エイブル、住まい別・料理に関するアンケート調査2024、料理をする頻度では全属性で「毎週料理をする」と回答した人が半数以上

Q1)料理をする頻度(居住スタイル別)

エイブルは、ニチレイフーズとの共同で「料理に関するアンケート」を実施した。その結果、「毎日料理派」では、ひとり暮らしがワーストで、キッチンの充実具合と料理頻度は比例することがわかった。ひとり暮らしの料理をしない理由では「フードロス」がキーワードになっていることも明らかとなった。一方、冷凍食品の「日常食化」と「速食」傾向にあり、冷凍食品で最も購入するものは「麺類」で、ひとり暮らしでは「カット野菜(冷凍野菜)」が増える傾向にあることがわかった。ひとり暮らしにとって冷凍食品はタイパが良く、フードロスの観点からも利便性が高いことが明らかとなった。

料理をする頻度では全属性で「毎週料理をする」と回答した人が半数以上で、なかでもルームシェア・同棲では88.7%と最も高い結果となった。実家暮らしでは22.0%が「あまり料理をしない」と回答。ひとり暮らしでは毎週料理をすると回答した人が79.6%いる一方、「毎日料理をする」と回答した人の割合が31.7%と、毎日料理派ではひとり暮らしが最も低い回答となった。

Q2)料理をする頻度(ひとり暮らし:間取り別)

ひとり暮らしの間取り別でみると「毎週料理をする」と回答した人が1Kでは77.5%、2Kでは79.0%に対して、ダイニングやリビング付きの1DK/1LDKでは87.2%、2DK/2LDKでは86.8%と高くなることから、キッチンの広さと料理頻度は比例することが分かる。

Q3)料理をする頻度(ひとり暮らし:コンロ数別)

ひとり暮らしのキッチンのコンロ数別で見ても、「毎週料理をする」と回答した割合は、1口では73.2%に対して、3口以上では85.7%と、コンロ数が3口以上の人は1口の人に対して毎週料理をする割合が12.5%も高い結果となった。また、3口以上の人では「あまり料理をしない」割合が9.3%しかいないのに対して、1口の人では19.2%と2倍以上の差がある結果となった。

Q4)料理をしない理由(居住スタイル別)

料理をしない理由では、全属性を通して「仕事・学校などが忙しく料理をする時間や余裕がない」と「片付けなどが面倒くさい」が上位回答として多い結果となった。ひとり暮らしの回答に注目すると、他と比べて特徴的であったのが「ひとり分の料理だと食材を余らせてしまうから」(12.3%)が高くなり、対して「料理が苦手」(4.4%)は低い結果となった。

居住スタイル別で比較すると、“毎週”料理をする人では、1位「ルームシェア・同棲」(88.7%)、2位「ひとり暮らし」(79.6%)、3位「実家暮らし」(68.9%)となった一方、“毎日”料理をする人で比較すると、1位「ルームシェア・同棲」(44.2%)、2位「実家暮らし」(38.1%)、3位「ひとり暮らし」(31.7%)と、毎日料理派では実家暮らしとひとり暮らしが逆転し、ひとり暮らしは毎日料理派が少ない結果となった。

1K・2Kと比較すると、1DK/1LDKや2DK/2LDKの方が料理頻度が高くなり、コンロ数でも1口に比べて3口以上の人の方が毎週料理をする人が10%以上高い結果となった。

全属性を通して、料理をしない理由としては「仕事・学校で忙しく時間に余裕がない」と「片付けが面倒くさい」が上位回答に。「仕事・学校で忙しく時間に余裕がない」では、ひとり暮らしが42.1%と他属性に比べて高い傾向にあり、あわせて、ひとり暮らしでは「ひとり分の料理だと食材を余らせてしまうから」(12.3%)が高くなることが特徴として分かった。

Q5)冷凍食品を食べる頻度(居住スタイル別)

冷凍食品を「毎週食べる」と回答した人は6割を超え、属性別でみると「毎週食べる」と回答した人では実家暮らしが70.2%と最多、ついでルームシェア・同棲64.0%、最後にひとり暮らし62.6%となるが、「毎日食べる」に絞ってみると実家暮らしの10.9%は最多で変わらないものの、次にひとり暮らしの9.0%が入る。1割毎日冷凍食品を食べ、6割以上が毎週冷凍食品を食べるという程、冷凍食品は保存食ではなく日常食として浸透していることが分かる。

Q6)冷凍食品を購入してから食べるまでの期間(居住スタイル別)

冷凍食品は購入後、「1週間以内に食べる」と回答した人が全体の半数という結果に。「2~3日以内に食べる」と回答した人では、ひとり暮らしの18.3%が最多で、「購入当日に食べる」と回答した人でもひとり暮らしが4.5%と高い結果になった。ひとり暮らしでは冷凍庫のスペースが狭くなりがちなことから自宅にストックしている冷凍食品数も比較的少ないという結果も出ており、冷凍食品の“速食”傾向がうかがえる。

Q7)冷凍食品を食べる目的(居住スタイル別)※複数回答

冷凍食品の利用目的としては全体の6~7割が「食事のメイン」として利用していることが分かった。属性別の傾向をみると、「食事のメイン」目的ではひとり暮らしが比較的多く、「お弁当目的」ではルームシェア・同棲が、「スイーツ・おやつ」では実家暮らしが多く、居住スタイルに応じた傾向がみえる結果となった。

Q8)よく購入する冷凍食品(居住スタイル別)※複数回答

最もよく購入されている冷凍食品は「パスタ・うどん等の麺類」で、ついで「餃子」「炒飯・ピラフ等のご飯類」と続く。ひとり暮らしでは「餃子・唐揚げ」は比較的低くなり「カット野菜(冷凍野菜)」が高くなる傾向。ルームシェア・同棲はお弁当目的、実家暮らしではスイーツが比較的高くなるのも特徴だ。

Q9)冷凍食品へのイメージ(居住スタイル別)

冷凍食品に対するイメージでは全属性を通して「調理の時短になる」が高く、次いで「保存食になる」、「自分では作れない料理が食べられる」が続く。冷凍食品=保存食のイメージはあるものの、日常の料理や食事のなかで冷凍食品を活用している様子がうかがえる。

今回の調査の結果、冷凍食品を毎週食べる人では実家暮らしが70.2%、ルームシェア・同棲64.0%、ひとり暮らし62.6%と、大多数が冷凍食品を毎週食べており「日常食化」していることが分かった。冷凍食品購入後1週間以内に食べる人も47.6%~49.8%と、保存食ではなく日常食として食べる「速食」傾向が分かる。

冷凍食品の購入目的でも、やはり日常食として「食事のメイン目的」での購入が高く、全属性を通して最も購入する冷凍食品は麺類・ご飯類がランクイン。ひとり暮らしでは「カット野菜(冷凍野菜)」の購入割合が比較的高くなる傾向で、ひとり分の料理では食材を余らせる懸念から、カット野菜(冷凍野菜)が支持されていると推測される。

冷凍食品に対するイメージとして全体的に「調理の時短になる」というタイパ視点での評価が高い結果になった。くわえて、ひとり暮らしでは「料理で食材を余らせるリスクからカット野菜(冷凍野菜)を活用」、「購入後は長く冷凍庫に保存せず数日以内に食べる“速食”」の傾向からも、冷凍食品はひとり暮らしの生活に利便性が高いことが分かる。

[調査概要]
調査時期:9月10日(火)~9月15日(日)
調査方法:インターネット調査(メゾンエイブルLINE公式アカウントよりアンケート告知)
回答者数:計4345名
有効回答:計3621名 ※設問によって有効回答数は異なる
居住別
 賃貸ひとり暮らし:2498名
 ルームシェア・同棲:317名
 実家暮らし:806名

エイブル=https://www.able.co.jp


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