フジッコ、「カスピ海乳酸菌」を用いてヨーグルトを手作りすることで子どものQOLが向上することを確認

フジッコは、武庫川女子大学 教育学部教育学科 准教授 吉井美奈子先生との共同研究によって、「カスピ海乳酸菌(クレモリス菌FC株)」を用いたヨーグルトの手作りが子どものQOLを向上させることを明らかにした。この研究成果は、日本家政学会第76回大会(5月24日~26日)で発表する。

近年の日本では、核家族の増加や共働き世帯の増加に伴って、子どもの孤食や親子関係の希薄化が社会問題となっている(人口動態・家族のあり方等社会構造の変化について 総務省(2018).)。これらは子どものQOL(「Quality of Life(クオリティ・オブ・ライフ)」の略称で、日本語では「生活の質」などと訳され、「生きがい」や「満足度」という意味がある。人が人間らしく満足して生活しているか、自分らしい生活が送れているかという「生活の質」を評価する概念であり、近年注目を集める研究分野となっている)低下と関連しているだけでなく、子どもの成長にも悪影響であることから、これらの問題を解決し、健全な子どもの成長を促す施策の重要性が増してきている(第四次食育推進基本計画 総務省(2021).)。

「カスピ海乳酸菌」は、室温での発酵が可能なことから、家庭内で容易にヨーグルトの手作りができるという特徴がある。これまで、家庭内での継続的なヨーグルトの手作り実施によって、高齢者の精神的QOLが向上する事を見出している(田畑ら 科学と工業,97(11),335-339(2023))。これらから、同研究では「カスピ海乳酸菌」を用いたヨーグルトの手作りを子どもが実施することで、子どものQOLやストレス及び親子関係にどのような影響を与えるかについて調べた。

調査では、小学3~6年生の親子を対象として、8週間継続して「カスピ海乳酸菌」を用いたヨーグルトの手作りを行ってもらった。また、市販品の「カスピ海ヨーグルト」を食べてもらうグループ、普段通りの生活をしてもらう対照グループとも比較した。そして、試験期間0週目、4週目、8週目に、子どもに対してQOLやストレス、両親への気持ちに関するアンケートを行った。その結果、ヨーグルトの手作りを継続したグループでは、試験前後で子どものQOLの向上やストレス度合いの低下、両親への気持ちの向上が見られた。一方、市販品を食べたグループや対照グループでは、これらの変化は見られなかった。これらの結果から、「カスピ海乳酸菌」を用いたヨーグルトの手作りは、子どものイキイキとした生活の向上を促す契機となる可能性が示唆された。

フジッコでは、これまで、「カスピ海乳酸菌」の健康機能として、便秘傾向者への整腸作用や高齢者のフレイル対策へのエビデンスを取得してきた。今回、新たに子どものQOLの向上にも寄与できるエビデンスが得られたことから、「カスピ海乳酸菌」の活用をより広めていくことで、すべての人々の健康が達成されるよう努めていく考え。

フジッコ=https://www.fujicco.co.jp/


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