普段メイクをする小中学生は53％、メイク情報は「YouTube」から入手

ニフティは、同社が運営する子ども向けサイト「ニフティキッズ」にて、「コスメ」に関するアンケート調査を実施し、6月13日にレポートを公開した。同調査では小中学生を中心とした子どもたちを対象に、普段メイクをしているか、何を使ってメイクするかなどについてアンケートを実施し、2219人から回答を得た。

普段メイクを「している」人は53％で、「していない」人は47％だった。メイクをする人のうち71％が「休みの日だけ」と回答した。

一方でメイクをしない人の半数が「興味がない・必要がない」「メイクの仕方が分からない」と回答しており、メイクに対して関心や知識がない小中学生も少なくないようだ。

また、使っているメイク用品で最も多いのは「リップ」の92％で、ブランドでは韓国コスメの「rom＆nd」が最も人気を集めている。メイク情報の入手手段では小中学生ともに「YouTube」が最も多く、いずれも7割を超える結果となった。

普段、メイクをしている人は全体の半数を少し上回る結果となった。メイクをすることがある人に対し、いつメイクをしているかを聞いた結果、ほとんどの人が「休みの日だけしている」と回答した。

メイクをすることがある人に対し、いつからメイクを始めたかを聞いた。中学生は「小学校高学年（5～6年生）」が最も多かったのに対し、小学生は「小学校中学年（3～4年生）」が最も多い回答となった。このことから、小中学生がメイクを始める時期はここ数年で早くなっていると予想される。

メイクをすることがない人に対し、どうしてメイクをしないのかを聞いた。メイクをしない理由は、「興味がない・必要がない」「メイクの仕方が分からない」が半数を超えた。また「学校で禁止されている」、「おうちの人に禁止されている」人もいて、外的な要因も少なくないようだ。

メイクをすることがある人に対して、普段、何を使ってメイクしているかを聞いた。普段使っているメイク用品では「リップ」が最も多く、92％だった。最近では、プチプラブランド（手頃な価格のコスメブランド）のリップも増えていることから、手軽に取り入れられるメイクとして人気を集めているのかもしれない。

メイクをすることがある人に対して、メイクの道具は、どうやって手に入れることが多いか聞いた。「自分のおこづかいで買う」人が81％と、全体の大半を占めている。それ以外では「おうちの人に買ってもらう」「おうちの人に借りる」など、家族の協力を得てメイクの道具を手に入れる人も多いようだ。

メイクをすることがある人に対して、メイクについてどこから情報を集めてるいるのか聞いた。小中学生ともに「YouTube」と「TikTok」が上位だった。3位は、小学生が「雑誌」、中学生が「Instagram」と続く。中学生になると自分専用のケータイ・スマホを持つようになるからかSNSでの情報収集が多くなるのかもしれない。

洗顔後にスキンケアをしているかについて聞いた。「毎日している」「時々している」と回答した人を合わせると、小学生が70％、中学生が81％であることから、小学生から中学生に上がりスキンケアを意識する人が増えていることがわかった。

スキンケアをしている人に対して、1番お気に入りの化粧水を聞いた。「肌ラボ」、「ナチュリエ（ハトムギ化粧水）」が多くの支持を集めた。3位以降も「メラノCC」「無印良品」「Curel」と続き、1000円から2000円程度で手に入るプチプラの化粧水が人気を集める結果となった。

メイクをすることがある人に対して、1番お気に入りのリップを聞いた。小学生と中学生のランキングは同様の結果となった。1位の「rom＆nd」は韓国のコスメブランドで、手ごろな価格ながら豊富なカラーバリエーションで人気を集めているようだ。

メイクをすることがある人に対して、1番お気に入りのアイシャドウを聞いた。小学生、中学生どちらのランキングでも1位に輝いたのは、「CANMAKE」だった。世代ごとで順位に変動はあるが、「rom＆nd」「100円ショップ」「CEZANNE」と比較的手ごろな価格で手に入るブランドが並ぶ。一方で、全体の10位にはデパコスブランド（百貨店などで購入できるコスメブランド）「Dior」がランクインした。

メイクをすることがある人に対して、メイクするときに参考にしている有名人がいるかを聞いた。すべてのランキングで1位に輝いたのはYouTuber、TikTokerとして活動する「ハウスダスト」だった。全体ランキングで上位にランクインした有名人の多くがYouTuberとなっていて、小中学生の間でYouTubeなどのSNSが欠かせない情報源となっていることがわかった。