大正製薬が頭皮用エアゾールとマッサージによる「気持ち良さの見える化」に成功

大正製薬は、頭皮用エアゾールスプレーの使用と頭皮マッサージによる気持ち良さを、唾液バイオマーカー測定によって可視化できることを発見し、同知見を第25回日本感性工学会大会(2023年11月20日~22日タワーホール船堀で開催された感性工学全般に関する学術大会)で発表した。

気持ち良さなどの使用感は、一般的に人が五感で感じる印象をデータ化し分析する手法(官能評価)によって評価されているが、人間が評価することによる曖昧さや個人差による判断の違いなどの課題があり、生理指標による官能評価の数値化に向けさまざまな研究が進められているという。

ホルモンの一種で生理指標であるオキシトシンは心地良いと感じるほど分泌量が増加し、また、コルチゾールはストレスを受けるほど分泌が増加することが知られており、ストレスの評価指標として用いられている。

同社はこのホルモンの変化に焦点を当て、頭皮用エアゾールスプレーと頭皮マッサージが気持ち良さや頭皮が柔らかくなった感覚につながり、オキシトシン(癒やしホルモン)の増加やコルチゾール(ストレスホルモン)の減少と相関することを見出し、同知見を第25回日本感性工学会大会で発表したという。

まず、エアゾールスプレーの使用感を客観的に評価する目的で、異なる3種類(液噴射タイプ、泡噴射タイプ、頭皮直当てヘッド+液噴射タイプ)のエアゾールスプレーの使用および頭皮マッサージによる頭皮刺激前後の唾液を採取し、唾液中のオキシトシンおよびコルチゾールを測定したとのこと。

また、マッサージおよびエアゾールスプレーの使用感等に関するアンケートを実施し、唾液中オキシトシンおよびコルチゾール濃度との相関を確認した。その結果、エアゾールスプレーが気持ち良いと感じるほどオキシトシンが増加すること、また、頭皮マッサージのみと比較して頭皮が柔らかくなったと感じるほどオキシトシンが増加し、コルチゾールが減少することを確認したという。


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