職人の味を継承、ティーライフが「泉州特産の水なす漬」の製造販売を開始

大阪府泉州地方の名産「水なす漬」は、その名の通りみずみずしくジューシーな「水なす」をぬか漬けにしたもので、地元では夏の風物詩となっている。泉州特産の水なすは、泉州地域で栽培される特別な品種のナスで、全国的に知られている。特にぬか漬けとして人気があり、発酵食品としてのヘルシーさも魅力となっている。

ティーライフの社長、西上氏の地元である大阪泉州地方で、漬け物一筋68年の職人が営む漬物屋「キューゴ」が一昨年、店主の古賀氏の高齢を理由に閉店した。他をいくら探しても、この店の味を超える「水なす漬」が無い中、“何とかあの味を残したい”という思いから発足したのが水なすプロジェクト。

古賀氏監修のもと、数ヵ月にわたり試作を重ね、自慢の「水なす漬」が完成した。厳選されたぬかと塩、まろやかな風味に仕上がる昆布粉末を使用し、合成保存料・合成甘味料・酸化防止剤は一切使わず、昔ながらの製法で仕上げたこだわりの品となっている。2月大阪府貝塚市に製造所兼店舗を新たに構え、3月から製造を開始する。

「水なす」は、地元泉佐野市で100年以上続く三浦農園から、上質ランクの「水なす」を厳選。生で料亭に出されるほど大ぶりで上質な水なすをハウス栽培し、農園で代々続く良質な種と、徹底した温度・湿度管理によって、みずみずしく皮が薄いフルーティな水なすに仕上がる。

西上氏は、「私の思う“おいしさ”は、地元の食卓に欠かせない『水なすの浅漬け』だった。家族で食する“おいしい”記憶は、その人の食を豊かにしてくれる。その季節がくれば必ず決まって食べる『水なす』を地元の人は勿論、全国に広めたいという思いから、色んな人達に協力してもらい、地産継承を実現できる運びになった。当社は健康食品の会社。お茶とも相性が良く何よりもおいしくて健康にも良い自然食品を人々に届けて、“おいしい”記憶を増やしてもらえるとうれしい」とコメントしている。

小売価格は、「特選 水なす漬6個入」が5300円、「特選 水なす漬8個入」が6000円、「Aランク 水なす漬6個入」が4600円、「Aランク 水なす漬8個入」が5300円（すべて税込、冷蔵配送料込み）。