ネッツフォレスト陸上養殖、NESIC陸上養殖の循環式陸上養殖場「富士・桂川ファクトリー」で育成したサーモンを販売

NECネッツエスアイのグループ会社であるネッツフォレスト陸上養殖は、NESIC陸上養殖の循環式陸上養殖場「富士・桂川ファクトリー」で育成したサーモンの販売をスタートした。初出荷の一部は大都魚類を通じた卸売を行い、銀座三越で世界先行販売される。

世界的に魚介類の需要が高まる中、年間を通して水産資源を安定的に供給できる陸上養殖への注目は年々高まっている。ネッツフォレスト陸上養殖は、林養魚場の養殖ノウハウとAIなどを活用したデジタル技術を組み合わせ、サーモンの陸上養殖事業の立ち上げに必要なライン構築から販路開拓までを含めた一連の支援を行っている。

今回販売を開始するサーモンは、それらのノウハウと技術を組み合わせて同社グループが先行的に実践をしているNESIC陸上養殖の循環式陸上養殖場「富士・桂川ファクトリー」で育成したもの。ネッツフォレスト陸上養殖は本サーモンを、美味しくて、安心・安全、そしてエシカルな「JAPAN SALMON」としてブランド化し、提供していく考え。

なお、今回出荷するサーモンの一部は、ネッツフォレスト陸上養殖から大都魚類へと卸売され、三越伊勢丹の銀座三越の食品フロアで9月6日から開催されるイベント「銀座三越 ココロの真ん中に響く食▲2023▲Autumn」で販売される。同サーモンは銀座三越本館地下3階のフレッシュマルシェで販売予定とのこと。

今後NECネッツエスアイグループは、国内のみならずアジアを中心とする海外への陸上養殖のフランチャイズビジネス展開を見据え、パートナーを含めたビジネス全体で2029年度に年間売上300億円を目指すとしている。

NESIC陸上養殖＝https://www.nesic.co.jp/nesicaa/