- Drink&Food2023/09/06 13:40
無印良品、定番商品のパスタ・パスタソースを全面リニューアル発売、本場イタリアに学び現地の味や食べ方を提案
無印良品を展開する良品計画は、定番商品であるパスタ・パスタソースを全面リニューアルし、9月6日から全国の無印良品店舗とネットストアで販売する。
良品計画は、「感じ良い暮らしと社会」の実現にむけて日常生活の基本を支えることを目指し、日々の暮らしを豊かにする商品・サービスを提供している。食品においては、「世界の食文化に学ぶ」ことをテーマの一つとし、各国・各地域に赴き、開発に生かしている。今回、世界三大穀物である小麦を原料とするパスタに着目した。本場イタリアに学んだパスタを5アイテム、パスタソースを9アイテム発売する。
無印良品の人気定番商品であるカレーは、インドやタイなどに赴き、現地の食文化に学び、商品を開発してきた。日本の食卓にもパスタは浸透しているが、本場イタリアでは、パスタの種類だけでも数百あるといわれ、パスタソースとの組み合わせも多彩となっている。既存のパスタやパスタソースを見直し、新たな商品も加えて、イタリアで学んだパスタの楽しみ方を提案する。
パスタは、原料・製法にこだわり開発している。パスタの原料となる小麦の多くは、もっちりとした食感の元となるグルテンを多く含む北米産のデュラム小麦となっている。今回開発したパスタは、デュラム小麦の中でもより多くのグルテンを含む小麦を使用していることから、パスタの弾力が増し、もっちりとした食感が楽しめる。また、一般的には小麦の胚乳の外側にあるミネラルやアミノ酸が豊富で味が強い「アリューロン層」は、削られてしまうことがほとんどだが、小麦のうまみをより感じられるよう特殊な製法を用い残している。
パスタやパスタソースのラインアップも、現地に学んだ品揃えにしている。イタリアは縦長の地形で気候が異なるため、パスタソースに使われる食材やパスタの形状なども多様とのこと。地域によって異なる様々な形状のパスタや現地の味を再現したパスタソースを開発した。
パッケージも変更し、パスタソースには、そのソースに合うおすすめのパスタのアイコンを、パスタには、そのパスタに合うおすすめのパスタソースのアイコンを入れた。
パスタ商品例として、チェレンターニは、「栓抜き(コルクスクリュー)」のような、らせん状にねじった形が特長のショートパスタとなっている。魚介のソースやスープとよく合う。リガトーニは、厚みのある形が特長のショートパスタとのこと。ソースは食べ応えのある、味の濃いものが合う。
パスタソース商品例として、ボロネーゼは、牛ひき肉をトマトと赤ワインで煮込んで作るボローニャ発祥のメニュー。肉の旨みしっかり感じるように、肉は、粗挽きにし、完熟トマトやローストオニオンを合わせて煮込んで仕上げた。いわしとフェンネルは、シチリアの州都パレルモを代表するいわしの旨みを生かした伝統メニュー。フェンネルの風味とケッパーの酸味をきかせて、魚介の旨みをひき立てた。
他にも、パスタをゆでる際に使用する商品として、「塩タブレット」と「有機オリーブオイル」も発売する。塩タブレットは一粒がパスタ1人前をゆでる時に丁度良い量となっており、計量いらず使える便利なタブレットになっている。オリーブオイルをゆでたパスタにあえると、一番美味しく食べられるパスタの状態といわれるアルデンテを保ちやすくなる。
今後も「世界の食文化に学び、消費者の食卓を豊かにする」という考えのもと、イタリアに学んだパスタやパスタソースなどの商品を拡大する考え。
[小売価格]250円~990円
[発売日]9月6日(水)