- Drink&Food2025/02/18 20:36
キリン、「本麒麟」の味覚・パッケージをリニューアル、「うまいが今日を明るくする」がキャッチコピーの新TV-CMもOA
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キリンビールは、「本麒麟」(350ml缶、500ml缶)の味覚、パッケージともにリニューアルし、2024年12月製造品から順次切り替えている。2月17日から、俳優の江口洋介さん、広瀬アリスさん、中村アンさん、中尾明慶さんが出演する、「本麒麟」の新TV-CM「うまいが今日を明るくする」篇を順次放映開始した。2月17日には、新しくなった「本麒麟」の試飲会を行い、中味やパッケージ、コミュニケーションについて紹介した他、醸造家による「本麒麟」のおいしさのこだわりについて説明した他、「本麒麟」の試験醸造品と完成版の飲み比べを実施し、「本麒麟」らしいバランスの良い中味へと進化した過程を解説した。
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「『本麒麟』は2018年3月に発売以降、多くの消費者に愛され続け、累計販売本数は39億本を突破、エコノミーカテゴリをけん引し続ける存在となっている」と、キリンビール マーケティング部 ビール類カテゴリ戦略担当 主査 佐藤洋介氏は、求めやすさだけでなく、品質の良さ・うまさへのこだわりによって、毎日気兼ねなく飲めるうまいビール類として支持を得ていると紹介する。「『本麒麟』は、本当にうまいビール類を飲みたいという消費者の声に応えるべく誕生。当社が培ってきたこだわりと技術を惜しみなく注いだブランドとして、今年で発売8年目を迎える。また、発売以降毎年リニューアルを行い、うまさの進化を継続している」と、毎年リニューアルを重ねながら、うまさの進化を図ってきていると強調する。
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「これからも『本麒麟』は、ビール類らしい、コク・飲みごたえと飲み飽きない味のバランスを両立するブランドとして、エコノミーカテゴリのど真ん中のうまさを体現するブランドを目指していく」と、「本麒麟」が目指す未来について語る。「今年のリニューアルでは、“うまい!が今日を明るくする”というメッセージを真ん中に、俳優の江口洋介さん、広瀬アリスさん、中村アンさん、中尾明慶さんをメッセンジャーに起用。大きく刷新したコミュニケーションを展開する」と、2月17日からOAを開始した新TV-CM「うまいが今日を明るくする」篇を披露。「2018年発売以降、赤の空間で『本麒麟』と出会ったタレントの人々が、『本麒麟』のうまさに気付いていくシリーズを展開してきた。しかし、発売時と時代背景も異なってきている昨今において、ブランドの目指す姿勢をより体現していくために、大きく刷新する」と、出演者の美味しそうな表情をメインにしたCMに刷新したと説明する。
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「発売時から大切にしているモノの良さ・うまさへのこだわりを、いままでは製法や素材などの機能を説明的に伝達してきたが、機能ではなく、その裏側にある『本麒麟』醸造家の日常の熱い想いを描くことで、共感を獲得するコミュニケーションへ進化させる」と、醸造家の想いを描くデジタルコミュニケーションも展開すると教えてくれた。
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「今回のリニューアルでは、パッケージも進化。『本麒麟』の品質の良さは維持しながらも、より消費者が手に取りやすいデザインへ進化させるべく、“金色を明るく”、“ブランドの視認性を高める”といった2点のブラッシュアップを実施した」と、聖獣・帯の金色の印象を明るくするために、明るい金色へと変更した他、オーバル・ロゴ・帯を缶の中心部へ要素集約することで、よりブランドの印象度を高めていると解説した。
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次に、同 マーケティング部 商品開発研究所中味開発グループ 八巻幸太郎氏が今年の「本麒麟」のリニューアル内容について説明した。「リニューアルでは、『本麒麟』の香味バランスであるコク・飲みごたえを維持しながら、飲み飽きなさを強化し、『本麒麟』史上最高のうまさを目指した」と、醸造工程の見直しと原料の増量を図ったのだと力説する。「ビール類の製造工程は、(1)仕込(2)発酵(3)貯蔵(4)濾過(5)パッケージングとなる。仕込はビール類の香味の骨格を作る重要な工程。ビール類らしい味わいを作り続けているのは酵母であるため、発酵では生き物である酵母の些細な変化にも注意している」とのこと。「原料にはドイツビールでも広く使われているヘルスブルッカーホップを贅沢に使用することで、上品な花のような香りと質の良い苦味が感じられる味わいとなっている」と、ビールらしい味わいである所以について紹介する。「『本麒麟』では、一部を別の釜に取り、高い温度で加熱する工程によって、麦のうまみが増す。これがコク・飲みごたえのある味わいを作り出している」と、味に効いてくるポイントについて解説。「低い温度でビール類を保管・熟成させることで、雑味成分を取り除きすっきりした味わいを実現した」と、貯蔵についてもこだわっていると訴えた。
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そして、「本麒麟」完成版から3ヵ月前に実施した際の試験醸造品および完成版から1ヵ月前に実施した際の試験醸造品、完成版の飲み比べを実施した。「試飲する際には、まず、グラスを回し香りを味わう。次に、少しビール類を口の中に含み舌の上で転がすようにして味わう。最後に、喉をゆっくりと通ってのどごしや鼻に抜ける香り(戻り香)を味わう」と、八巻氏が試飲するときの飲み方をレクチャー。「3ヵ月前の試験醸造品では、発酵工程や原料配合を調整することで、すっきりとした飲み飽きなさを強化した。一方で、ビール類らしい飲みごたえも維持できるように、デコクション製法へ変更したり大麦の使用量を増やすことで、飲みごたえと飲み飽きない味わいを実現した」と、目指す味について説明する。「1ヵ月前の試験醸造品では、3ヵ月前の試験醸造品で感じられたやや後雑味を改善するべく、ホップ由来の渋味や雑味を低減するため、ホップの配合を見直すことで味わいのバランスを調整した」と、少しすっきりした味わいに調整したのだという。「しかし、1ヵ月前の試験醸造品に対する消費者調査では、『本麒麟』らしいホップの香りや味の厚み、苦味のバランスが崩れてしまっているとの意見がみられた。そこで、糖化条件を見直すことで麦のうまみを引き出すことにした」と、調査結果を踏まえ、「本麒麟」の重要な香味バランスであるコク・飲みごたえ、後味の良さを両立したバランスの良い中味へ進化させたのが完成版なのだと述べていた。
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最後に、八巻氏から「本麒麟」のおいしい注ぎ方が紹介された。「まず、なるべく高い位置からビール類を注ぎ、グラスを泡でいっぱいにする」と、豪快に注ぐのがポイントとのこと。
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「泡の量がグラス半分程度におさまったら、グラス1cmほど泡が盛り上がるまで『本麒麟』を注ぎ込む」と、泡がこぼれないようにゆっくりと注ぐのだとか。「最後に『本麒麟』をそっと注ぎ足し、グラスから2cm程度の泡を盛り上げたら完成」と、泡が立つように注いでほしいとアピールした。
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さらに、「本麒麟」と合うおつまみとして、からあげ+柚子胡椒、ポテトサラダ+明太マヨ、カッテージチーズ+かつおぶし・醤油も提供された。
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「本麒麟」は「すべてのビール類好きの毎日をうれしくする。」ことを目指すブランドとして、「造り手の思いが込められたうまさ」であることを消費者に体感してもらい、幸せな時間を提供することで、ビール類市場のさらなる活性化を目指していく。
[小売価格]オープン価格
[発売日]2024年12月製造品から順次切り替え
キリンビール=https://www.kirin.co.jp