ユースキン製薬、「敏感肌と心の関係」をテーマに「ユースキン シソラ」のリブランディング発表会を開催

リブランディングした「ユースキン シソラ」シリーズ

医薬品、医薬部外品、化粧品の製造・販売を行っているユースキン製薬は、敏感肌スキンケアブランド「ユースキン シソラ」を成分・処方はそのままにパッケージデザインを一新し、リブランディングを実施した。8月28日に行われた製品発表会では、「敏感肌と心の関係」をテーマに、埼玉県済生会川口総合病院 皮膚科主任部長 皮膚科専門医の高山かおる先生が、リブランディングにあたり実施したモニター試験の結果について解説しながら、敏感肌の予防的スキンケアのポイントを紹介した。また、ユースキン製薬 社長の野渡和義氏と、パッケージデザインを手がけたエイトブランディングデザイン 代表の西澤明洋氏によるトークセッションが行われ、リブランディングに込めた想いを語った。

ユースキン製薬 社長の野渡和義氏

「当社は、商品を販売するだけでなく、生活習慣にハンドケアを定着させるための取り組みにも力を注いでおり、2000年から、皮膚科の先生と共同で開発したハンドケア方法の啓蒙活動を推進している」と野渡氏が挨拶。「近年は、猛暑による日焼けや汗疹、花粉による皮膚炎、寒暖差による下やけ、敏感肌の増加など、肌を取り巻く環境が大きく変化してきている。その中で当社では、子どもの頃からスキンケアを習慣化してもらうべく『肌育』を提唱し、独自メディア『肌育研究所』を立ち上げた」と、「肌育」に関する取り組みについて紹介した。「『肌育研究所』のサイトでは、さまざまな肌の悩みや症状に対するケア方法などの情報を提供している。同サイトの昨年8月から今年7月までの1年間のページビュー数は約1000万に達した」と、肌トラブルに悩む多くの人に活用されているのだとアピールした。

ユースキン製薬 企画部の高嶋俊継氏

続いて、ユースキン製薬 企画部の高嶋俊継氏が、「敏感肌と心の関係」について解説した。「当社が昨年秋に実施した『敏感肌まもろうプロジェクト2023』で、敏感肌に悩む人に、どの部位が敏感肌と感じるかを聞いたところ、『顔』と答えた人が7割以上を占めた。また、敏感肌によって気分が滅入る、ストレスを感じるなど、精神的に不安を抱えている人が多くいることもわかった。そこで、敏感肌の実態を探るため、昨年11月に10代~70代の男女3600名に対し『敏感肌についての意識調査』を実施した」とのこと。「調査の結果、自分の肌が『敏感肌』であると思っている人は76%に達した。また、そのうちの33%は1年中敏感肌に悩まされている『超敏感肌』であることがわかった。そして、『超敏感肌』の人の約8割が『悪化するのではないかと不安に思う』『敏感肌で憂鬱な気分になる』と回答していた。このことから、敏感肌に毎日悩んでいる人は、不安で憂鬱な気分を感じている可能性が高いことが示唆された」と、敏感肌は心にも悪影響を及ぼす可能性があるとの見解を述べた。

埼玉県済生会川口総合病院 皮膚科主任部長 皮膚科専門医の高山かおる先生

次に、高山先生が、「ユースキン シソラ」のリブランディングに向けて実施したスキンケアモニター調査の結果を踏まえ、敏感肌に対する予防的スキンケアのポイントを紹介した。「モニター調査は、昨年6月、顔の肌トラブルを感じている女性27名を対象に実施した。調査では、全顔に敏感肌用のスキンケア剤を1日2回(朝・夜)、肌に負担の少ないスキンケア方法で使用し、14日間使用することで、顔の肌状態に変化があるかを確認した。また、肌の状態の改善による感情面の変化も測定した」と、高山先生監修のもとモニター調査が行われたという。「モニター調査の結果、スキンケアの実施によって、顔の角層水分量が上昇し、刺激性皮膚炎やかゆみ症状の改善傾向がみられた。肌状態も、9割の人がモニター前と比較して悪化することなく維持された。また、肌トラブルが改善すると、ストレスが軽減したと感じる傾向にあることもわかった」と、肌に負担の少ないスキンケアの実践と継続によって、敏感肌の改善と心理的ストレスの軽減が期待できると説明した。

「この結果から、敏感肌の人のスキンケアでは、肌にやさしいスキンケア剤を選ぶことが大切になる。特に皮膚刺激性テストを行っている製品を選んでほしい。また、本格的に使用する前に、サンプル品や試用品で試してみることも重要。そして、肌にやさしい使い方を実践することが、スキンケアを継続させるコツとなる」と、予防的スキンケアのために重要なポイントを紹介した。「洗顔剤を使う際には、しっかり泡立てて、泡を転がすようにやさしく洗うとよい。また、保湿剤は、顔の中心から外側に向かって、両手で大きく円を描くようにゆっくりやさしく顔全体に伸ばす。最後に、両手で顔全体を包み込むように、やさしく押さえて馴染ませてほしい」と、敏感肌に負担の少ないスキンケア方法を教えてくれた。

左から:ユースキン製薬 社長の野渡和義氏、エイトブランディングデザイン 代表の西澤明洋氏

ここで、リブランディングの新パッケージデザインを手がけた西澤氏を招き、野渡氏とのトークセッションを実施した。「『ユースキン シソラ』は、私の子どもの肌荒れを何とかしたいという思いから開発に着手。1993年に日本で初めて『しその葉エキス』を配合したクリームとして発売した。2020年には、当時のブランド名『ユースキンS』から『ユースキン シソラ』に変更した」と、野渡氏が「ユースキン シソラ」の誕生秘話を紹介。

エイトブランディングデザイン 代表の西澤明洋氏

西澤氏は、「2020年のリブランディング当時から、ネーミングやコンセプト、デザイン監修など、肌と心と暮らしに寄り添うユースキン製薬のブランド作りに携わっている。それまでは、あまりスキンケアをしてこなかったのだが、『ユースキン シソラ』を使い始めてから、マラソンをしても肌荒れが起こらないことを実感した。この事実を多くの人に伝えるべく、リブランディングに取り組んだ」と、リブランディングを手がける経緯について説明した。

ユースキン製薬 社長の野渡和義氏

「最初のリブランディングで『ユースキン シソラ』にブランド名を変更したのだが、期待していたほどの効果は得られたかったと感じた。そこで今回、さらなる飛躍を目指して、西澤氏に再びリブランディングをお願いすることにした」と野渡氏。

左から:ユースキン シソラ トライアルセット、同 クリーム 38g、同 クリーム 110g、同 ローション ポンプ、同 フェイスマスク、同 ボディシャンプー ポンプ

西澤氏は、「前回は『しその葉エキス』に着目し、ブランド名を変更したが、今回は消費者目線に立ち返り、見た目で“肌にやさしい”ことが伝わるようパッケージデザインをリニューアルした。肌トラブルが解決し、安心した気持ちになった瞬間を、やさしい顔のイラストで表現している。このパッケージを通して、敏感肌に悩む人に寄り添う製品であることが直感的に伝わり、多くの人に広がっていくことを願っている」と、2回目のリブランディングに込めた想いを語った。

左から:ユースキン メディカルリップスティック、ユースキン メディカルリップクリーム

また、西澤氏は、リップブランド「ユースキン リリップ」のリブランディングも手がけており、ブランド名を「ユースキン メディカルリップ」と変更し、8月1日から販売を開始している。このリブランディングでは、同社のリップ製品の強みである医薬品の治療効果(治す)と医薬部外品の予防効果(守る)をパッケージに訴求することで、症状に合わせた使い分けができるよう工夫した。さらに、同社を代表するクリーム「ユースキン」とデザインを統一することで、ブランド認知の強みを生かし、唇荒れに悩む人が手に取りやすいデザインとなっている。

[小売価格]
ユースキン シソラ クリーム 38g:748円
ユースキン シソラ クリーム 110g:1540円
ユースキン シソラ ローション 170mL ポンプ:1595円
ユースキン シソラ ボディシャンプー 500mL ポンプ:1980円
ユースキン シソラ UVミルク 40g:1254円
ユースキン シソラ フェイスマスク:1320円
ユースキン シソラ トライアルセット:オープン
ユースキン メディカルリップスティック:836円
ユースキン メディカルリップクリーム:1210円
(すべて税込)
[発売日]8月1日(木)から順次

ユースキン製薬=https://www.yuskin.co.jp/


ヘッドライン

連載中コラム

健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!
マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー
健康管理!教えて!!
【連載】健康管理!教えて!!

マイライフストーリー ~新商品で日常を語る物語~
【連載】マイライフストーリー

 

カテゴリ