- Drink&Food2024/08/11 19:17
モスフードサービス、東武東上線「池袋駅」の改札内に規格外品の野菜を使用したドリンクスタンド「Stand by Mos」をオープン
モスバーガーを展開するモスフードサービスは、8月9日から、主に規格外品などで廃棄されてしまう野菜を使用したドリンクを販売する新業態のドリンクスタンド「Stand by Mos」(スタンドバイモス)を、東武東上線「池袋駅」の改札内にオープンした。オープン日前日の8月8日には、「Stand by Mos」の店舗概要および商品説明会が行われた。
「少子高齢化を背景とした健康志向の高まりや、フードロス削減機運の高まり。また、コロナ禍の沈静化にともなう人流の回復など市場環境は刻一刻と変化している」と、モスフードサービス 執行役員 社長室長 金田泰明氏。「当社は、独自に構築している国産生野菜のサプライチェーンから、モス=野菜がおいしいとの評価を得ている。また、各契約農家との付き合いから地域との結びつきも深い。こうした当社独自の強みを活かし、モスバーガーでは出店がしにくいエキナカ極小スペースに、新業態を開発した」と、ドリンクスタンド「Stand by Mos」(スタンドバイモス)を出店するという。
「『Stand by Mos』は、厨房設備が軽く、極小スペースでの出店が可能となっている。投資額はモスバーガービルイン店舗の1/3となる」と、5坪の極小スペースに加え小投資で出店できるのが強みと断言する。「『Stand by Mos』では、成人が1日に必要な野菜摂取量の1/2を摂取できるメニューを用意した。素材の特徴を活かした商品開発を行っている」と、健康とおいしさの両立を図ったメニューになっているとのこと。
「当社は、全国117産地2379軒の契約農家を有し、自社系農場『モスファーム』を7社運営している。さらに、MOS-GAPによる安心安全な生産管理を行っている」と、独自のサプライチェーンを展開していると力説する。「『Stand by Mos』では、野菜センターに集荷された規格外品を積極活用。食品ロス削減による産地・生産者支援を実現した」と、エシカルな店舗運営になっているという。「また、まぜるシェイクを季節に応じて展開し、地域性を表現している。獺祭シェイクは山口県の地酒を使用している」と、地域との連動を図ったメニュー展開を行うとアピールする。「さらに、人気メニューはモスバーガーでも展開予定となっている。テストマーケティングの場としても活用していく」と、駅構内というあらゆる世代が利用する立地を活かしたデータ収集も行っていきたい考えを示した。
「『Stand by Mos』のコンセプトは、“いつでも自然を、あなたのそばに”とした。モスの生野菜を使ったドリンクで都市生活の中であっても自然・季節を感じてもらいたいと思っている」と、同店に込めた想いを語る。「『Stand by Mos』には、モスバーガーの“自然との関わりを尊重し生活に活かす”という価値観や理念を共有し、一緒に成長していくという、モスと一緒に生きるという意味と、次の移動地までのStanby(スタンバイ)、活力再生の場という意味が込められている」と、ネーミングへのこだわりについても教えてくれた。
同 商品開発部 商品開発グループ リーダー 上村優氏は、「Stand by Mos」のメニューについて紹介した。
「『しっかりトマトなモストマトジュース』(180ml CUP)は、モスのトマトとパタゴニアソルトで作った、トマトを楽しむトマトジュースとなっている。モスバーガー店舗には出荷できない規格外(サイズが大きすぎる・小さすぎる、割れやキズがあるなど)のトマトを中心に使用している。成人が1日に必要な野菜摂取量目標350g(厚生労働省が進める『21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)』では、健康を維持するために必要な野菜の摂取目標量を成人1日当たり350g以上に設定している)のおよそ1/2を摂取することができる」と、商品特徴について説明する。
「『ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー』(180ml CUP)は、モスのトマトと青森県産りんご果汁を合わせた、フルーティーで飲みやすいスムージーとなっている。モストマトジュース同様に、規格外のトマトを中心に使用しており、成人が1日に必要な野菜摂取量目標350gのおよそ1/3を摂取することができる」と、看板商品であるトマト2種について紹介した。
「『さっぱりリフレッシュ!モスレモネード』(210ml CUP)は、皮まで食べられる『せとだエコレモン(せとだエコレモン19.6%配合)』をシロップに使用した鮮烈な香りのレモネードになっている。広島県尾道市瀬戸田町産の『せとだエコレモン』のレモンスライスは、円が欠けてしまったり、果肉が少ないという理由で選別されたものを使用している」と、レモンづくしのドリンクになっているとのこと。
「『ほっこりスパイシーなモスジンジャーラテ』(210ml CUP)は、シロップに高知県産の生姜と国産の加工黒糖を使用したジンジャーラテ。本来は廃棄されてしまう親生姜を使用した。親生姜は繊維感が強めで、生食には向かないため廃棄されてしまうことが多い食材となっている。味わいはピリッとした辛みが特徴で、ミルクと加工黒糖のまろやかな味わいにもマッチする」と、生姜の辛さとミルクが特徴のドリンクなのだと述べていた。
「『こっくりスイートなモスバナナミルクスムージー』(180ml CUP)では、黒くなってしまったり、折れてしまったりで量販店に陳列できず廃棄されてしまう規格外のバナナを主に使用した。素材を活かすために合わせるのは牛乳のみで、濃厚なバナナの甘みが楽しめる」と、バナナと牛乳のシンプルで濃厚な味わいが特徴のスムージーだという。
「『しっかりベジーなモスグリーンスムージー』(180ml CUP)では、モスの契約農家で栽培されたトマトの規格外品と、同じく契約農家で水耕栽培されたえぐみの少ないサラダほうれん草を使用した。生鮮の野菜はすべて『モスの生野菜』を使用しており、パイナップルを加えて飲みやすく仕立てた。成人が1日に必要な野菜摂取目標350gのおよそ1/3を摂取することができ、野菜を手軽に摂りたい人におすすめの“飲むサラダ”となっている」と、軽い苦みがスムージーによく合うと語っていた。
「『きゅんと甘ずっぱいモスベリーベリーベリースムージー』(180ml CUP)では、ストロベリー、ブルーベリー、ラズベリーを使った。甘みと酸味のバランスが良いブランドいちごの福岡県産『あまおう』と栃木県産『スカイベリー』のそれぞれのソースを使用し、飲みやすい甘ずっぱさに仕上げた。なお、ストロベリー果肉13.4%、ブルーベリー果肉2.8%、ラズベリー果肉2.3%、あまおう果肉5.9%、スカイベリー果肉1.2%を使用している」と、甘酸っぱいベリーがぎゅっと詰まったスムージーなのだと話していた。
数量限定「まぜるシェイク 新生獺祭<ノンアルコール>」(210ml CUP)は、旭酒造が製造する純米大吟醸「新生獺祭」の米麹甘酒「新生甘酒」を使用したノンアルコールシェイク。モスバーガー店舗では、7月17日から数量限定で販売しており、発売から2週間で約20万杯を販売した人気商品を、「Stand by Mos」でも特別に販売する。なお、アルコールは使用していないが、アルコールが入っているような味わいに仕上げているので、飲用するかの最終判断は消費者自身で行ってほしいとのこと。
モスバーガー店舗で販売しているバニラシェイクを「Stand by Mos」でも販売する。「モスシェイク バニラ」(210ml CUP)は、コクがあって飽きのこない味わいに仕上げた、バニラ風味のシェイクとなっている。
[小売価格]
しっかりトマトなモストマトジュース:420円
ちょっぴりフルーティーなモストマトスムージー:500円
さっぱりリフレッシュ!モスレモネード:420円
ほっこりスパイシーなモスジンジャーラテ:420円
こっくりスイートなモスバナナミルクスムージー:500円
しっかりベジーなモスグリーンスムージー:500円
きゅんと甘ずっぱいモスベリーベリーベリースムージー:500円
まぜるシェイク 新生獺祭<ノンアルコール>:480円
モスシェイク バニラ:340円
(すべて税込)
[新業態店舗 概要]
店舗名:Stand by Mos(スタンドバイモス)東武池袋駅店
開店日時:8月9日(金)9:00
所在地:東京都豊島区西池袋1-1-21 東武東上線「池袋駅」構内
アクセス:東武東上線「池袋駅」(中央1改札内)
営業時間:9:00~21:00
定休日:なし
店舗面積:4.95 坪
座席数:なし
※「Stand by mos」は改札内店舗のため、東武東上線の利用時または、東武東上線の入場券が必要になる
モスフードサービス=https://www.mos.co.jp/company
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