サラダクラブ、野菜の日に合わせた調査「サラダ白書2024」を発表、「ざく切りキャベツ ダイスカット」など2品を発売

調理したざく切りキャベツのコールスローと豚肉とキャベツのうま塩スープを披露する料理研究家 島本美由紀氏

サラダクラブは、野菜の日(8月31日)に合わせ、サラダの食文化の把握を目的とした年次調査を2010年から毎年実施し、その結果を「サラダ白書」として発表している。8月22日に行われた「サラダ白書2024発表会」では、「野菜に対する意識・摂取状況」、「パッケージサラダ」、「美容と食生活に関する意識」について、全国2060人の20~69歳の男女に行ったWebアンケート調査の結果について報告した他、今秋発売の新商品「千切りキャベツ 極細カット」と「ざく切りキャベツ ダイスカット」について紹介した。また、ラク家事アドバイザーや食品ロス削減アドバイザーとしても話題の料理研究家 島本美由紀氏を招き「芯までまるごと“キャベツ”の魅力と活用術」について解説してもらった。

サラダクラブ 代表取締役社長 金子俊浩氏

「創業から今年で25周年を迎えた当社は、鮮度の高い野菜を衛生的な工場で加工・袋詰めをし、洗わずに食べられるパッケージサラダを製造・販売してきた」と、サラダクラブ 代表取締役社長 金子俊浩氏が挨拶。「当社は1日80トンのキャベツを扱っている。キャベツの加工品取扱量日本一を自負している」と、キャベツの「パッケージサラダ」を主力に新鮮なサラダを扱っているのだと力説する。「日本の農業は、担い手不足や農家の高齢化に加えて、肥料価格の高騰や天候不順など、苦しい局面を迎えている」と、日本の農業は今、岐路に立たされているとのこと。「こうした生産者を助けるべく、旬の野菜を地元の消費者へ地域限定商品として販売したり、収穫量が増える時期に増量企画を実施するなどしている」と、野菜生産者と連携しながら様々な取り組みを行っていると説明する。

「今年上期の業績については、ドラッグストアへの出荷実績が前年比112%と販路を拡大。また、得意先企業とのカテゴリマネジメントの取り組み連携を図るなど、データ活用によるマーケティングを強化している」と、販売強化を実施しているとアピール。「アイテムの精鋭化や製造の効率化を行い生産性も向上している」と、洗浄工程の自動化や充填工程の能力向上、製造ラインの最適化を図っているという。「その一方で、パッケージサラダの購入経験者は50%と半数はまだ手に取ったことがないことがわかっている。さらに購入頻度も週1回と、頻繁に購入する商品ではないこともわかった」と、パッケージサラダはまだまだ食卓に浸透させる余地の高い商品なのだと訴える。「そこで当社では、消費期限の長い素材系の商品とバラエティ豊かなサラダ系商品を展開し、購入経験率を70%に引き上げると共に、購入頻度も週3回に増やしてもらいたいと考えている」と、消費者の健康と豊かな食卓に寄与するべく、鮮度が高く豊富な野菜を提供していく考えを示した。

サラダクラブ 広報・広告宣伝部の鳥塚栞氏

同 広報・広告宣伝部の鳥塚栞氏が、「サラダ白書2024」の結果について発表した。「サラダ白書2024では、2月21日~2月26日の期間にWebアンケート調査を行い、全国の20歳~69歳の男女2060名から回答を得た」と、調査概要について報告。「野菜不足解消に利用したい商品(1~3位計)では、『パッケージサラダ』(52.1%)が最も多く、『出来合いのサラダ』(42.9%)、『野菜ジュース』(36.2%)と続いた。性年代別では『パッケージサラダ』の利用意向は女性若年層と男性20代が高く、『出来合いのサラダ』は男性30~50代が高かった」と、野菜不足の解消に「パッケージサラダ」を活用したいと考える人が多いのだという。「パッケージサラダの利用意向について尋ねたところ、55.7%と過半数の人が利用したいと答えた」と、利用意向も高いのだと説明。「パッケージサラダを利用する機会の上位は『時間がないとき』『料理をするのが面倒なとき』『普段の食事として』が45%を超える回答を得た」と、利用機会について得られた結果についても発表した。

千切りキャベツ

「パッケージサラダを1年以内に利用した人を対象に、『千切りキャベツ』のパッケージサラダの購入の際の使用タイミングについて尋ねたところ、『買い置きする』と答えた人(46.6%)が、『買った日のうちに使う』(44.8%)を上回った。『買い置きする』と答えた人は、男性20、30、50代、女性20代、二世帯(親子世帯)が他の世代に比べて高い結果となった」という。

千切りキャベツ

同社の「千切りキャベツ」は消費期限が加工日に加え5日と鮮度が長持ちするため、もっと便利に野菜を食べてもらうために、冷蔵庫にストックして様々な料理に使用してもらうことを提案していると述べていた。

サラダクラブ 商品部 企画開発チーム 薮木千裕氏

次に、新商品2種について、同 商品部 企画開発チーム 薮木千裕氏が紹介した。「当社の調査によると、『キャベツ』はコロナ禍で食べる量が増え、料理によく使うようになった。また、良く食べる野菜で1位となり、好きな野菜でも上位にランクインしている」と、「キャベツ」は食卓によく登場する野菜なのだと説明する。「当社は『キャベツ』を年間約3万トン使用し、契約産地数は約100団体に達する。当社使用野菜に占める『キャベツ』の割合は60%と半数を超えている」と、「キャベツ」にこだわった商品を展開しているという。「そんな『キャベツ』にこだわる当社から、もっと手軽に、おいしく『キャベツ』を食べてほしいという想いを込めて、新商品2種を発売する」と、使い勝手の良い「キャベツ」のパッケージサラダを今秋から新発売すると意気込む。

千切りキャベツ 極細カット

「新商品『千切りキャベツ 極細カット』を発売する背景として、カットが細く、ふんわりとした食感・見た目のボリュームの千切りキャベツが求められていることがわかった。しかし、既存品の『千切りキャベツ』はふんわり感はあるが、細切りではない」と、同社の「千切りキャベツ」は消費期限は長いが、他社に比べて太め傾向なのだと説明する。

千切りキャベツ 極細カット

「そこで今回、キャベツを極限まで細く切った千切りキャベツとして『千切りキャベツ 極細カット』を発売する。ふわふわとしてボリュームがあり、食感も柔らかいため、柔らかい千切りキャベツが好きな人におすすめの商品となっている」と、品質とボリューム・細さのバランスにこだわったカットサラダなのだとアピールした。

ざく切りキャベツ ダイスカット

「新商品『ざく切りキャベツ ダイスカット』を発売する背景として、『キャベツ』は手軽さ・汎用性の高さが喫食理由で、食卓出現率が高いことがわかった。また『キャベツ』は色々な調理法で食べられているが、『千切りキャベツ』はサラダとしてメインで食べられていた」と、「キャベツ」は、生でも加熱調理でも食べられているにも関わらず、「千切りキャベツ」は生でしか食べられていないことがわかったという。「そこで今回、キャベツを生でも加熱でも楽しめるサイズにカットした『ざく切りキャベツ ダイスカット』を発売する。キャベツの芯まで丸ごと使用しているため、生ではザクザクとした食感を楽しめ、加熱するとキャベツの甘みを楽しむことができる。お好み焼き1枚に必要な150g入っている」と、生でも加熱でも扱いやすい商品になっていると紹介する。

ざく切りキャベツ ダイスカット

「付加価値型の新商品を上市することで、市場の活性化を目指すとともに、当社の技術だからこそできる“極細カット”で消費者の多様なニーズに応える。また、素材系商品として汎用性拡大に向けたメニュー提案を強化していく」と、調理用途の拡大で、キャベツの摂取量をアップさせたいと意気込んだ。

料理研究家 島本美由紀氏

そして、キャベツの食品ロスの現状と丸ごとキャベツの魅力・活用術について、ラク家事アドバイザーや食品ロス削減アドバイザーとしても話題の料理研究家 島本美由紀氏が講演を行った。「食品ロスとは、本来まだ食べられるのに、捨てられてしまう食品のこと。バナナの皮や魚の骨など、はじめから食べられないところは食品ロスにあたらない」と、食品ロスの概念について解説。「日本の食品ロス量は、約472万トンとされ、国民1人あたりの食品ロス量は1日約103gとおにぎり約1個のご飯の量(約110g)に近い量を廃棄している(農林水産省『食品ロスおよびリサイクルをめぐる情勢』(令和6年7月時点版)」と、大量の食品を廃棄しているのだと力説する。「一般家庭の食品ロスは食べ残しが43%と大部分を占める(出典:環境省『我が国の食品ロスの発生量の推計値(令和4年度)の公表について』」と、食品ロスの内訳について教えてくれた。

豚肉とキャベツのうま塩スープを調理する料理研究家 島本美由紀氏

「キャベツに着目すると、いろいろな料理に活用できる便利な野菜である反面、芯までおいしく食べられるにもかかわらず、捨ててしまわれがちともいえる」と、全体の約10%を占めるキャベツの芯は活用されずに捨てられてしまいがちだと警告する。「キャベツの芯は葉に比べて甘みがあり、硬い食感だが、薄く、細かく切ればおいしく食べられる。芯まで活用することで、栄養も丸ごと摂取することができる」と、キャベツの芯も捨てずに活用してほしいとのこと。「令和5年度第2回消費生活意識調査では、直近1ヵ月の間に捨ててしまった生鮮食品でキャベツは第3位だった。それだけにキャベツを丸ごと食べれば、食品ロスがもっと減らせる」と、キャベツを上手く活用することで食品ロス削減の貢献にもつながると話す。

ざく切りキャベツのコールスローを調理する料理研究家 島本美由紀氏

「ポン酢のお漬物や玉子焼きにキャベツの芯を活用して食感や甘みを楽しんだり、薄切りやみじん切りにして葉っぱと一緒に調理するなど、工夫次第で、無駄なくおいしく食べられる」と、丸ごと食べるための調理法もアドバイス。「キャベツを丸ごと食べるにはカット野菜を使うのもおすすめ」とのこと。「新商品『ざく切りキャベツ ダイスカット』は、ざく切りなのでいろいろな料理に使える」と、生で食べるのはもちろん、焼いたり、ゆでたり、蒸したりして食べることができる商品だと話していた。

「包丁&まな板いらず!超時短レシピ」(左から時計回り:ざく切りキャベツのコールスロー、サバ味噌キャベツのレンジ蒸し、豚肉とキャベツのうま塩スープ)

この後、島本氏による「ざく切りキャベツ ダイスカット」を使った、まな板と包丁いらずの超時短レシピを紹介してくれた。

ざく切りキャベツのコールスロー

「ざく切りキャベツのコールスローは、キャベツのシャキシャキとした食感が楽しめて色どりも鮮やかなメニュー。子どもでも作れるので楽しくお手伝いができ、食育にもつながる。冷蔵庫にある人参やきゅうりなどの余り野菜を加えてもOK。かに風味かまぼこのほか、余りがちなハムやちくわ、ツナなどでもおいしく作れる。調理時間3分の超時短メニューとなっている」と、素早く調理してくれた。

豚肉とキャベツのうま塩スープ

「豚肉とキャベツのうま塩スープは、うまみたっぷりの豚肉とキャベツの甘みが好相性なメニューとなっている。寒くなってくる秋冬におすすめのスープで心も体もポカポカになる。豆腐はスプーンですくって入れるので包丁&まな板も使わずできる。遅く帰った日でも、鍋に入れて煮るだけなので簡単に作れる。レンジでも作れるので、忙しい朝などは材料をすべて耐熱容器に入れ、600Wの電子レンジで7分加熱してほしい。冷蔵庫にある人参やきのこなどの余り野菜を加えてもおいしい」と、手際よく調理していた。

サバ味噌キャベツのレンジ蒸し

この他、サバ味噌キャベツのレンジ蒸しのレシピも紹介。これらの「包丁&まな板いらず!超時短レシピ」はサラダクラブ公式HPやInstagramアカウントで公開しているという。

[小売価格]
千切りキャベツ 極細カット:116円
ざく切りキャベツ ダイスカット:138円
(すべて税込)
[発売日]9月20日(金)

サラダクラブ=https://www.saladclub.jp


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