- Drink&Food2024/11/07 17:16
サントリーHD、適正飲酒の大切さとお酒の魅力を伝える新たな活動「ドリンク スマイル」を開始
サントリーグループは、「お酒は、なによりも適量です。」というメッセージを盛り込んだモデレーション広告(同社の適正飲酒啓発広告の呼称。モデレーションとは「ほどほど」「中庸」を意味する)を1986年から展開するなど、“ほどほど”にお酒を楽しむ適正飲酒の大切さを訴え続けてきた。また2011年から企業や自治体等向けに実施している適正飲酒啓発セミナーでは、昨年までの13年間で延べ3万6000人に、お酒の正しい知識と付き合い方を伝えてきた。今回、適正飲酒の大切さとお酒の魅力を伝える新たな活動として「ドリンク スマイル」を11月6日から開始した。「ドリンク スマイル」では、適正飲酒啓発による「お酒との共生社会実現」に、「お酒文化の継承」を加えることで、正しく多様なお酒の楽しみ方を伝えるという。同日に行われた「新たな適正飲酒啓発活動に関する説明会」では、「ドリンク スマイル」の概要や酒類企業としての社会的責任の実践などについて発表した。
まず、サントリー 代表取締役社長 鳥井信宏氏が適正飲酒の大切さとお酒の魅力を伝える新たな取り組みについて発表した。「当社は、“人と自然と響きあい、豊かな生活文化を創造し、『人間の命の輝き』をめざす。”ことをパーパスに掲げ、『お酒の価値』を大切に伝え届け人々の生活に潤いを与えることを使命にしている」と、同社の目的とありたい姿について語る。「時代の変化とともに、ノンアルコールを含むお酒の飲み方も変化を続けている」と、お酒の楽しみ方が多様化しているのだという。「2人に1人の消費者が4種類以上のお酒を楽しんでいる」と、ビールだけでなく、日本酒や焼酎、ワインなどを飲用する人がアルコール飲用者の半数以上を占めると訴える。「当社では、幅広いポートフォリオを活かし、今後も新需要・酒文化創造の取り組みを強化していく」と、同社ならではの多彩なラインアップで消費者のニーズに対応していくと意気込む。「そして、時代のニーズに寄り添い、これからも酒文化の創造を通じて人々の心を豊かにしていく」と、消費者に寄り添った酒文化を創出していくと力説した。
「一方で、当社は『お酒は、なにより適量です。』という言葉を用いて、1986年からモデレーション広告を開始。1991年にはアルコール関連問題の専門組織、事務局を設置し、2011年には適正飲酒啓発セミナーを開始した。2014年にはグローバルな展開も開始している」と、適正飲酒啓発活動も行っていると胸を張る。「そして、今年から『ドリンク スマイル』活動を開始する。この活動では、適正飲酒とともに、お酒の価値を実際に体験できるドリンクスマイルセミナーを実施する」と、お酒が持つ素晴らしい価値と適正飲酒について動画で学ぶ活動や、複数カテゴリでセミナーを準備し、実施したいパートを選択可能にするなどして、お酒について知り、その良さを体験できるセミナーを実施していくと説く。「ドリンクスマイルセミナー動画には、俳優の吉高由里子さんに出演してもらうことで広く訴求することに務める」と教えてくれた。「このドリンクスマイルセミナーは、企業、自治体、大学を中心に2025年から年間3万名に実施する計画となっている」と、多くの人々に適正飲酒の大切さを訴求していくと力説した。
次に、酒類企業としての社会的責任の実践について、サントリーホールディングス 執行役員 グローバルARS部長 宮森洋氏が紹介した。「アルコール関連問題の取り組みについては、国内・グローバルでの適正飲酒啓発活動の他、従業員に対する適正飲酒教育、責任あるマーケティングの実践、酒類業界と連携した取り組みを行っている」とのこと。「全世界で、2030年までに延べ10億人に適正飲酒に関するメッセージを届ける」と、国内だけでなくグローバルに展開していくと訴える。「従業員に対する教育では、グローバル全体の従業員約4万人を対象にeラーニング・勉強会等を毎年実施。責任あるマーケティングの実践では、自主基準の遵守だけでなく、営業・マーケティング活動に関する事前審査を実施したり、商品への注意表示など実践していく」と、具体的な取り組みについて発表した。「酒類業界と連携した取り組みでは、酒類業界団体の活動に参画し、国内外で法定年齢未満の不適切な飲酒防止・適正飲酒の啓発を推進していく」と語っていた。
「ドリンク スマイル」活動では、2025年から2030年までの6年間で、日本国内で延べ20万人を目標に「ドリンク スマイル」セミナーを開催。同社グループの考え方に賛同したパートナー企業や自治体などを対象に、お酒に関するコンプライアンス意識の向上や、健康推進支援の側面から社会へ貢献していくという。また、世界で酒類事業を担うサントリーグローバルスピリッツ社においてもグローバルでの適正飲酒啓発活動を強化。日本の「ドリンク スマイル」の活動と合わせ、世界で「2025年から2030年の6年間で延べ10億人の消費者に向けて適正飲酒に関するメッセージを届ける」ことを目指すとしている。
「ドリンク スマイル」のロゴ・ステートメントについて、「ドリンク スマイル」が目指すのは、適正飲酒とノンアルコールも含めた“お酒”によって笑顔がもたらされる「お酒との共生社会」とのこと。笑顔が重なり、キラリと光るロゴには、お酒のある席で、お酒を飲む人も飲まない人も、すべての人が分け隔てなく、豊かな時間を共有することで、新しい出会いや発見が生まれ、笑顔の絶えない空間になることを表現している。
また、お酒を飲む人、飲まない人、すべての人が分け隔てなく、みんなが豊かな時間を楽しんで、ずっと笑顔であるように。そんな思いを込めて、自分に合った美味しいドリンクを楽しみながらお酒との上手な付き合い方を知ることができる「SUNTORYドリンクスマイルBAR」を期間限定で開催する。多くの人々の来場を待っているという。
[「SUNTORY ドリンクスマイル BAR」概要]
開催日時:
11月6日(水):13:00~21:00
11月7日(木):11:00~21:00
11月8日(金):11:00~21:00
11月9日(土):11:00~20:00
11月10日(日):12:00~21:00
※ドリンクのラストオーダーは終了1時間前(9日(土)のみ終了30分前)
場所:東京ミッドタウン日比谷(東京都千代田区有楽町1-1-2)1階アトリウム
BARの利用について:利用は20歳以上の人限定
ドリンクは有償(1杯200円)、ひとり1杯までの提供
数量限定のため、予定数量を販売次第終了
車・バイク(同乗者を含む)・自転車などを運転する予定のある人、妊娠中および授乳期の人へはお酒を提供できない
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