- Drink&Food2024/11/18 18:53
LIXIL、料理にまつわる家事に関する意識調査、約8割が献立に悩み、洗い物を面倒と感じている現状が明らかに
LIXILは、LIXILサイト来訪者840人を対象に、料理にまつわる家事に関する意識調査を実施した。料理には、下ごしらえや調理などの「作る工程」以外にも、レシピ本に載っていない「名もなき工程」が複数存在する。今回は、その中から「献立を考える」「調理中の洗い物」「お皿を出して盛り付け」の3テーマについて意識調査を実施。そこから明らかとなった実態を、LIXILのキッチンアンバサダーを務める伝説の家政婦 タサン志麻さんによる負担軽減のためのアドバイスと共に紹介する。そして調査の結果、約8割が献立に悩み、洗い物を面倒と感じている現状が明らかになった。
献立について質問したところ、「毎回悩む」(41.5%)「時々悩む」(33.9%)と、約8割(75.4%)の人が献立を考えることに悩んでいることが明らかとなった。
さらに、どのように献立を考えているかについては、「食材を見て考える」という回答が最も多く(50.6%)、次いで「WEB・アプリ・SNSを見る」(34.2%)「家族や同居人に聞く」(18.7%)となった。他にも「安い野菜を使ったレシピ」や「健康を考えて」などの家計や健康に配慮して考える人、「その日の気分」などの回答も複数挙げられた。
次々と新しいレシピを生み出している志麻さんは、ゼロから献立を考えるのではなく、基本の調理法から食材や調味料を変えて思いつくことが多いのだとか。ちょっとアレンジするだけで別の料理になるので、簡単にマンネリから抜け出せるとのこと。特にオーブン料理はアレンジしやすく、好きな野菜に、肉または魚を並べ、味付けを変えるだけでよいので、オススメだという。
食器や調理器具などの洗い物は、料理につきものの作業。料理は好きだけど洗うのは苦手、という人も多いのでは。今回の調査で洗い物について尋ねたところ、半数以上が「毎回洗い物を面倒に感じている」(54.4%)と回答し、「時々面倒に感じる」(26.6%)まで含めると、8割以上(81.0%)に及ぶことがわかった。
洗い物をするタイミングとしては、調理中に作業工程が切り替わるとき(野菜を切った包丁を洗って肉を切るなど)(42.3%)や、食事後に調理器具や食器をまとめて洗うとき(37.8%)が多かった一方で、調理器具や食器を棚から出したら洗ってから使うというマメな人も1割強(12.8%)いた。
また、食洗機があるのに使わずに手洗いしているという回答が11.2%あり、キッチン機器の利便性を上手く活用できていない可能性が示唆されたほか、料理をする人と洗い物をする人で担当を分担している人は1割未満(8.7%)に留まり、役割が集中している傾向も見られた。
多くの人が面倒と感じていることが明らかになった洗い物。その負担を少しでも軽減するために工夫していることを聞いたところ、多くのアイデアが寄せられた。一部を紹介しよう。
調理の際には、「はさみを使う」「まな板を使わず牛乳パックを活用」「まな板シートを使う」「食材を袋の中で混ぜる」「1つのフライパンで複数の料理をする(タレなどを使う場合は後半に)」「野菜を切ってから肉を切るなど、順番を工夫して調理器具を使いまわす」「こまめに洗ってシンクに溜まり過ぎないようにし、1回の洗う量を減らす」といった意見が挙がった。
盛り付けの際には、「なるべくワンプレートにする」「大皿に盛ってみんなでとって食べる」「食器としても使える保存容器を使う」「食洗機に入れやすい食器を使う」といった声が聞かれた。
実は調理の中で洗い物をしている時間は案外長いと語る志麻さん。みんなからのアイデアにも登場した、油で汚れる前にこまめに洗うことや、茹で汁で油汚れを浮かせることが後々の手間を省くコツだと教えてくれた。今後キッチンリフォームを考えている人は、手をかすだけで水が出てくるLIXILのタッチレス水栓「ナッシュハンズフリー」や、調理と片付けを同時にできる「Wサートシンク」など、こまめ洗いを格段にやりやすくする機能にもぜひ注目してほしいという。
せっかく料理が完成しても、最後の盛り付けで苦戦する人も多いようだ。今回の調査でも半数以上(55.2%)が料理の盛り付けを「苦手」(14.6%)「どちらかというと苦手」(40.6%)と回答している。
苦手な理由として、「美味しそうな彩り、雰囲気を出すのが難しい」「不器用」「センスがない」「フライパンからお皿に上手に移せない」「盛り付け方とお皿の選択のセオリーがわからない」「面倒」「時間に追われて気が回らない」「見た目よりも栄養、食べれればよい」といった意見が挙がっていた。
得意な理由では、「料理の仕事をしている」「彩りをよくしている」「盛り付けを前提に食材を選んで調理している」「インスタで学んでいる」といった声が寄せられた。
志麻さんからのアドバイスは大皿を使うこと。小皿に分けるより簡単で華やかになるし、お皿をいくつも並べて盛り付ける必要がないので洗い物を減らすこともできるという。また、今回の調査で苦手と回答した人が多かった、彩りなどのセンスもあまり問われずに盛り付けられるのだとか。大皿から自分で取り分けると「何が入ってるんだろう?これは美味しそうだなぁ」など会話が弾むので、子どもの食育にもオススメだという。
今回ご紹介した「名もなき工程」に関する志麻さんのアドバイスは、リシェル公式インスタグラムでも紹介している。
[調査概要]
調査名称:料理にまつわる家事に関する意識調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:10月1日~10月31日
有効回答:LIXIL公式HPのキッチンページ閲覧者840人(20~80代男女)
LIXIL=https://www.lixil.co.jp
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