生鮮食品としては日本初「Wの機能性表示食品」として販売されている「三ヶ日みかん(みっかびみかん)」とは

三ヶ日みかん(みっかびみかん)は、静岡県浜松市北部の三ヶ日町で栽培される、特に甘みと風味が特徴的なみかん。三ヶ日町の温暖な気候と豊かな自然環境が、みかんの栽培に理想的な条件を提供しており、その品質の高さは国内外で高く評価されている。

特に、注目すべきはその「甘さ」。日本でもトップクラスの日照量を誇り、この太陽の日差しが、みかんを甘くしてくれる。甘さである糖は、葉の「光合成」の働きで作られ、日照量が多いほど糖度が向上する。こうした、豊富な日照量の恩恵を最大限活かすため、町内では日当たりの良い南側斜面にみかん園が広がっている。

三ヶ日みかんには、「GABA」と「β-クリプトキサンチン」が含まれており、「機能性表示食品」として届出された(届出番号:A79)。

生鮮食品としては日本で初めて届出をし、また、「GABA」と「β-クリプトキサンチン」のW表記も生鮮食品で初となる。

「GABA」には血圧が高めな人の血圧を下げる機能が、「β-クリプトキサンチン」には骨代謝の働きを助けることによって、骨の健康に役立つことが報告されている。

三ヶ日みかんは、収穫時期によって極早生(ごくわせ)、早生(わせ)、普通に区分される。三ヶ日みかんの代表的な品種としては、極早生種の「日南早生」「ゆら早生」、早生種の「北原早生」「宮川早生」「興津早生」、そして三ヶ日みかんの産地である三ヶ日町では普通種の「青島温州」という品種を選んで主に栽培している。

青島みかんは「青島温州」という品種の名前で、大玉でも糖度が高く、しっかりとした甘みコクが感じられるみかん。日照量が多い、水はけがよいなどの、三ヶ日の自然環境の中で丁寧に育てることで、青島みかんはその特性を十分に発揮し、高品質な果実となる。

青島の形はやや扁平(平べったい)で、11月~12月上旬に収穫される「早生」と比べると一回り大きめのサイズとのこと。樹上に置かれる期間も長く、葉が光合成で働いて作る甘さが収穫直前まで果実の味を上げてくれる。また、青島みかんは収穫後すぐに食べても美味しいが、しばらく寝かせて熟成させるのが特徴とのこと。熟成の過程で酸味のカドが取れて味も濃縮される。長いものでは4月上旬まで貯蔵するが、時期による味の変化を楽しめるのも青島みかんの魅力の一つとなっている。


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