キユーピー、市販用ドレッシング類の180mlサイズ全25品に再生PET樹脂を30％含むボトルを採用

キユーピーは、180mlサイズの市販用ドレッシング類（ドレッシングおよびノンオイル等のドレッシングタイプ調味料）全25品について、再生PET樹脂（主に清涼飲料水用のペットボトルを回収し、粉砕・洗浄後、高温下で一定時間処理し、汚れを除去する方法「メカニカルリサイクル（物理的再生法）」で再生したPET樹脂）を30％含むボトルを採用し、7月上旬の製造分から順次切り替える。これによって、年間で新たなプラスチック使用量を約430トン削減、CO2排出量を約380トン削減できる見込み（前年出荷実績に基づく同社試算）。

近年、飲料では再生PET樹脂を使用したボトル（以下、再生PETボトル）の利用が広がっている。キユーピーでは、飲料に比べて油や酢など幅広い原材料を含む調味料でも安全に再生PETボトルを使用するため、食品4社での共同研究や、独自の検証を重ねてきた。そして2021年6月にテイスティドレッシングシリーズで再生PET30％ボトルを採用し、昨年8月にはテイスティドレッシングと機能性表示食品ドレッシングの全品に再生PET100％ボトルの採用を実現した。

今回は対象商品を拡大し、市販用ドレッシング類の主力サイズである180mlの全25品に再生PET30％ボトルを採用する。ボトルの切り替え後から、順次パッケージに独自のecoマークを付与し、環境に配慮した容器であることをお客さまへ分かりやすく訴求していく。

キユーピーは、サステナビリティ目標に「2030年度にプラスチック排出量削減率30％以上（2018年度比）」を掲げている。今回、ドレッシングの主力である180mlサイズへの再生PET30％ボトルの採用は、その達成に向けた大きな前進であり、今後さらに展開していく。将来的には油を使用した商品のPETボトルが資源循環できる社会を目指し、今年5月には日清オイリオグループと企業の枠を越えた協働も開始した。今後も持続可能な社会の実現に向けた取り組みを加速し、循環型社会の構築に貢献していく考え。

［発売日］7月上旬の製造分から順次切り替え予定

キユーピー＝https://www.kewpie.co.jp