- Drink&Food2024/06/24 17:41
パルシステム、沖縄県初の陸上養殖場で生産した「スジアオノリ」だけを使用した「琉球あおのり」の注文受付を開始
パルシステム連合会は、6月24日から、「琉球あおのり」の注文受付を開始する。原料は沖縄県初の陸上養殖場で生産した「スジアオノリ」だけを使用した。香り高く口どけの良い食感が特徴となっている。海水温上昇や担い手不足で全国的に供給不足のスジアオノリの陸上養殖によって、持続可能な資源管理型漁業の実現をめざす。
「琉球あおのり」の原料は、青のりとして販売される海藻の中でも特に香り高く、鮮やかな緑色が特徴の「スジアオノリ」だけを使用する。近年の海水温上昇などの影響を受け、全国的に生産量が減少し高級品として扱われている品種とのこと。沖縄県伊江島の陸上養殖場で、地下透過海水を毎日くみ上げ太陽光の下育った原料は、口どけの良さも特徴となっている。
「スジアオノリ」の陸上養殖場は、伊江村、伊江漁協、高知大学、沖縄県水産海洋技術センターのほか、パルシステムと産直提携を締結する阿波市場が連携し、島の新たな振興事業として今年5月に操業を開始した。施設は、内閣府の「沖縄北部連携促進特別振興事業」の助成で建設され、県内初の商業規模のスジアオノリ陸上養殖場として稼働している。漁協組合員が高齢化などで減少するなか、高齢者や女性など新規の雇用創出にもつなげている。
収穫されたスジアオノリは、全量を阿波市場が買い取り、選別、乾燥後に包装し「琉球あおのり」としてパルシステムはじめ全国の消費者へ販売する。
伊江漁業協同組合の八前隆一組合長は「しっかりと生産すれば消費してくれる人がいることは心強いこと。北部地域の水産業の発展に寄与できるよう取り組む」と陸上養殖場を活用した村の水産業振興への意気込みを話している。
[小売価格]322円(税込)
[発売日]6月24日(月)
パルシステム生活協同組合連合会=https://www.pal-system.co.jp