雪印メグミルク、7月1日から家庭用乳食品・8月1日から家庭用市乳商品および業務用商品を値上げ

雪印メグミルクは、家庭用乳食品を7月1日から、家庭用市乳商品および業務用商品を8月1日から、それぞれ一部商品について値上げする。

国内の酪農経営を取り巻く環境は、国際的な穀物・エネルギー等の価格高騰や円安の影響によって、生乳生産コストが急激に上昇し、厳しい状況となっている。このような状況の中、酪農生産基盤を守り、国産牛乳・乳製品の安定的供給を図るため、同社は8月から一部用途向け生乳取引価格（以下、乳価）を引き上げることで生産者団体と合意した。さらに、主要原材料や包装資材、エネルギー、物流費等のコストも引き続き上昇しており、乳価の引き上げとあわせてコストアップが継続することが見込まれている。

同社としても、様々なコスト削減策において内部吸収すべく取り組みを進めているが、これらのコストアップは企業努力による吸収の範囲を超えるものであることから、価格改定を実施する。

対象商品は、家庭用乳食品が20品（ナチュラルチーズ、ピザクラスト、ピザソース、練乳、スキムミルク）、家庭用市乳商品が市販用65品（牛乳類、乳飲料、果汁飲料、乳酸菌飲料、清涼飲料、ヨーグルト、デザート）、宅配用3品（牛乳）となる。業務用は6品（牛乳、ヨーグルト）となっている。

改定内容は、家庭用乳食品が小売価格4.8％～14.0％の値上げ、家庭用市乳商品の市販用小売価格が4.3％～17.4％の値上げ、宅配用出荷価格が7.0％～17.7％の値上げとなる。業務用出荷価格は6.7％～11.2％の値上げとなる。

［改定日］
乳食品：7月1日（土）特約店着分から
市乳商品：8月1日（火）同社出荷分から
業務用：8月1日（火）同社出荷分から

雪印メグミルク＝https://www.meg-snow.com/