ニチレイフーズの全国チャーハン調査2024、チャーハンの年間消費量は推計約238万トンで食べる量はからあげの2.3倍

大人から子どもまで幅広く人気のあるチャーハンは、夏場に需要が高まることから、8月8日を「チャーハンの日」として日本記念日協会に登録申請をし、2015年に認定された。8月頃は残暑が厳しく食欲や体力が減退する時期なので、お米のパワーが詰まった熱いチャーハンで元気に夏を乗り切ってもらいたいとの願いが込められている。日付はおいしいチャーハンの特徴である「パラ(8)パラ(8)」の語呂合わせにも由来する。

ニチレイフーズは、8月8日「チャーハンの日」に合わせ、全国の一般消費者1万4100名を対象に、「チャーハン」に関する意識・実態調査「全国チャーハン調査2024」を実施した(調査時期:6月、調査方法:インターネットによるアンケート調査)。

その結果、20~79歳の男女のうち、1ヵ月に1回以上「チャーハン」を食べている人の割合(喫食率)は64%だった。喫食頻度と一度に食べる量(平均)とを掛け合わせると、1年間では約238万トンが消費され、1ヵ月1人当たり平均は約3428.7kg、13.7皿(1皿あたり250gで算出)を食べる計算であった。好きなおかずランキング4年連続No.1のからあげ(2023年8月実施「全国から揚げ調査2023」から)は、1ヵ月1人当たり約1507.5g、50個(からあげ1個あたり30gで算出)。「チャーハン」は主食で食べる量は違うが、からあげの約2.3倍の量を食ベている結果になった。

実際にどのような「チャーハン」を食べているか確認したところ、「手作り」「冷凍食品」「中華料理店」の順に食べている人が多い結果であった。2020年と比較すると、「手作り」が低下し、「中華料理店」での喫食率が増加。2020年当時のコロナ禍での外出自粛による「おうち時間の増加」から、コロナ感染症が第5類への移行し、現在は日常生活に戻りつつあり、外食の機会が増えたのではないかと思われる。また、今年は「チャーハン」と聞いて「町中華」とイメージする者が現れた。

1ヵ月に1回以上「チャーハン」を食べている人の割合(喫食率)を都道府県別でみると、「石川県」「奈良県」「島根県」が68.7%で3県同一1位を獲得。「チャーハン」を食べる機会が最も少ない県は「茨城県(56.7%)」で、2020年から14ポイントも喫食率が低下した。一方、2020年47位の「岩手県」は20位(64.7%)となり喫食率も若干上昇している。

1ヵ月に食べる量では「東京都」が1人当たり平均約4.4㎏と最も多く、2位「北海道」約3.5㎏と3位「福島県」約3.3㎏と大差がみられた。喫食ルート別の食べている割合(喫食率)の1位の県は、手作り「大阪府」、冷凍食品「秋田県」、中華専門店「東京都」、惣菜「東京都」、外食店「東京都」、チルド弁当「秋田県」だった。

米飯料理17種類(複数選択可)の中では「チャーハン」好きが73.5%と際立って多く、次いで「おにぎり(65.5%)」「かつ丼(62.9%)」「炊き込みご飯(61.9%)」「牛丼(60.9%)」と続いた。

しかし、20代で19.1%、30代で11.6%が「米飯が好きではない/食べない」と回答しており、若年層を中心に米飯喫食離れの様相がみられ、チャーハン喫食率のやや低下にも影響を与えたと推測される。なお、中華料理18種類(複数選択可)の中でも、「チャーハン」は「餃子(74.5%)」に次いで2番目に多い好意者(72.8%)を獲得した。

手作りに入れる具材を27種類から選んでもらうと、卵・ネギ・豚肉類(ウインナー、ハム、焼豚、ベーコン、豚肉)の順だった。この3つは手作りチャーハンの具材として王道と思われる。都道府県別にみると、「福岡県」「富山県」「鹿児島県」「京都府」「北海道」「和歌山県」「新潟県」の順に、多岐にわたる具材を入れている傾向があった。一方、「青森県」「茨城県」「兵庫県」「栃木県」では手作りチャーハンの具材の種類は多くない様子がみられた。

冷凍食品のチャーハンの調理法を聞いたところ、4回に3回(75%)が電子レンジで解凍。2020年に比べ「フライパン」調理率がやや減少し、「電子レンジ」調理率が増加した。冷凍食品のチャーハンは電子レンジで美味しく食べられることが周知され、より簡単な調理が増えたと推察していた。


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