- Drink&Food2023/10/27 19:43
バカルディ・ジャパン、スコッチウイスキー・デュワーズをベースに日本の食材を使い新カクテルをつくる共創プロジェクトが始動
バカルディ ジャパンが輸入し、サッポロビールが販売するスコッチウイスキーブランドのデュワーズは、グローバルキャンペーン「いつも胸に、好奇心を。」を掲げ、ユーザーに新しい発見を提供してきた。今回、新プロジェクトとして、デュワーズとゆかりの深い実力派バーテンダー6人とともに、全国各地の食材やその生産者・生産地との出会いをヒントに、デュワーズ15年をベースとしたこれまでにないカクテルを生み出す共創プロジェクト「Dewar's Discovery Session 2023」をスタートする。同プロジェクトのスタートを記念し、10月26日18時からオープニングイベントを開催。大阪関西万博 催事企画プロデューサーの小橋賢児氏と6人のバーテンダーを迎え、デュワーズの魅力や好奇心の赴くままに探し出会った全国各地の食材の紹介と、その食材を使ったカクテル開発への思いを発表した。
「スコッチウイスキーは、スコットランド国内の蒸留所で製造されているウイスキー。スムースでなめらかな口当たりのモルト感が楽しめる」と、バカルディ・ジャパンの李坤龍氏。「5大ウイスキーと呼ばれているのは、スコッチ、アイリッシュ、カナディアン、アメリカン(バーボン)、ジャパニーズで、それぞれスタイルや蒸留、熟成に特徴がある」と、ウイスキーの種類などについて教えてくれた。
「スコッチウイスキーである『デュワーズ』は親子3人で立ち上げたブランド。ダブルエッジ製法という2回熟成製法が特徴。熟成されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをそれぞれブレンドした後、再びオーク樽で数ヵ月熟成されることをダブルエイジと呼んでいる。この製法によって、どこまでもなめらかな味わいが生み出される」と、「デュワーズ」の歴史および製法について紹介した。
「現在の『デュワーズ』は、ステファニー・マクラウド氏が7代目のマスターブレンダーを努めており、彼女が『デュワーズ』の味を決めている。2019年から5年連続で最優秀マスターブレンダー・オブ・ザ・イヤーに選出されている」と、業界でも珍しい女性マスターブレンダーが「デュワーズ」の味を支えていると話していた。
「『デュワーズ15年』は、ゴールデンハニーとキャラメルソースのラグジュアリーで複雑感がある味わいが特徴で、みずみずしいエキゾチックな南国のフルーツやほのかなココナッツやバニラの香り、柑橘とグリーンアップルの香りが感じられる。繊細なフローラルなアロマ、スムース、まろやかで余韻が長く温かみがあるフィニッシュとなっている」と、特徴について解説。
「『デュワーズダブルダブル21年』は、ダブルエッジ製法を2回行う『4段階熟成プロセス』によって生み出された、甘さと複雑さが調和された深みのある味わいが楽しめる」と、ステファニー・マクラウド氏が開発した現代的なブレンドの「デュワーズ」を紹介した。
そして、大阪関西万博 催事企画プロデューサーの小橋賢児氏が登壇し、お酒や「デュワーズ」に関するトークを展開した。「コロナ禍を機にお酒を飲まなくなったのだが、今はコロナ前の状況に戻ったことを機に、飲酒を再開した」と小橋氏。「これまでは、人との付き合いでお酒を飲むというケースがほとんどだったのだが、再開後は良いお酒を味わって飲むようになった」と、お酒とじっくり向き合って楽しむ飲み方に変わったのだという。「ウイスキーは好きでよく飲んでいる。ハイボールよりもロックやストレートで喉にくぐらせる飲み方が好き」と、書斎などに浸ってウイスキーを楽しんでいると教えてくれた。
共創プロジェクト「Dewar's Discovery Session 2023」では、新しい発見の旅がテーマとなっている。そこで、小橋氏に新しい発見の旅の経験について聞いた。「一昔、オーガニックにのめり込んだ時期があったのだが、その時、オーガニック先進国としてデンマークが有名であることを知り訪れてみた。テクノ音楽が流れる若者に人気のレストランでも、食材はすべてオーガニック。地球に良いことを自然に行っているだけというデンマーク人の姿に感銘を受けた」と、オーガニック先進国デンマークの新たな一面を発見したエピソードを教えてくれた。
この後、全国各地の食材やその生産者・生産地との出会いをヒントに、デュワーズ15年をベースとしたこれまでにないカクテルを生み出す共創プロジェクト「Dewar's Discovery Session 2023」に参加する、デュワーズとゆかりの深い実力派バーテンダー6人が登壇。好奇心の赴くままに探し出会った全国各地の食材の紹介と、その食材を使ったカクテル開発への思いを発表した。
「デュワーズ」について、「LIQUID FACTORY」齋藤恵太氏は、「昔から使ってはいるものの、15年や21年はなかなか使う機会がなかったが、ここ最近は、良いウイスキーもカクテルにしていこうという風潮があり、15年は使うようになった」と、「デュワーズ」はカクテルのベースにするというよりは、そのまま飲むことが多いとのこと。「THE BELLWOOD」吉野優美氏は、「21年は別格で、そのまま飲んでほっと一息ついてもらいたいウイスキー。一方、15年はカクテルにしたときに深みが感じられる味わいになる」と、21年はウイスキーとしてそのまま楽しみ、15年はそのままでももちろんおいしいが、カクテルのベースとしても活躍してくれるお酒であると述べていた。「Quarter Room」野村空人氏は、「味の特徴は、15年は華やかな感じ。21年はストレートやロックでゆっくり飲んで余韻を楽しむ飲み方がおすすめ」と話していた。
今回、好奇心の赴くままに探し出会った全国各地の食材を紹介。鹿児島県の鰹節を選んだ「TIGRATO」高宮裕輔氏は、「枕崎が鰹節の産地ということで訪れてみた。シャンパンのような香りと職人の技が素晴らしく、これらを引き出すカクテルを届けたい」と意気込んだ。広島県のたもぎ茸・椎茸を選んだ「Quarter Room」野村空人氏は、「たもぎ茸は、別名ゴールデン・オイスター・マッシュルームと呼ばれ、だしにするとおいしい。椎茸も厚みがあって食べ応えがある。これらでカクテルを作ってみたいと思った」と食材の素晴らしさについて教えてくれた。齋藤氏は佐賀県のサフランを選択。「花は11月に咲くということで見ることはできなかった。佐賀県を訪れた際に、生産者の人がサフランライスカレーを作ってくれたのだが、サフランの香りがすごく、カレーのスパイシーな香りを凌駕していておいしかったので、これを選んだ」とサフランの魅力をカクテルで引き出したいと述べていた。「Unknown」大場文武氏は千葉県のヨーグルトを選択。「このヨーグルトはアップサイクル系のヨーグルトで、ミルクがとてもおいしい。このヨーグルトを15年に合わせたらおいしいのではないかと思った」とヨーグルトを選んだ理由について語ってくれた。福島県のりんごを選んだ中村氏は、「りんごのおしりの部分の香りが強いため、香り高いカクテルに仕上がるのではないかと想い選んだ」と、りんごの香りを引き立てるカクテルにしたいと意気込んだ。東京都のハチミツを選んだ吉野氏は、「東京都板橋で生産されたハチミツを選んだ。私自身が東京都北区の赤羽出身で、幼少期の頃、よく自転車で板橋まで遊びに行っていた。自分が育った街でつくられた食材でカクテルをつくりたいと思い選んだ」と東京都のハチミツにした理由について教えてくれた。
6人のバーテンダーが選んだ食材を聞いた小橋氏は、「食材を探すために訪れた地で、その食材の生産者との出会いが生まれ、食材の魅力を深めることができたのではないかと思っている。こうした新たな化学反応がカクテルを通じてみられると思うと、今からワクワクする」と、新たな食材と交わることで生まれる新たなディスカバリーに興奮しているようだった。
11月上旬から順次、6人のバーテンダーが営むバーで、デュワーズ15年をベースにそれぞれが開発したカクテルを期間限定で楽しめるとのこと。12月15日には、バーテンダーたちが開発した6種類の新カクテルと、カクテルに使用した6種類の食材を使ったフルコースを楽しめる「Dewar's Discovery Session 2023」の集大成となるイベントも開催するという。
デュワーズ=https://dewars-jp.com/
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