今年は「南南東」に向かって恵方巻を丸かじり、邪気の象徴である鬼を追い払う

2月3日は節分。夜になってから、「鬼は外、福は内」と大きく唱えながら、外に向かって豆をまくのがわが家の恒例行事だった。しかし、ここ数年は、その年の縁起の良い方角に向かって願い事をしながら、無言で太巻きを丸かじりする恵方巻で、邪気の象徴である鬼を追い払うようにしている。今年の恵方巻きの方角は「南南東」なのだとか。

恵方巻の具材は、家庭によってさまざま。わが家では、七福神にちなんで7種類の具材を入れるようにしている。しかし、昨年はスーパーで趣向を凝らした恵方巻に目が行ってしまい、家族みんなが好きそうな具材が入った恵方巻を購入して食べた。今年も、寿司店や百貨店、スーパー、コンビニの恵方巻で済ませてしまいたいと思っている。

持ち帰り鮨専門店「京樽」では、2月3日の節分の日に合わせて、京樽伝統の「特上海鮮幸運巻」「海鮮幸運巻」「幸運巻」「恵方巻3本セット」を販売するとのこと。「幸運巻」は、“幸せを運ぶ”という願いを込め、20年以上販売をしており、消費者から長年愛されている商品なのだとか。

そごう・西武の恵方巻は、デパ地下ならではの、老舗・名店の味が楽しめる商品を提案しているとのこと。特に今年は老舗・名店の恵方巻についてもハーフサイズの種類を拡大。昨年は全体本数の約4割を占めるまでになったハーフサイズのバリエーションを増やすという。ハーフサイズは値頃感があり、選ぶ楽しみもあるほか、食べ切りサイズなので食べ残し防止にもつながりそう。

ダイエーでは、関東・近畿の190店舗で、「ダイエーの恵方巻」の予約受付を行っている。シャリを大幅にカットし、たっぷりの野菜と人気の魚介類を使った健康的で食べやすいオリジナル恵方巻「カラダキレイ美人巻」を2019年から販売し、女性を中心に多くの人から好評を得ているのだとか。コロナ禍のリモートワークの増加や運動不足などから、「コロナ太りを解消したい」「健康的でスリムカラダを目指したい」というニーズが高まっていることを受けて、今年は「低カロリー」「高たんぱく」「糖質オフ」を実現させた「美人巻」シリーズ第2弾「カラダスリム美人巻」を新たに販売しているという。

ファミリーマートの今年の恵方巻は、好みやボリュームに応じて選べる、全10種類をラインアップしているとのこと。予約困難な吉祥寺の焼肉店「肉山」とコラボレーションした「『肉山』監修 2929恵方巻」、2022年販売金額1位の「海鮮恵方巻」の具材をさらに贅沢に仕上げた「贅沢海鮮恵方巻」の2種類が新登場なのだという。定番の7種類の具材の恵方巻をはじめ、子どもも食べやすいミニ恵方巻2本セット、食後にもおすすめの「節分 チョコバナナクレープ」をはじめとしたスイーツなど、人数や予算、好みに合わせて豊富なラインアップから選べるとのこと。家族で好みの恵方巻をそれぞれ購入してもいいかもしれない。