食品スーパーマーケットでコメの売上金額が約36％増加

ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Data（トゥルーデータ）は、同社の統計データをもとに、ドラッグストア、食品スーパーマーケットにおける6月の売り上げ伸長カテゴリを発表した。6月は食品スーパーマーケットで「米」の売上金額が前年同月と比べ36.4％増加、ドラッグストアで同44.2％増加した。前月5月も「米」の売上金額は伸長（食品スーパーマーケット前年同月比23.2％％増、ドラッグストア同29.0％増）しており、6月はさらに上昇幅が拡大した。

「米」の売り上げが大きく伸長した。食品スーパーマーケットで前年同月比36.4％増加、ドラッグストアで同44.2％増加し、対前年の伸び幅は前月5月よりさらに拡大している。平均価格の上昇に加えて、売上個数も上昇しており、食品スーパーマーケットで同17.0％増加、ドラッグストアで同19.5％増加した。今年の新米の価格は例年に比べて上がると予測されており、今後の動向が注目される。

食品スーパーマーケットで前年と比べ最も売り上げを伸ばしたのは「トマトジュース」で、2ヵ月連続の1位を記録した。売上金額は前年同月と比べ38.8％増加、売上個数は同22.6％増加している。「トマトジュース」は、機能性表示によって健康に関心の高い層から支持されているほか、炭酸ドリンクとかけ合わせた飲み方がメディアで紹介されていることや、SNSでリコピンと美容に関する話題が増えていることなど複数の背景によって、幅広い層で関心が高まっていると考えられる。

ドラッグストアの化粧品カテゴリでは「パック」「男性用制汗防臭剤」の売り上げが大きく伸長した。「パック」の売上金額は前年同月比39.9％増加、「男性用制汗防臭剤」は同27.0％増加した。化粧品ではこのほか「UVケア・サンタン」も同9.4％増と好調だった。

ドラッグストアの伸び率TOP20には、飲料が5カテゴリランクインした。「スピリッツ」（缶チューハイなど）の売上金額が前年同月比14.3％増加、「炭酸フレーバー」が同12.9％増加、「日本茶・麦茶ドリンク」が同11.0％増加するなど好調だった。