旭酒造とユーグレナ、獺祭焼酎粕を再利用したサプリメント「bioDays 獺祭」を発売

「bioDays 獺祭」

日本酒「獺祭」を製造・販売する旭酒造とユーグレナは、サステナブルな取り組みの第1弾として、「獺祭焼酎」をつくる際に生じる焼酎粕と、石垣島ユーグレナで育てた麹「ユーグレナ米麹(ミドリ麹)」を掛け合わせたサプリメント「bioDays 獺祭」を共同開発し、5月23日から販売を開始する。

日本酒造りの副産物である酒粕は、その多くが現状では廃棄されている。旭酒造では、日本酒「獺祭」をつくる際に年間1500トンを超える酒粕が出るが、そのまま廃棄する代わりに再利用に取り組み、日本酒「獺祭」の酒粕を原材料として蒸留した「獺祭焼酎」を15年以上前から製造してきた。さらに、「獺祭焼酎」で酒粕を蒸留した後に残る年間約1000トンの焼酎粕も、牛等の飼料の原料として活用するなど、無駄なく使い切るための工夫を重ねている。

「ユーグレナ米麹(ミドリ麹)」

ユーグレナ社は、微細藻類ユーグレナを活用したサプリメント等の開発・販売を展開するとともに、新素材の研究開発も行っており、そのひとつとして、微細藻類ユーグレナと麹から独自素材「ユーグレナ米麹(ミドリ麹)」を開発している。また、「Sustainability First(サステナビリティ・ファースト)」を体現する事業展開の一環として、ユーグレナ・グループ内外の未利用資源を新たな食品へアップサイクルしたり、飼料や肥料として活用する取り組みを推進している。

これらの両社の技術や知見を活かして、たんぱく質を多く含む獺祭焼酎粕を再利用して、サステナブルかつ栄養価の高い食品原料としての活用を目指す共同開発を開始し、今回商品化に至った。アルコールは焼酎粕を加工する過程で除去されるため、お酒が飲めない人や世代、あまりお酒を飲まない人にも「獺祭」を気軽に楽しんでもらうことができる。「若者のアルコール離れ」といわれて久しいすが、お酒を飲む人も飲まない人もそれぞれが好きな形で「獺祭」に触れる機会を提供していく考え。

「獺祭の焼酎粕」

なお、旭酒造とユーグレナのサステナブルな取り組みは今回が第1弾で、今後は、獺祭焼酎をつくる際に生じる焼酎粕を肥料として活用し、日本酒「獺祭」向けの酒米である「山田錦」の栽培に活用する循環型酒造に向けた実証試験も検討していく予定となっている。

「bioDays 獺祭(ビオデイズ だっさい)」は、原材料に、獺祭焼酎粕、ユーグレナ米麹(ミドリ麹)、乳酸菌を使用したサプリメント。たんぱく質が多く含まれている獺祭焼酎粕、通常の麹菌に比べて高い酵素力価を持ち、希少アミノ酸の一種であるエルゴチオネイン高含有のユーグレナ米麹(ミドリ麹)、EC-12乳酸菌とKT-11乳酸菌を配合している。水がなくても食べやすいチュアブルタイプで、中⼼部に穴を開け、誤飲によるリスクを軽減した形状にした。焼酎粕にはアルコール分は含まれていないので、大人や子どもなど世代も問わず楽しめる「獺祭」となっている。

また、「bioDays(ビオデイズ)」とは、「Bio(ビオ/バイオ)=生命」と「Days(デイズ)」を合わせた造語。ロゴでは、アルファベットの「D」を横向きにして、笑っている口元を表現した。「笑顔あふれる毎⽇を過ごしてもらいたい」という思いが込められている。

[小売価格]3000円(税込)
[発売日]5月23日(木)

旭酒造=https://www.asahishuzo.ne.jp
ユーグレナ=https://euglena.jp


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