- Drink&Food2024/02/19 13:12
森永製菓、「バニラモナカジャンボ」をパリパリッ食感を追求した品質にリニューアルして発売
森永製菓は、「チョコモナカジャンボ」の姉妹品である「バニラモナカジャンボ」において、パリパリッ食感を追求した品質にリニューアルし、2月下旬から発売する。
今回のリニューアルに伴い、「チョコモナカジャンボ」と「バニラモナカジャンボ」2品揃って、「パリパリッ」訴求を開始する。消費者により一層「パリパリッ」を楽しんでもらえる品質にするべく、取り組みを強化していく考え。
また、「ジャンボ」のさらなるおいしさを追求するために、“パリパリッ音”がおいしさの印象や感情に与える影響に関する感性研究を行った。「ジャンボ」は引き続きパリパリッ食感を追求し、消費者に笑顔を届けていく考え。
「ジャンボ」の特長はなんといっても「パリパリッ」の食感。アイスからモナカに水分が移行することで、モナカのパリパリッ感が損なわれてしまうので、モナカの吸湿を防ぐためにモナカの内側に「チョココーチング」を、上下のモナカが重なる両サイドに「チョコの壁」をつくっている。今回はバリアーの役割を担っている「チョココーチング」と「チョコの壁」の吸湿耐性をより強化するため、「バニラモナカジャンボ」のホワイトチョココーチングに改良を加えた。
「バニラモナカジャンボ」品質リニューアルのポイントは、パリパリッ食感の向上を日々研究しているなかで、モナカの吸湿耐性と食物繊維に相関がある事が判明した。食物繊維が水分を吸って膨張し、吸湿防止力がアップすると想定される特性に目を付け、モナカを覆う「チョココーチング」と「チョコの壁」に食物繊維原料が入ったホワイトチョココーチングを採用している。従来に比べてパリパリッ食感を楽しめる期限を延長することを目指して改良した。
「ジャンボのパリパリはなぜ人気なのか?」を深掘りしてさらなる改良につなげるために、新たなアプローチとして感性研究をスタートした。今回の研究では、「ジャンボ」のパリパリの「音」に人気の秘密があるのでは、という仮説を検証するために、五感情報工学が専門である横浜国立大学大学院環境情報研究院の岡嶋克典教授との共同研究で、“パリパリ音”がおいしさの印象や感情に与える影響を解明した。
実験参加者にモナカの食感がパリパリの「チョコモナカジャンボ」(以下、パリパリジャンボ)と、モナカの食感がしっとりしているモナカアイス市販品(以下、しっとりモナカアイス)の「咀嚼音」を聞いてもらい、評価を行った。その結果、パリパリジャンボはしっとりモナカアイスと比較して「硬い」と「乾いている」という評価が高く、「心地よい」と「美味しそう」という快感情を引き起こすことが分かった。また、特定の周波数成分を増強または削除した「咀嚼音」を評価した結果、50Hz、200Hz、800Hz、10kHzの周波数帯域の増強や、1.6kHz~6kHz削除が「美味しそう」の評価に影響を与えることが分かった。同研究では、試聴時の気分の経時的な変化や実験参加者のモナカアイスの食経験の影響など未解明な点が多いため、今後、さらなる研究を行っていくとのこと。同研究は横浜国立大学との共同研究で論文誌に論文投稿中の内容となる。
[小売価格]173円(税込)
[発売日]2月下旬