DHC、「薬用ディープクレンジングオイル」などのボトル・外箱をケミカルリサイクルPET100%・FSC認証紙へ変更

環境配慮素材に変更後の新パッケージ

ディーエイチシー(以下、DHC)は、ウェルビーイング・ブランドとしての取り組みの一環として、主力の2商品「薬用ディープクレンジングオイル」と「薬用ディープクレンジングオイル リニューブライト」のパッケージをリニューアルする。

ボトルをケミカルリサイクルPET100%、外箱をサトウキビの搾りカスからつくられる非木材原料(バガス)を使用したFSC認証紙(適切な森林管理を認証する国際的な制度の基準を元に作られた紙)に変更し、現行在庫がなくなり次第順次切り替えを行い、来年3月末までにすべての切り替えを終える予定。なお、容器変更に伴う価格の変更はないという。

同取り組みによって、年間40%のCO2排出量削減(ケミカルリサイクルPETに変更した場合の原料製造工程上で排出されるCO2を試算した削減量)となる見込み(原料メーカー調べ)。

ボトルには、化石燃料を原料として作るバージンPETと比べCO2排出削減が見込めるリサイクルPET100%の材料を採用する。リサイクルPETは新たに化石燃料を採掘する必要がなく、また廃棄物として処理されていたプラスチックを資源として効率活用できるため、持続可能な資源循環の一環として重要視されている。中でもケミカルリサイクルは、プラスチック製品を化学的手法でモノマー(分子)に戻して樹脂原料として再生する手法で、元のプラスチック製品の品質に関わらず、高品質な原料が得られるとされている。

外箱には、森林資材育成の目的から、サトウキビの搾りカスを利用した非木材原料(バガス)を使用したFSC認証紙を採用する。FSC認証とは環境、社会、経済の便益に適い、きちんと管理された森林から生産された林産物や、その他のリスクの低い林産物を使用した製品を目に見える形で消費者に届ける仕組みとのこと。DHCは8月から、通販の消費者や直営店への商品配送時に使用する配送箱や緩衝材などの梱包資材を、環境に配慮した素材のものへ変更し、順次切り替えている。持続可能な社会の実現のため、今後も環境保全への具体的な取り組みを実践していく。これらの取組みはSDGs17目標のうち、12番(つくる責任 つかう責任)、ならびに13番(気候変動に具体的な対策を)に貢献するものと考えているという。

DHCは、ビューティとヘルスケア領域での取り組みを通じてウェルビーイング経営を目指し、消費者の健康と幸福に貢献することを使命とし、これからも安全で安心、品質にこだわった商品とサービスを提供していく考え。

ディーエイチシー=https://www.dhc.co.jp


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