- Cosme&Beauty2023/02/09 11:01
ミルボン、プラスチック使用量削減に向けヘアケア商品の容器仕様を変更、年間約10tのプラスチック使用量削減へ
美容室向けヘア化粧品メーカーのミルボンは、プラスチック使用量削減の一環として、オージュア リーブイントリートメント17品、エルジューダ3品、詰め替えパウチ130品の容器仕様を変更する予定となっている。これによって、年間で10tのプラスチックを削減できる見込みだという(2022年度の従来容器による出荷数量に基づき、2023年の年間出荷数量および年間のプラスチック削減量を試算)。
ミルボンは、ヘアデザイナーを通じ、美と心の豊かさに繋がる美容産業を創造することで、持続可能な社会の実現をめざしている。その一環である自然環境負荷軽減のための取り組みとして、自社の商品パッケージに使用している石油由来バージンプラスチックを2030年までに30%削減(2020年度比 売上高原単位)する取り組みを推進している。
ミルボンでは現在、商品パッケージとして約1000t/年のプラスチックを使用している。今回、ミルボンの主力商品であるオージュア リーブイントリートメント・エルジューダ、さらに詰め替えパウチの容器仕様を変更することでプラスチックの年間使用量を10t削減することが可能になる。
オージュア リーブイントリートメント17品およびエルジューダ3品の容器ボトルについて、従来の使いやすさ・品質を保ちながら薄肉化することに成功。これによって、プラスチック使用量を年間4.3t削減できる見込みとなっている。
2月新商品「オージュア インメトリィ」および同年3月新商品「エルジューダ サンプロテクト」から薄肉化ボトルを採用し、既存アイテムについては順次切り替えを進めていく予定となっている。
従来のヘアケア用詰め替えパウチでは、すべてのサイズで注ぎ口にキャップを付属していたが、使い切りサイズである400mLではキャップレスに、1度で詰め替えきれない600mL・1000mLではキャップを小型に変更した。これによって、プラスチック使用量を年間5.7t削減できる見込みだという。