ファンケル、全国のドラッグストアをはじめとする一般流通におけるサプリメント什器をプラスチックから紙製へ変更

ファンケルは、全国のドラッグストアをはじめとする一般流通に設置されるサプリメント什器を、プラスチックからFSC認証を取得した紙製へ9月中旬から順次切り替える。材質の変更によって、プラスチック使用量を97%削減、CO2の排出量も26%削減(什器製作会社によって算出)する。

同什器は紙材質ながら高い強度を誇るファンケルオリジナルの什器とのこと。昨年10月から半年間実施したテスト展開においても、耐久性や使い勝手などにおいて高い評価を得た。棚への設置のしやすさや掃除・手入れの容易さなど利便性にも優れている。

同社では、「気候変動への対応・CO2排出量の削減」や「資源循環の促進と廃棄物の削減」を環境の重要課題(マテリアリティ)に掲げて4R(4R:Reduce(容器プラスチック使用量の削減)・Reuse(容器の再利用)・Recycle(容器回収リサイクル)・Renewable(再生素材または植物素材への切り替え))という観点で、製品やサービスのプラスチック使用量の削減に取り組んでいる。

直営店舗においては、2022年にサプリメント什器を主原料が紙パウダーの什器へ変更(「MAPKA」を使用した国内初の環境配慮型什器を全直営店舗に導入)。昨年には全直営店舗のメイク品専用什器を、植物由来の生分解性プラスチックを100%使用した什器に変更した(植物由来の生分解性プラスチックを使用した環境配慮型什器を全直営店舗に導入)。

今後も一般流通や直営店舗において、環境に配慮した店舗づくりを目指していく考え。

同社では4月から、ドラッグストアで展開する化粧品什器を、FSC認証紙と再生プラスチックを使用した環境に配慮した什器へと順次切り替えている。再生プラスチックを使用することで、従来什器と比較してCO2排出量の削減に貢献している。また本什器は折りたたむことで小さく梱包することができる仕様となっており、輸送車両台数削減にも貢献している。

[切替日]9月中旬から順次

ファンケル=https://www.fancl.jp


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