- Cosme&Beauty2025/01/27 20:34
ファンケル、最新のコラーゲン研究に裏付けられた多機能スキンケア「トイロ バイタライジング<医薬部外品>」を発売

ファンケルは、4月17日から、無添加(防腐剤・合成香料・合成色素・石油系界面活性剤・紫外線吸収剤不使用)スキンケアシリーズの「トイロ」から「トイロ バイタライジング<医薬部外品>」(全4品目・4種/容量:120mL・60g)を通信販売と直営店舗、ECモールで新たに発売する。同製品は、年齢を重ねて感じ始める長引く肌の不調やハリ不足などのエイジングに悩む40代からのスキンケア製品となっている。1月23日に行われた新商品発表会では、最新のコラーゲン研究について紹介した他、「トイロ バイタライジング<医薬部外品>」の概要などについて説明した。
「当社では、捉えることが困難な“肌の奥深く”を見る技術を開発。肌の老化や、ダメージのメカニズムをより深く探求できるようになった」と、ファンケル 総合研究所・基盤技術研究センター 上麻佑子氏。「肌には表皮と真皮が存在し、ハリや弾力は真皮が担っている。肌の弾力や質感を支えているコラーゲンは真皮の7割を構成し、変化が起こるとシワやたるみとなって現れる」と、真皮の大部分を占めるコラーゲンの質を良くすることがエイジング悩みの根本解決になると考えたという。

「コラーゲン分子は真皮にある線維芽細胞で作られ、細胞の外でコラーゲンの分子同士がつながってコラーゲン線維となる。加齢や紫外線による光老化で、コラーゲンを生み出す機能が低下。コラーゲン線維の量が減少し、質の変化がみられるようになる」と解説。「量を増やす成分を探すべく、摂るコラーゲンに着目。加水分解コラーゲンはグリシンの前で切るのが特徴で、肌の奥まで届けることができ、当社では『HTCコラーゲン』として様々な製品に展開している」と、独自の加水分解コラーゲンでより肌に届けられるようになったと語る。「当社の加水分解コラーゲンは、肌に効率よく届くので、コラーゲン量を増やすことができる」と、コラーゲン量を効率よく増やせると力説する。
「本質的なハリや弾力につなげるには、コラーゲン線維自体の肌を支える力である柔軟性が大切なのではないかと考えた。しかし、これまで実際にコラーゲン線維1本の柔軟性を調べる手段がなかった」と、コラーゲン線維の柔軟性の探求には課題があったと指摘する。「今回、原子間力顕微鏡というナノサイズの触診ができる顕微鏡で、コラーゲン線維1本の柔軟性を測定し、様々な要因による変化の検証が可能になった」と、コラーゲン繊維の柔軟性の評価技術を見出したとのこと。「この評価技術によって、コラーゲン線維の柔軟性の評価に、業界で初めて成功した」という。
では、コラーゲン線維の柔軟性はどのように変化しているのだろうか。「肌老化の要因の8割を占める光老化の要因である紫外線の影響を検証した。その結果、紫外線ダメージを受けると、コラーゲン繊維の柔軟性は、硬くなって失われることがわかった」と、コラーゲン線維1本の質は、柔軟性を高めることで、肌のハリや弾力につながることが明らかになったという。「コラーゲン線維1本の柔軟性を高める成分として、当社独自の加水分解コラーゲンに着目。加水分解コラーゲンは、効率よく肌に届き、コラーゲン量を増やしてくれることから、硬くなって柔軟性を失ったコラーゲンを生む状態から加水分解コラーゲンをプラスすることで、しなやかで柔軟性のあるコラーゲンを生むようになった」と、新たに柔軟性を改善する加水分解コラーゲン「コラーゲンHG」を開発したのだという。「『コラーゲンHG』は、コラーゲン線維の柔軟性を改善するだけでなく、ダメージで悪くなったコラーゲン繊維の形状まで改善していた」と、コラーゲン線維の形状も改善すると述べていた。

次に、同 化粧品事業本部 化粧品商品企画部の原田真希氏は、「トイロ バイタライジング」について説明した。「当社では、肌不調を解消し、ずっと健やかにもっと美しくをモットーに、徹底した肌研究に基づくエビデンスから無添加による品質の進化や効果の追及を図っている」と、化粧品開発に対する考え方を紹介。「肌不調を解消し、いつも調子のよい肌に導く、多機能スキンケア『toiro(トイロ)』シリーズを展開。30歳前後をターゲットにした『BALANCING』では、乾燥やくすみ(美白)、肌あれケアの製品をラインアップ。そして今回、40代からの女性を対象に『VITALIZING』を発売。乾燥やハリのなさ、くすみ、シミ、シワのケアの製品を販売する」と、エイジング世代に向けた新商品を発売すると意気込む。
「40代の女性は、顔色がさえない、老けてみえる、ハリのなさといった症状に悩んでおり、要因認識として老化を挙げる。感じ方については、常に治らないとの意見が聞かれる」と、40代が感じる調子が悪い肌状態について列挙する。「40代では、ハリ低下やシワが急に目立ってきて、くすみ、シミが濃く、大きくなるという代謝や産生、回復力の低下が見られる。そして加齢にともない肌の回復力は低下する」と、40代の女性の肌の状態について解説する。

「40代に必要なケアとして、生み出す力をとことん高めて、肌を元気にすアプローチが必要となる。そのためには、良いコラーゲンを生み出す力を高め、肌を土台からたっぷり満たすことが大切だといえる」とのこと。「『トイロ バイタライジング』は、コラーゲンHGとナイアシンアミドによるコアブーストアプローチによって、コラーゲンを生み出す力を高めて、たとえ加齢した肌でも、柔軟性の高いフレッシュなコラーゲンを生み出せるようになる」と、土台からハリを与え、調子がよい肌に導いてくれるのだと力説する。「また、3つの医薬部外品効能を配合するなど、当社史上最多効能を搭載した」と、エイジング悩みを改善する効能が多数含まれているという。「さらに、使ってすぐにハリの手ごたえを感じられる」と、肌も心も満たし、明日が楽しみになるのだと語っていた。
「化粧液『トイロ バイタライジングドロップ』は、化粧液で驚きのハリを実感できる。わきあがるようなうるおいと、ふっくら感に満ちた肌に導いてくれる」と、固形状オイルを微粒子化し、化粧液に配合。ごわついた肌にもなじみ、うるおいを抱え乾かない、ふっくらハリの即実感が得られると教えてくれた。「乳液『トイロ バイタライジングミルク』は、穏やかなツヤで満たされて、溶けるようになじみ、仕立ての良いふっくらツヤ肌に導いてくれる」と、加齢にともない減ってしまう皮脂を補う発想のブレンドオイルで、手のひらを大きく使い、包み込むように密着させて仕上げてほしいと訴えた。

「トイロ バイタライジング」は、「ナイアシンアミド」と「グリチルリチン酸2K」のダブルの有効成分による「シワ改善」「美白」「肌荒れ防止」のトリプル効能と、独自原料の美容保湿成分「コラーゲンHG」と独自機能成分「アルテミアエキス」で40代からの肌不調にアプローチする。ナイアシンアミドは、コラーゲンの産生を促進してシワの改善やメラニンの生成を抑えてシミやソバカスを防ぐ。グリチルリチン酸2Kは、「甘草(かんぞう)」から抽出される植物由来の成分で、肌荒れを防止する。コラーゲンHGは、同社独自で浸透(角層まで)しやすくした独自原料のコラーゲン。保湿効果でふっくらしたハリのある肌に導く。アルテミアエキスは、過酷な塩湖でも生息できる生命力に優れた海洋性プランクトン「アルテミア」由来の独自機能成分。保湿効果によってくすみのケアをする。
[小売価格]
トイロ バイタライジングドロップ:3960円/つめかえ用:3740円
トイロ バイタライジングミルク:4180円/レフィル:3960円
(すべて税込)
[発売日]4月17日(木)
ファンケル=http://www.fancl.jp