- Drink&Food2022/10/20 21:02
サントリー、「のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール」と「ノンアルでワインの休日(ロゼ)」を限定発売
サントリーは、12月6日から、「のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール」を数量限定で発売し、ノンアルコールワインテイスト飲料「ノンアルでワインの休日(ロゼ)」を期間限定で発売する。10月19日に行われたオンライン発表会では、新商品を発売する経緯や、味わいの特長などについて紹介した他、ノンアルコールテイスト飲料市場における同社の戦略などについて発表した。
「国内におけるノンアルコール市場は、右肩上がりの成長を見せており、ビールテイスト飲料だけでなく、RTDテイスト飲料やワインテイスト飲料の需要も高まってきている」と、サントリー 戦略本部長の林正人常務が市場動向について解説。「当社が9月に行ったWEB調査においても、ノンアルコール飲料を『飲んだことがある』と回答した人は53.2%と半数を超えた。さらに2019年の調査に比べて、飲用頻度も高まっている」と、日常的にノンアルコール飲料を飲むユーザーも増えてきていると説明する。「こうした背景にには、『いろんなノンアルコール飲料が増えたから』と回答する人が73.0%に達するなど、豊富な商品が市場に投入されていることがノンアルコール飲料の飲用機会の高まりにつながっているとみられる」と、ビールテイスト飲料だけでなく、レモンサワーテイスト飲料やカクテルテイスト飲料、ワインテイスト飲料などの飲用機会の高まりが、ノンアルコール市場を底上げしていると断言する。
「当社の今年1~9月のノンアルコール実績では、『からだを想うオールフリー』と『のんある晩酌』が好調に推移していることに加えて、今年上市したワインテイストの商品が好評を得て、前年比105%、2019年比127%とプラスで推移している」と、ノンアルコールは引き続き好調を維持していると力説する。「さらに、ノンアルコール市場を盛り上げるべく、当社では、ノンアルコールをアルコール0.00%のお酒と定義し、お酒を飲む人も飲まない人も一緒に楽しめる文化を創造していく」と、ノンアルコールを再定義していくことで、ノンアルコールの価値を高めていきたいと訴える。
「ノンアルコールの価値を高める活動として、ノンアルコールで乾杯できる体験イベントを展開してきた」と、豊富な種類のノンアルコールの美味しさを実際に体験してもらう場を提供してきたとのこと。「さらに、家庭用では当社のノンアルコール総合売場を展開。各ブランドで、新たな消費者との接点を拡大させた」と、店頭においても消費者のノンアルコールに対する興味・関心を促す売場づくりを行ってきたと力を込める。
「そして、0.00%でお酒を飲む人も飲まない人も一緒に楽しめる文化を創造するべく、圧倒的な美味しさを実現するだけでなく、ラインアップの拡充や、魅力を消費者に提案していく」と、ラインアップの拡充や新規カテゴリの提案を行うことで、ノンアルコールの魅力を伝えていくと訴えた。「ラインアップの拡充においては、『ノンアルでワインの休日(ロゼ)』を新発売する。開栓時に感じられる、ロゼの華やかな香りと、すっきりとした辛口でありながら、ほのかにチェリーを感じるフルーティな味わいとなっている」と、年末にふさわしい気分の上がる華やか“ロゼ”に仕上がっているとアピールした。
次に、サントリー 執行役員 鈴木あき子RTD・LS事業部長が新規カテゴリ商品について紹介した。「当社が展開する『のんある晩酌』では、酒類同様のラインアップが楽しめる“豊かな晩酌”を提供する存在として新規ユーザーを獲得、ノンアル文化定着を目指していく」と、レモンサワーに次ぐ第2の柱として“新カテゴリ”に挑戦すると意気込む。「今回、新たに発売する『のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール』は、1899年の創業以来、120年以上にもわたり洋酒文化を発信・浸透させてきた当社が匠のブレンド技術によって高品質のハイボールをついに、ノンアルコールで実現させた商品となっている」と、ノンアルコールハイボールテイスト飲料を上市すると訴える。「『のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール』は、ハイボールが好きなすべての消費者に新たな選択肢を提供し、ノンアルコールカテゴリーのさらなる拡大に貢献したいと思っている」と、ノンアルコール市場の成長を後押しする戦略的な商品になると力説した。
「『のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール』の中味は、芳醇な香りとコクのあるハイボールのノンアルコールとなっている。当社の歴史が築きあげた品質感あるハイボールを想起させる黒のラベル・樽アイコン・液色シズルのデザインが特長となっている。コミュニケーションにおいては、つくりのこだわりの他、驚くほど美味しいノンアルハイボールが出たことを広く伝えるWEB動画を投入する予定になっている」と、幅広いポートフォリオ・創味技術を持つ同社がノンアルコールカテゴリで「ハイボール」に挑戦するのだとアピールした。
サントリー 執行役員 村上悦郎商品開発研究部長は、「のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール」の中味について紹介した。「『のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール』では、エキス化技術という、芳醇なウイスキーを極力熱をかけずに脱アルコール処理して、一部の特徴的な香りや味わいが濃縮されたウイスキーエキス(ノンアルコール)を抽出した。さらに、RTD中味開発ノウハウを活用し、ノンアルコールでありながら、キレ・コク・飲みごたえを実現した」と、ハイボールありのまま製法の商品なのだと訴える。「当社のノウハウを活かし、芳醇でコクのあるハイボールをアルコール度数0.00%で実現。事前に行った調査では、ノンアルコールでも本格的なハイボールの美味しさに高評価を得ることができた」と、技術とノウハウに裏打ちされたノンアルコールハイボールテイスト飲料なのだと胸を張った。
今後のコミュニケーションについて、林常務が再び説明した、「ライトユーザーが一気に流入する12月に、飲む人も飲まない人も一緒に乾杯できる“ノンアル忘年会”を提案するべく、ノンアルハイボール発売と同時期に酒場の街・ハイボールの街、東京・新橋で、『のんある忘年会酒場』を開催する」と、12月2日~9日の期間、新橋駅烏森口徒歩1分のイベントスペース(パラカ新橋第9)で、「のんある忘年会酒場 in 新橋」を開催するという。「そして、リーディングカンパニーとして市場拡大に貢献するとともに、そのポジションをよりいっそう確固たるものにするため、今年の実績は2021年比105%、2026年の実績では2021年比152%にまで引き上げたい」と、ノンアルコール市場のさらなる拡大に貢献していきたい考えを示した。
[小売価格]
のんある晩酌 ハイボール ノンアルコール:158円
ノンアルでワインの休日(ロゼ):オープン価格
(すべて税別)
[発売日]12月6日(火)