- Drink&Food2023/12/25 19:50
フジッコ、「カスピ海ヨーグルト」シリーズ2種類の容器をプラスチック使用量20%削減した環境配慮型容器へ切り替え
フジッコは、独特のねばりを楽しめる「カスピ海ヨーグルト」シリーズ2種類の容器を、先行して来年1月から順次プラスチック使用量を20%削減(同社従来品比)した環境配慮型容器へ切り替えていく。また、容器変更に伴い、パッケージにプラスチック削減マークを追加するなど、パッケージ表記を一部変更する。
フジッコはパーパスとして「5つの健康」を掲げている。「5つの健康」とは、健康でありながらさらに良好な状態で、心が健康で心身ともに快適な“Wellness”な状態を実現するべく、「健康提供」「健康社会」「地球健康」を目指し、その実現のために「健康経営」「健全経営」に務めるというもの。このパーパスの1つである、環境保護を進めていく「地球健康」のための活動として、昨今から問題視されているプラスチック使用による環境問題を解決するべく、環境配慮型容器への切り替えに踏み切った。
容器変更にあたり、品質保持や賞味期限保持のために、バリア性に加え容器自体の強度も維持する必要があり、開発期間は約2年間要した。強度を保ちつつプラスチック使用量を削減するために、容器メーカーと協力し、プラスチック原料を変更するなど、何度も試行錯誤を重ねてきた。その結果、充分な強度を保ちながらも、従来の「カスピ海ヨーグルト」使用容器に比べ、プラスチック使用量を20%削減した容器開発に成功した。
今回の「カスピ海ヨーグルト」シリーズ2種類の環境配慮型容器への変更を皮切りに、「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」や他のフジッコ製品に関しても環境配慮型容器への変更に向けて引き続き取り組んでいく。
主な変更点として、現状の「カスピ海ヨーグルト」カップ容器重量が23.1gであるところを、今回の変更によって18.4gとプラスチック使用量を20%以上削減した。これによって、従来の自社容器と比較してプラスチック使用量において年間約120トンの削減が見込まれる。プラスチック削減マークを追加することで、より多くの消費者に環境配慮に関して認知を広めるとしている。
「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」独特のねばりと北海道産生乳のリッチな味わいが楽しめるヨーグルト。長寿食研究で著名な家森幸男先生が、長寿地域として知られるコーカサス地方から研究のために持ち帰ったヨーグルトからフジッコが分離・純粋培養した「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」を使用し、その菌が独特のねばりと穏やかな酸味を作り出している。また、「まるごとSOYカスピ海ヨーグルト」は、まるごと大豆の栄養をそのままに、「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」を使用することで、大豆本来のおいしさを生かしたまろやかクリーミーな味わいに仕上げた乳成分不使用の商品となっている。
[実施日]2024年1月から順次切り替え