- マイライフストーリー2025/03/11 21:38
「鈴鹿の森庭園」の“しだれ梅”が見頃に、ライトアップも実施中

赤塚植物園は、しだれ梅の研究栽培農園である「鈴鹿の森庭園」の今年の一般公開を2月15日から開始し、夜間ライトアップを2月28日から実施中だ。

今年は、同園の代表的なしだれ梅の品種「呉服(くれは)しだれ」の開花が昨年に比べて3週間ほど遅れていたが、3月9日の週に見頃が始まり3月16日の週まで見頃が続くと予想される。今後の気温や天候によって見頃が長く続く場合や早く終わる場合も考えられる。

鈴鹿の森庭園は、日本伝統のしだれ梅の剪定技術である「仕立て技術」の存続と継承を目的としており、職人が一本一本を丁寧に剪定している。高さ約7メートル、樹齢100年以上で日本最古と考えられる呉服しだれ「天の龍」「地の龍」をはじめ、匠の技によって仕立てられた名木ばかりが揃えられている。

また、見頃の時期には夜間ライトアップも行う。黄昏の山の稜線を望みながら、あるいは漆黒の闇に包まれて、シャンデリアのように照らし出されたしだれ梅の幽玄な世界は、同園でしか味わえない感動の絶景として人気を集めている。
今年の呉服しだれの見頃は3月中旬と予想している。花びらが散り始めて以降も、ピンクの絨毯のように花びらが積もる姿が楽しめるなど見頃が続く。また、見頃終盤には、職人による剪定作業の実演(ガイド付き)も予定している。

見頃が終了する3月下旬に今年の公開を終了する予定で、公開期間中は無休とのこと。
同園では、人々に最適な時期に来園してもらうための参考として、毎日SNS(Instagram、X)で開花状況を案内している。また、Instagramではフォトコンテストも実施。フォトコンテストは今年が7回目となり、毎年素晴らしい作品が披露されている。
三重交通によるJR・近鉄四日市駅からのシャトルバス(3月23日まで運行を延長)や、JR東海ツアーズによるJR名古屋駅発の同園直行バスツアーなどが予定されている(運行日や催行日等の詳細は各社HPを参照)。また今年は、チケット売り場で並ぶことなく入園できるWEBチケットを、グッドフェローズJTBによる発券システムWebketで販売する。その他、各旅行会社によるツアーも提供され、来園入園がさらに便利になっている。