敷島製パン、7月1日納品分から一部パン・菓子商品を値上げ

敷島製パン（Pasco）は、7月1日納品分から、一部パン・菓子商品を値上げする。

輸入小麦の政府売渡価格が今年4月期から前年10月期比5.8％と引き上げられたことを受け、主要原材料である小麦粉の値上げが製粉メーカー各社で実施される。輸入小麦の政府売渡価格は、上昇幅を一部抑制する政府の激変緩和措置が講じられつつも、現行制度が開始された2007年（平成19年）以降で最も高くなった。また油脂、鶏卵をはじめとする副原料や包材価格なども高騰しており、さらに2024年問題を抱える物流経費も急騰している。

同社では生産合理化・効率化、輸送体制見直しなど企業努力によってコストアップを吸収してきたが、従来と同等の品質を保ちながら価格を維持することは極めて厳しい状況であるので、値上げを実施するという。

対象商品は一部のパン・菓子類で、対象商品の標準卸価格に対して約2％～約8％の値上げとなる。食パンは約5％～約7％の値上げ、食卓ロールは約3％～約8％の値上げ、菓子パンは約4％～約7％の値上げ、和洋菓子は約2％～約6％の値上げになるという。

［改定日］7月1日（土）納品分から

敷島製パン＝https://www.pasconet.co.jp/