ニッセイプラス少額短期保険と関西電力、協業し「停電費用保険」の販売を開始

日本生命の子会社であるニッセイプラス少額短期保険（以下、ニッセイプラス）は、関西電力と協業して、7月31日から「停電費用保険」の販売を開始した。保険会社が電力会社と協業し、個人の生活者の停電時に発生する費用を補償する保険を提供する取組みは、国内初（ニッセイプラス調べ（2023年7月時点））となる。

近年、気温の上昇や、夏期の猛暑日の日数・大雨の回数が増加傾向にある中、災害等の不測の事態による停電発生リスクが高まっている。関西電力には、実際に長時間停電を経験した人から、「冷蔵庫に保管していた食料品が使用できなくなり代替品を購入することになった」、「停電によって急遽、懐中電灯を購入する必要があった」など、停電によって思わぬ費用が発生したという声が寄せられている。

このような声に応えるため、今回、ニッセイプラスは、停電によって発生する費用を補償する保険を開発し、関西電力とともに提供することにした。

「停電費用保険」の特長は、5時間以上の停電によって発生する諸費用（約款所定の費用が対象となる）を最大1万円補償するとのこと。月々の保険料は100円。1回目の保険料を関西電力が負担する。申込み・保険金請求はスマートフォン・インターネットで完結する。自宅のスマートメーターで計量される30分ごとのデンキ使用料等によって停電発生を確認するという。

支払事由としては、自宅で5時間以上の停電が発生した場合に、冷蔵庫内の買い替えが必要となった食料品の代替品購入費、ポータブル電源器等の購入費、証明器具の購入費、自宅から避難先への交通費、乾電池の購入費、簡易トイレの購入費、故障した家電製品の修理費の費用を補償する。

保険料は月額100円（1回目の保険料を関西電力が負担）で、払込方法は、月払、クレジットカード払のみとなる。保険期間は1年間（自動更新）で、申込条件は、18歳以上の個人の人。主に居住している自宅において、関西電力の対象の電気料金メニューを契約の人（関西電力の電気の販売エリアのうち「関西エリア」に限定）となる。

今回の取組みでは、ニッセイプラスが関西電力ホームページ上で当商品の募集を行う。また、ニッセイプラスと関西電力は業務委託契約を締結の上、関西電力は、保険契約締結の際に、生活者の自宅にスマートメーターが設置されていることを確認する。加えて、生活者から保険金の請求があった際には、スマートメーターで計量された30分ごとの電気使用量や公開されている停電情報によって停電の発生有無を確認し、ニッセイプラスへ報告する。

［発売日］7月31日（月）

ニッセイプラス少額短期保険＝https://www.nissay-plus.co.jp/
関西電力＝https://www.kepco.co.jp