ホットペッパーグルメ外食総研、2023年3月度の外食市場調査、市場規模は2715億円でコロナ禍前比(2019年3月比)74.0%と悪化

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、首都圏・関西圏・東海圏の男女約1万人を対象とする2023年3月度の「外食市場調査」を実施した。その結果、2023年3月の外食市場規模は2715億円(前年同月比+569億円・東名阪3圏域計)で、コロナ禍前比(2019年3月比)74.0%と2ヵ月連続で悪化した。単価は17ヵ月連続前年超えも、回数はコロナ禍前比で2ヵ月連続の悪化となった。

2023年3月の外食市場規模は、3圏域合計で2715億円となった。前年同月比(以下、前年比)は126.5%(+569億円)と16ヵ月連続の前年実績超えであった。市場規模の19年比は74.0%で前月の同79.5%から後退した。19年比が後退するのは2ヵ月連続となる。外食単価は17ヵ月連続で前年を上回り、19年比でも106.1%と高い伸び率であったが、外食実施率・頻度の19年比が前月に比べて悪化したことで延べ外食回数の19年比が前月を下回った。コロナ禍からの回復や値上げの影響よりも、物価高騰による節約志向・外食回数減少が市場へのマイナス影響として強く出ているのではないかと考えられる。市場規模の食事主体業態・計は前年比122.3%(19年比82.8%)、飲酒主体業態・計は同141.4%(同61.4%)、軽食主体業態・計は同113.9%(同69.2%)。19年比では飲酒主体業態・計が前月(61.2%)を上回った。主要16業態中では15業態で市場規模が前年を上回り、2019年比では「レストラン(ファミリーレストラン以外)、食堂、ダイニング、洋食店」(93.2%)、「中華料理店」(90.0%)がコロナ禍前の市場規模の9割以上を確保した。

2023年3月の外食実施率は65.3%(前月比増減+0.8pt、前年比増減+4.5pt)で、2023年3月の外食頻度は3.73回/月(前月比増減+0.15回、前年比増減+0.21回)だった。2023年3月の外食単価は2801円(前月比増減+72円、前年比増減 +321円)で、2023年3月の外食市場規模は2715億円(前月比増減+209億円、前年比増減+569億円)と推計した。

外食実施率は、首都圏64.3%(前年比増減+4.1pt)、関西圏66.7%(同+5.1pt)、東海圏66.9%(同+5.5pt)となった。外食頻度は、首都圏3.86回/月(前年比増減+0.20回)、関西圏3.69回/月(同+0.18回)、東海圏3.33回/月(同+0.34回)だった。外食単価は、首都圏2905円(前年比増減+346円)、関西圏2784円(同+329円)、東海圏2390円(同+211円)となった。外食市場規模は、首都圏1658億円(前年比増減+343億円)、関西圏737億円(同+153億円)、東海圏320億円(同+73億円)と推計した。

業態別の市場規模は、「居酒屋」(前年比増減+185億円)、「和食料理店」(同+91億円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(同+60億円)等主要16業態中15業態で前年を上回った。「居酒屋」(延べ回数+402万回、単価+281円)、「和食料理店」(延べ回数+103万回、単価+500円)、「フレンチ・イタリアン料理店」(延べ回数+78万回、単価 +577円)等は延べ回数・単価ともに前年比で増加した。

ホットペッパーグルメ外食総研=https://www.hotpepper.jp/ggs/


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