イトーヨーカ堂、イトーヨーカドーとヨークの5店舗限定で陸上養殖サーモン「桃太郎サーモン」を使用した商品を販売

イトーヨーカ堂（以下、イトーヨーカドー）は、1月22日からイトーヨーカドーとヨークの5店舗限定で陸上養殖サーモンを使用した商品の販売を開始した。

近年、水産業界は気候変動などによる海洋環境の変化によって、これまで獲れていた魚の漁獲量が急激に減少するなど、私たちの食卓にも大きな影響が及び始めている。

こうした状況の中、陸上養殖は「漁獲量の減少」や「魚種の変動」といった課題に対する持続可能な解決策として注目されており、同取り組みでは、陸上養殖において豊富な知見を持つひらやま（熊本県八代市の「ひらやま式陸上養殖システム」で育ったサーモンで、天然地下水で育てるため、虫も入らず安全・安心な生食可能な国産トラウトサーモン）と連携し、稚魚の育成から出荷まで一貫した管理体制を構築することで、より安全で新鮮な陸上養殖サーモン「桃太郎サーモン」を届けられるようになった。

イトーヨーカドーは、これまでも持続可能な社会の実現を目指し、水産資源の保護に積極的に取り組んでおり、2020年3月には日本の大手小売業として初めて「MEL認証（MEL認証とは、日本発の水産エコラベル認証制度で、水産資源の持続性と環境に配慮している事業者（漁業・養殖業）を第三者が審査し認証。その水産物を使用して流通・加工する事業者も認証を必要とし、それらを経て水産物にMELのロゴマークを付与して消費者に届ける仕組み）」を取得し、環境への取り組みを進めてきた。今回、販売を開始する陸上養殖サーモン「桃太郎サーモン」は、こうした取り組みの一環であり、消費者に安全・安心で美味しい水産物を届けるとともに、持続可能な水産業の発展に貢献していく考え。

来年度中には、陸上養殖サーモンのイトーヨーカドー全店での販売を目指す。

イトーヨーカドーはこれからも、多様な商品やサービスを通じて、消費者とともに環境や資源・生態系を守り、水産業や魚食文化の持続的な発展に繋がる取り組みを継続していく考え。

「桃太郎サーモン」の特長は、稚魚のときから餌に乳酸菌を混ぜて与えることによって、甘みと旨みがあるサーモンになる。味わいは、生食可能なサーモンならではの上品な脂が特長だとか。

［小売価格］
海鮮握り（桃太郎サーモン入り）：1080円
桃太郎サーモン握りが入ったサーモン尽くし：950円
桃太郎サーモン握り（5貫）：648円
（すべて税込）
［発売日］1月22日（水）

イトーヨーカ堂＝https://www.itoyokado.co.jp
セブン＆アイ・ホールディングス＝https://www.7andi.com