飲食店におけるキャッシュレス決済の利用実態と今後の利用意向の調査、飲食店では「キャッシュレス派」が71.5%

リクルートの外食市場に関する調査・研究機関「ホットペッパーグルメ外食総研」は、飲食店でのキャッシュレス決済の利用実態と意向についての消費者アンケートを実施した。その結果、飲食店では「キャッシュレス派」が71.5%となった。2019年3月の調査時の52.9%から大幅に増加している。一方、「ポイントやキャンペーン」が魅力も、「通信障害・停電」が不安と回答していた。

飲食店での支払い方法について、「ほぼ毎回、現金以外の支払い方法を利用している」+「現金以外の支払い方法の利用が多いが、時々現金で支払うこともある」の「キャッシュレス派」が計71.5%で、「滅多に現金以外の支払い方法を利用しないが、時々ある」+「現金以外では支払いしない」の「現金派」が計28.5%。「キャッシュレス派」が2019年3月調査時の計52.9%から大幅に増加した。

「キャッシュレス派」は60代女性で最も割合が高く(計74.9%)、次いで30代女性が割合が高かった(計74.6%)。逆に、20代女性は最も「現金派」(計32.0%)の割合が高かった。

現在主に利用している支払い方法(現金以外でも支払いが可能な場合)は、1位「クレジットカード」(49.6%)、2位「QRコード・バーコード決済」(27.0%)。2019年比で「QRコード・バーコード決済」が急増している。

現金以外の支払い方法を今後利用するかについて、「積極的に利用したい」+「まあ利用してもよい」が計88.3%。「あまり利用したくない」+「まったく利用したくない」の計11.7%に比べて圧倒的に優勢だった。

キャッシュレス決済にポジティブな理由は、1位「キャッシュレスにはポイントやキャンペーンなどの特典がある」(55.7%)、2位「キャッシュレスの方が財布がスッキリする、身軽になる」(48.5%)、3位「キャッシュレスだと支払いが早く済む」(44.5%)だった。

ネガティブな理由は、1位「通信障害や停電等の非常時には使えなくなるリスクがある」(15.8%)、2位「現金しか利用できない店もあるため、現金の方が便利」(14.5%)、3位「キャッシュレスは請求額が膨らむ・使いすぎてしまうのが怖い」(14.1%)となった。

[調査概要]
調査期間:2022年12月1日(木)~2022年12月8日(木)
有効回答数:9731件
調査方法:インターネットによる調査

ホットペッパーグルメ外食総研=https://www.hotpepper.jp/ggs/


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