- Drink&Food2024/09/02 13:33
ロイヤルパークホテルズ、皇居外苑濠のヒシ由来の堆肥で育ったサステナブルな野菜を使ったスープを12ホテルで提供
三菱地所ホテルズ&リゾーツ(以下、MJHR)は、皇居外苑濠のヒシ(菱)由来の堆肥で育ったサステナブルな野菜を使ったスープをロイヤルパークホテルズの12ホテルにおいて提供する。
三菱地所グループでは環境省の皇居外苑管理事務所と連携し、「濠プロジェクト(三菱地所が2017年に環境省との間で協定を締結して実施している、皇居外苑濠を中心とした水辺生態系の復元・生物多様性の保全を目指すプロジェクト。生きものの保全や復元には、三菱地所グループの従業員や大丸有エリアのオフィスワーカーも参加している)」と題して、東京・丸の内の皇居外苑濠の水辺生態系の復元や生物多様性の保全を目指す取り組みを、2017年から続けている。2019年からは、環境省が実施する皇居外苑濠の管理(皇居外苑濠の一部では、夏季を中心にヒシが水面を覆い尽くすほど繁殖して美観を損ねているほか、他の水生植物の生育を阻害するなどの生態系への影響が生じていることから環境省が定期的に刈取を行っている)の過程で刈り取った水草「ヒシ(菱)(ミソハギ科の一年草の水草であり、葉が水面に浮く浮葉植物。皇居外苑濠で繁茂し、水面を覆う現象が起きている。生態系(エコシステム)に影響を与える植物である一方で、ヒシがあることで小型の生物が大型の生物から身を守るための隠れ家としての機能も有しており、その生育状況によって生態系にさまざまな影響を与えることから「エコシステム・エンジニア」と呼ばれる)」を有効活用する手段として堆肥化、山梨県の有機栽培農家と協働し、この堆肥を用いて栽培された野菜を三菱地所本社カフェテリアなどで食材として活用するという、都市と地方をつなぐ資源循環の仕組みを構築してきた。
この取り組みの一環として、MJHRでは2021年夏から、前述のヒシを含む堆肥で栽培された玉ねぎやトウモロコシを使用してスープに加工、期間限定でロイヤルパークホテルズの一部で提供してきた。
都心のオアシスであるお濠の環境再生に携わる人、土に肥料にこだわり野菜を育む農家、美味しいスープへと昇華させるシェフ。都市と地方を循環のバトンでつなぐプロジェクトのもと、今年もこの玉ねぎとトウモロコシを使用したスープを消費者へ提供する。美味しい食事を楽しむ中で、食材の向こう側へ思いを巡らせ、携わる人々の思いを感じてもらうことで、食品ロスの削減やSDGsの活動をより身近なものとして捉えてもらえることを目指す。
八ヶ岳で育ったトウモロコシと玉ねぎは、グループ統括総料理長の松山昌樹氏監修のもと、新鮮なうちに、その甘みと旨みを十分に引き出し、活かす調理法でスープに仕上げている。
「コーンスープ」は、生でも美味しい新鮮なトウモロコシをさっぱりとした冷製のスープにした。甘みと旨みを際立たせる少しの塩味、あえて粒を残さず滑らかな舌触りに仕上げることで、素材本来の甘みを堪能できる。
「オニオンスープ」は、玉ねぎの持つ甘みはもちろんのこと、少しのバターを加えてソテーすることで引き出される深いコクと香ばしさも楽しんでもらえる温製スープ。体と心に沁みわたるほっとする美味しさとなっている。
[実施概要]
スープの提供
提供期間:9月1日(日)~10月31日(木)予定
※無くなり次第終了予定
提供場所:
ロイヤルパークホテル(東京・日本橋)レストラン「シンフォニー」、エグゼクティブラウンジ
横浜ロイヤルパークホテル レストラン「ルシエール」、「よこはま」、クラブラウンジ
ザ ロイヤルパークホテル アイコニック 東京汐留 レストラン「ハーモニー」
ザ ロイヤルパークホテル 銀座6丁目 レストラン「銀座ランプ亭」
ザ ロイヤルパークホテル 東京羽田 レストラン「TAIL WIND」
ザ ロイヤルパーク キャンバス 札幌大通公園 CANVASラウンジ「KOKAGE」
ザ ロイヤルパーク キャンバス 銀座8 レストラン「Opuses」
ザ ロイヤルパーク キャンバス 名古屋 レストラン「ムッシュいとう」
ザ ロイヤルパーク キャンバス 京都二条 CANVASラウンジ
ザ ロイヤルパーク キャンバス 大阪北浜 CANVASラウンジ
ザ ロイヤルパーク キャンバス 神戸三宮 CANVASラウンジ
丸ノ内ホテル レストラン「ポム・ダダン」
三菱地所ホテルズ&リゾーツ=https://www.royalparkhotels.co.jp
ロイヤルパークホテル=https://www.rph.co.jp