- Drink&Food2025/03/31 18:02
味の素、渋谷の飲食店で「渋谷音飯プロジェクト」を展開、佐々木彩夏さんがスマホを置いて音でご飯を楽しむ「音飯」を体験

味の素は、スマホを置いて音でご飯を楽しむ「音飯プロジェクト」を昨年11月6日に開始し、第一弾として全国500名を対象に「スマホ見ながら飯」に関する調査を実施した。そして今回、プロジェクト第二弾として、3月13日から、若者が集まる街・渋谷で「渋谷音飯プロジェクト」を始動した。同日に行われた発表会では、プロジェクトの概要や実施背景を紹介した他、ゲストとして、ももいろクローバーZの佐々木彩夏さんが登場し、私生活での「スマホ見ながら飯」にまつわるトークに加えて、佐々木さんにも「音飯」を体験してもらった。
「音飯プロジェクト」は、食事の間はスマホを置いて、“音”を聴きながら食事本来のおいしさを楽しんでもらおうという企画。プロジェクトを立ち上げた経緯について、味の素 コミュニケーションデザイン部 コミュニケーション戦略グループの油谷一輝氏は、「この企画は、2023年秋頃から検討を始めた。『アミノサイエンスにより人・社会・地球のWell-beingへ貢献する。』をパーパスとして掲げる当社としては、スマホを見ながら一人で食事をする『スマホ見ながら飯』によって、食べ過ぎや食本来のおいしさが損なわれている可能性があることに着目。この社会課題を楽しく解決するアプローチを提案することで、Well-beingに貢献したいと考えた」と述べている。

「音飯プロジェクト」の第一弾で実施した「スマホ見ながら飯」に関する調査では、10~20代の約8割がスマホを見ながら食事をしていると回答。さらに「一人で食事をする際に味わって食事ができているか」と聞くと、約半数が「味わって食事ができていない」ことが明らかになり、「スマホ見ながら飯」と食事の関係が「味わい」に影響を与えている可能性を示唆する結果となった。「この調査が解禁されて間もなく、TVなどの複数メディアで同プロジェクトが取り上げられ、記事のコメントでは1300件以上も『スマホ見ながら飯』に関して賛否両論の声が相次いで投稿された。さらに、SNS上で15万いいねを超えるユーザー投稿も見受けられるなど、多くの声が上がった。著名人もYouTubeや番組で言及するなどメディアやSNSなどを通じて話題を呼び、『スマホ見ながら飯』への関心の高さを感じた」という。
これを受け、3月13日から、同プロジェクトの第二弾として、東京・渋谷で「渋谷音飯プロジェクト」を開始した。渋谷区の飲食店17店舗からの賛同を得て、スマホを置いて音でご飯を楽しむ「音飯」を体験できる場を提供している。「渋谷は、一人で入れる飲食店が多く、『スマホ見ながら飯』をしている人が多いと考えた。また、『スマホ見ながら飯』を行っている割合が特に多い10~20代の若者が多く集う街であることから、渋谷の街を“ながら”の楽しさはそのままに、ご飯をもっとおいしく味わう『音飯プロジェクト』のひとつの発信拠点として展開していくこととした。スマホを置いて、音でご飯を楽しむことを体験できる場を設けて、たくさんの人に『音飯』の魅力を伝えていく」と、渋谷を舞台に第二弾プロジェクトを展開する狙いを説明した。

「渋谷音飯プロジェクト」は、若者が多く集まる「渋谷区」の、「食事本来のおいしさを感じて欲しい」という想いをもった飲食店17店舗と、「“音”の可能性をさらに広げていきたい」と思う在京ラジオ局5局(ニッポン放送、TBSラジオ、文化放送、TOKYO FM、J-WAVE)の賛同を得てスタート。ラーメンやカレー、ハンバーガーなど幅広いジャンルの店舗で「音飯」を体験できる。また、ラジオ5局の各人気番組で、今回限りの“オリジナル番組・Podcast エピソード”を制作。ツール設置店舗でしか聴けない限定番組・エピソード“として用意している。
「音飯」は、簡単3ステップで実践できる。まず、自分の好きなラジオや音楽を設定。次にスマホを裏返して机の上に置き、自身のイヤフォンやヘッドフォンで“音”を聞きながら食事を楽しむ。音量は、周囲の声が聞こえる程度の低音量で設定するのがポイントとのこと。

プロジェクト開始日である3月13日には、同プロジェクトの賛同店舗のひとつである「JINNAN CAFE」で発表会を開催した。発表会では、油谷氏が、「渋谷音飯プロジェクト」の実施の背景と概要について説明。昨年の「スマホ見ながら飯」に関する調査データから若者の食生活における「スマホ見ながら飯」の習慣化への課題感を示し、「忙しい日々の中でも『音飯』を通して、食事本来のおいしさを楽しんでほしいと考えている」とコメントした。その後、「渋谷音飯プロジェクト」に賛同した渋谷区の17店舗を紹介し、それらをまとめた「音飯マップ」を初公開。「音飯マップを見ながら、賛同した17店舗にぜひ足を運んでもらい、『音飯』の楽しさや魅力を体感してほしい」と、「渋谷音飯プロジェクト」への想いを語った。

次に、賛同店舗である「JINNAN CAFE」店長の芦野統氏と、「辛麺華火 渋谷店」店長の福田康平氏が登壇し、「渋谷音飯プロジェクト」への賛同の理由について、「ひとりで来店する人はスマホを片手に料理を食べる人も多い。彩りにもこだわって提供しているので、『音飯』を通してもっと料理をおいしく食べてほしいと思い、賛同させてもらった」と述べた。また、期待することについては、「いつもきてくれる常連さんにも『音飯』を通じて、当店のメニューをさらに楽しんでもらいたいと考えている」と話していた。

ここで、ゲストとして、「オールナイトニッポン PODCAST 佐々木彩夏の0100」パーソナリティを務めるももいろクローバーZの佐々木彩夏さんが登場。佐々木さんは、「食べることが大好きなので、昼ご飯を食べたらすぐ夜ご飯のことを考えている」と食事への愛を語る。

日常生活で、「スマホ見ながら飯」をしている頻度に関しては「1週間に12回」と回答。自分自身が習慣化していることに驚いた様子を見せ、ヘッドフォンをつけて実際に「音飯」を体験した。「スマホを見ながらだと、つい画面に注目してしまっていた。『音飯』のおかげで、いつもより料理の見た目や味に集中できた気がする」と、「音飯」の感想を伝えてくれた。

また、佐々木さんの番組タイトルにちなんで、「音飯」体験を100点(あり)か、0点(なし)かで表現してもらうと、「もちろん100点。ラジオの面白さとご飯のおいしさの相乗効果でより楽しさを感じられた。今後もやっていきたい」と笑顔を見せていた。最後に佐々木さんは、「渋谷音飯プロジェクト」について、「『音飯』をすることで、一緒にご飯を食べているような楽しい気持ちになると思う。ぜひ私のオリジナル番組を聞きながら、一緒に楽しんでもらえたらうれしい」と、多くの人が「音飯」を体験することに期待を寄せていた。

プロジェクト開始後の消費者からの反響について油谷氏は、「SNSで実際に店舗に行った人から『音飯、ハマりそう』『今日も渋谷で音飯』という投稿がされたり、『音飯、とても素敵な企画だと思うので、ぜひ行ってみてほしい』と紹介されるなど、『音飯体験』を楽しんでもらっている様子が多く見られる。『音飯』に対する好意的な反応が広まりつつあると感じている」と、「音飯」の認知度は着実に高まってきているという。「過去には『飯スマホやめ~い!ステッカープロジェクト』と称して、人と食事をする時にスマホを使っていることに対する注意喚起・本音を、ステッカーを使ってさりげなく伝えるといった活動も実施してきた。また、『団ランランタン』という、スマホを使って食卓を明るく灯すような活動も展開してきた。このように様々な場面で『食事×スマホ』の関わりはあると思うので、引き続き今回の『音飯』を中心にいろいろなアプローチを検討していきたい」と、「音飯プロジェクト」の今後の展開にも期待してほしいとアピールした。
味の素=https://www.ajinomoto.co.jp/
音飯プロジェクトサイト=https://www.ajinomoto.co.jp/event/otomeshi/
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