アサヒ飲料、「シエリアタワー大阪堀江」に大気中のCO2の吸収を可能にした「CO2を食べる自販機」を設置

「CO2を食べる自販機」(イメージ)

アサヒ飲料近畿圏本部は、関電不動産開発、住友不動産およびパナソニック ホームズが開発する8月竣工の「シエリアタワー大阪堀江」に、大気中のCO2の吸収を可能にした「CO2を食べる自販機」を設置する。

「CO2を食べる自販機」は、大気中のCO2の吸収を可能とした新たな自動販売機を設置し、吸収したCO2を肥料やコンクリートなどの工業原料に活用することで、脱炭素社会の実現に貢献する取り組みとなっている。

「シエリアタワー大阪堀江」は、竣工後のCO2排出量が実質ゼロとなる「実質CO2ゼロ・次世代型タワー」とのこと。「シエリアタワー大阪堀江」のコンセプトと同取り組みが合致したことによって、設置に至ったた。

CO2排出量が実質ゼロとは、居住者が使用する電気は水力・火力・原子力などの電源の電気を組み合わせたものだが、居住者が「再エネECOプラン」に加入することで、再生可能エネルギー由来の非化石証書の持つ環境価値を付加でき、実質的に再生可能エネルギー由来のCO2フリーの電気となる。

「CO2を食べる自販機」を活用したCO2資源循環について、CO2吸収性能として1台当たりのCO2年間吸収量は稼働電⼒由来のCO2排出量の最大20%を見込んでおり、スギ(林齢56~60年)に置き換えると約20本分の年間吸収量に相当する。 現在は関東・関西エリアを中⼼に、CO2濃度が高いとされる屋内に加え屋外などさまざまな場所に5月末時点で約100台設置している。脱炭素社会の実現に貢献する国内初の取り組みであり、大気中のCO2の吸収を可能にした自動販売機は、特許取得済み。

自動販売機から吸収したCO2は、取り組みに賛同してもらえる各自治体や企業と共創しながら、さまざまな⼯業原料として活用することを計画している。吸収材を肥料に配合し土壌に散布することでCO2の土壌貯留を図るほか、コンクリートの原料に配合しCO2の固定化や海中での藻場造成などに活用することでブルーカーボン生態系の再生を図ることなどを検討している。なお、ブルーカーボンとは「海洋生態系に蓄積される炭素」のことであり、そうした作用を有する生態系。

アサヒグループでは、グループ理念“Asahi Group Philosophy”の行動指針の一つとして「事業を通じた持続可能な社会への貢献」を掲げている。サステナビリティの重点テーマの一つである「気候変動への対応」においては、CO2排出量削減の中長期目標「アサヒカーボンゼロ」を設定し、2040年までにCO2排出量をネットゼロとすることを目指している。

「シエリアタワー大阪堀江」は、国内初(2022年1月31⽇時点の公表情報に基づく。また、「超高層ZEH-M」は「超高層ZEH-M実証事業採択物件」を指す)の「超高層ZEH-M」×「オール電化」(電気給湯機「エコキュート」と「IHクッキングヒーター」(据え付けて使用する電磁誘導加熱調理器)を採用し、家庭内で用いる全てのエネルギーを電気に統一した仕様を指す)×「ゼロカーボン電気」を実現した新発想の「実質CO2ゼロ・次世代型タワー」。竣⼯後のCO2排出量が実質ゼロとなる「実質CO2ゼロ・次世代型タワー」プロジェクトを始動。この取り組みは、オール電化を採用し、経済産業省「令和3年度超高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)実証事業」に採択された物件としては国内初となる。また、マンションへ再生可能エネルギー由来のゼロカーボン電気を導入することで、マンションまるごと「実質CO2ゼロ」を実現する。所在地は大阪府大阪市西区南堀江三丁目8番1(地番)。

アサヒ飲料=https://www.asahiinryo.co.jp


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