- Drink&Food2023/01/19 12:23
キユーピー「やさしい献立」シリーズ、“舌でつぶせる”区分から「たまごと牛肉の雑炊」と「たまごと鶏の雑炊」を発売
キユーピーは、市販用介護食「やさしい献立」シリーズの“舌でつぶせる”区分(日本介護食品協議会が定めたユニバーサルデザインフードの自主規格。かむ力や飲み込む力に応じた4区分(容易にかめる・歯ぐきでつぶせる・舌でつぶせる・かまなくてよい)と、とろみ調整で構成)から、「たまごと牛肉の雑炊」「たまごと鶏の雑炊」の2品を新発売し、雑炊のラインアップを4品に拡充する。
日本の高齢化率が過去最高を更新する中、定年の延長で65歳以上の高齢就業者数は18年連続で増えており(総務省 統計トピックス No.132「統計からみた我が国の高齢者」)、今後“働きながらの介護”についても増加や長期化が予想される。在宅の介護サービス利用者も増加傾向(厚生労働省 第92回社会保障審議会介護保険部会 資料1「介護保険制度をめぐる最近の動向について」)にあり、市販用介護食の需要は今後も高まるものと考えられる。さらに要介護者だけでなく、コロナ下の自宅療養や隔離が必要な場面など、“ユニバーサルデザインフード(UDF)”としての需要や認知も広がり始めている。
UDF市場は、とりわけ手作りが大変な“舌でつぶせる”“かまなくてよい”の区分が伸長し、中でも調味した主食である「雑炊」や「おじや」の伸びが顕著となっている。そこで今回、「やさしい献立」から雑炊2品を新発売し、雑炊のラインアップを4品に拡充する。
新商品の「たまごと牛肉の雑炊」「たまごと鶏の雑炊」は、素材にこだわり、焼津産かつお節のだしと国産コシヒカリを使用した。かつお節のだしをベースに肉のうま味をかけ合わせ、メリハリのある味わいに仕立てている。また、高齢者に不足しがちなカルシウムを無理なく補えるよう、キユーピーの独自素材「卵殻カルシウム」を配合している。卵殻カルシウムはリンの含有量が少なく理想的なカルシウム源といわれており、カルシウム補給に適している。卵殻の利用は、持続可能な社会に向けた食資源の有効活用にもつながる。
キユーピーは、今後も「やさしい献立」シリーズを通して、介護に携わる人・介護される人のさまざまな食のニーズに応えていく考え。
[小売価格]各173円(税込)
[発売日]3月2日(木)