- Drink&Food2023/02/24 13:24
アサヒ飲料、緑茶の新ブランド「アサヒ 颯」を展開、香り高いすっきりとした緑茶「アサヒ颯」を発売
アサヒ飲料の2023年の事業方針は「100年ブランドや高付加価値商品の強化とお客さまのニーズを先取りした新規ブランドの育成」。新たなチャレンジとして緑茶の新ブランド「アサヒ 颯」を立ち上げる。2月7日に実施した「2023年事業方針説明会」からアサヒ飲料の注目の新商品と取り組みを紹介しよう。
アサヒ飲料は、「三ツ矢サイダー」「カルピス」「ウィルキンソン」といった100年以上続くブランドを持ち、その時代の変化に寄り添う価値の提供を続けてきた。その強みを生かし、今後も将来世代に「ワクワクと笑顔を。」つなげていくための活動を通して、持続的に企業競争力を高めていくことがアサヒ飲料の取り組むCSV経営なのだという。
今年は、これまで取り組んできた重点課題領域である「環境」「健康」「地域共創」を通じて、新しい価値を形にすることでCSV経営の推進を加速していく。
「環境」では、「水平リサイクル」の推進、「ラベルレスボトル」や「シンプルecoラベル」の拡大など、脱炭素につながる取り組みを継続強化していくという。
「健康」では、独自の乳酸菌「L-92乳酸菌」や「ガセリ菌CP2305株」を活用した「カルピス由来の乳酸菌化学」シリーズの展開のほか、健康な人の免疫機能の維持に役立つ効果が報告された「L-92乳酸菌」を配合した“守る働く乳酸菌”を機能性表示食品としてリニューアル発売し、商品を通じた健康価値を創造していく。また、社員が歩いた歩数につき、アサヒ飲料の商品を世の中に提供する取り組み「Walk for a smile」も強化していく。
「地域共創」では、社員自らが店頭に立つ「三ツ矢の日」や「カルピスの日」の売上の一部を全国のこども食堂に寄付する活動を継続するほか、工場に近隣地域の住民の人を招待する「工場フェスタ」を開催し地域とのつながりを深めていくという。
今年も飲料を通じて世の中を明るく楽しくすることを目指し、新たな挑戦を続けていくとのこと。そして、消費者一人ひとりのウェルビーイングに応えられる商品を提供し、将来世代に向けてサステナブルな社会につながる商品・サービスを新しい価値として生み出していくとしている。
「共感 “At your side”」には、常に生活者に寄り添ったマーケティングで共感を得るという意味が込められている。商品においては「無糖」「炭酸」「健康」を成長戦略の3つの切り口として取り組む。
なかでも注目してもらいたいのは「無糖」カテゴリー。発売30周年を迎える「十六茶」、国産茶葉100%使用の「和紅茶」に続き、3本目の柱として新緑茶ブランド「颯」を発売する。華やかな香りに加え「おいしさと爽快感」が売りの緑茶「颯」、「おいしさと健康」が売りのブレンド茶「十六茶」、「おいしさとリラックス」が売りの「和紅茶」の3ブランドで市場を活性化する。
「颯」は、1万2000名の消費者の声を聴き誕生した新しい緑茶とのこと。「リラックスタイムにお茶の香りでリラックスしたい」「もっとスッキリした味のペットボトル緑茶がほしい」などの声から、「苦みが特長の緑茶から、香り高くすっきりとした味わいの緑茶へ」という消費者の嗜好の変化を捉え、時代のニーズに合う香り高い緑茶の開発に着手した。日本最高位茶師十段の酢田恭行氏全面監修のもと、国内の煎茶のわずか0.02%(同社調べ)という希少な微発酵茶葉「萎凋(いちょう)緑茶」を一部使用し、これまでにない華やかな香り立ちを実現している。喉の渇きをスッキリと潤し、華やかな香りと爽快な味わいを楽しめる緑茶。ぜひ試してみてほしいという。
「炭酸」「健康」カテゴリーにおいても、高付加価値商品を続々展開することで、業界のリーディングカンパニーを目指す。社会でひときわ存在価値が高く、社会からいちばん信頼される企業へ。アサヒ飲料のチャレンジに期待してほしい考え。
[発売日]4月4日(火)