押してコリをほぐすのも効果的だとか。脂肪を落としたい部分や、普段動かさない部分を重点的にほぐしてほしいとのこと。「マッサージソルト」を活用して、やさしく揉みほぐすのも良いとされている。
サウナでリフレッシュした後は、水分補給が大切だとか。発汗作用によって、体が水分を欲しているからだという。効果的に水分補給することで、体を整えていこう。
体調が優れない人、妊婦の人は、サウナを控えよう。収縮した血管が急激に広がり、血圧が下がることで、めまいを引き起こすことがあるという。
飲酒後のサウナは、危険なので控えるように。脱水症状を引き起こす可能性がある。
空腹状態でのサウナはおすすめできない。低血糖になりやすく、転倒や、めまいなどのリスクが生じる。逆に、食後すぐのサウナにも気をつけよう。消化のために、消化器系に集中するはずだった血液が、体中に分散してしまう。その結果、胃腸に負担がかかり、気分が悪くなることがあるのだとか。
サウナの利用時間は、6~12分程度が目安とのこと。長時間利用することで、体に大きな負荷をかける。くれぐれも、我慢は禁物。自身の体調と相談しながら、判断する必要がありそうだ。