- マイライフストーリー2024/09/02 20:34
生活者が考える疲れ・疲労に対する効果的な対策方法について調査
現代はストレス社会として、身体的だけでなく精神的に疲れている人が増えているといわれている。ワークライフバランスやメンタルヘルスといった取組が増え、現代に即した対策が取られつつある。そこでMyVoiceでは生活者が考える疲れ・疲労に対する効果的な対策方法について、同社テキストマイニングツール「TextVoice」で分析した(調査対象:同社のアンケートモニター、調査方法:インターネット調査(ネットリサーチ)、調査時期:2月1日~2月5日、回答人数:9600件 ※この内、自由回答回答者は3542件)。
まずは、実際に疲れ・疲労を感じている人がどのくらいいるかを確認した。全年代総じて疲れ・疲労を感じている人が約6割おり、男性に比べて女性の方が疲労を感じている傾向のようだ。
そんな疲れや疲労に対して、効果的と考える対策方法について確認していく。出現頻度が高いワード(類義語)の上位には「睡眠」「入浴」「飲む」といった言葉が並び、「睡眠」が疲れ・疲労により効果的な対策と考えられているようだ。
次に各言葉がどのような組合せで紐づいているのかを確認した。出現頻度が一番高い言葉である「睡眠」だが、男女で頻出頻度が異なるようだ。男性は「睡眠」に関する組合せが上位に来ており、女性は「入浴」「温める」といった組合せが上位に来ている。男性は睡眠をとること、女性は身体を温めることが疲れ・疲労への対策方法として効果的と考えられているようだ。
性別で疲れ・疲労への効果的と思われている対策方法は異なるようなので、男女での特徴的な意見を確認してみた。女性は「アイマスク、温める、身体」「はちみつ、レモン、ドリンク、飲む、野菜」「ゆっくり、浸かる、入浴」といった対策が効果的であると感じる人が多く、男性は「お酒、飲酒、飲む」「適度、運動」「しっかり、規則正しい生活、一番、睡眠、良い、摂取」という対策が効果的であると感じる人が多いようだ。女性は身体的に良いものを、男性は精神的に良いもので疲れ・疲労へ対策することが効果的と考えているようだ。
全体的に疲れ・疲労を感じている人は多く、効果的な対策として「睡眠」「入浴」「飲む」ことが良いと考えられているようだ。また、女性は身体的に回復するという意見が特徴的で、男性ではリフレッシュや癒しといった精神的に回復するという意見が特徴的だった。睡眠によって疲れ・疲労を対策することは多くの人が効果的と考えているようだが、湯船に浸かることや栄養をしっかりと摂ることなど他の対策方法を取り入れるのも良さそうだ。加えて、アイマスクや栄養ドリンク等は女性の方が疲れを感じた際に取り入れやすいようで、こうした身体の疲労回復用の商品やサービスは女性に受けが良さそうだ。対して男性は、疲れた時こそお酒や運動といったリフレッシュすることを求めているようで、癒しを得られるような商品やサービスの方が好まれそうだ。今後は女性向けの疲労回復商品、男性向けのリフレッシュ商品に対しての需要が高まるかもしれない。